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砂防課
県土整備部砂防課
目次
・砂防課からのお知らせ
・土砂災害とは
・土砂災害から身を守る
・土砂災害を防ぐ
・岐阜県砂防施設長寿命化計画
・砂防関係施設設計基準
・岐阜県さぼう遊学館
・公共土木施設の災害復旧
・砂防関係リンク
砂防課からのお知らせ
土砂災害とは
土砂災害は、大雨や地震などによって、山肌やがけが崩れたり、土砂や石混じりの水が谷や川から流れ出たり、火山の噴火などによって火砕流などが流れ出すことによって、人命や財産などが脅かされる自然災害です。
土砂災害には、主に土石流、がけ崩れ(急傾斜地の崩壊)、地すべりの3種類があります。
土石流 |
山から崩れてきた土や石が水といっしょになって、速いときは時速40キロ以上のスピードで流れ下ってきます。谷を削りながら太い木も根こそぎ倒し、谷の出口から広がって、町を襲います。 |
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がけ崩れ |
大雨や地震などにより、急な斜面が崩れます。一瞬のうちに起ることが多いため、逃げ遅れて被害にあう可能性があります。 |
地すべり | 比較的ゆるい斜面が地下水などの影響で広い範囲にわたって動きます。 |
・土砂災害の前兆
・過去の災害事例
・近年のがけ崩れ事例をふまえた急傾斜地(がけ地)の点検を行う際のポイント[PDFファイル/271KB]
・土砂災害の映像(外部サイト:国土交通省ホームページへリンク)<外部リンク>
土砂災害から身を守る
岐阜県は県土の約8割を山地が占めており、台風や大雨、地震などの地形的・気象的な条件によって、土砂災害が発生しやすい環境にあります。
県では、土砂災害による被害を防ぐため、砂防えん堤などの施設整備や警戒避難体制の整備などの対策を実施していますが、これらと併せて皆様一人ひとりが土砂災害に対して日頃から備えておくことも重要です。
土砂災害から身を守るために最低限知っておくべき3つのポイントを紹介します。
1 住んでいる場所が「土砂災害警戒区域」かどうか確認する
土砂災害が生じるおそれのある箇所は「土砂災害警戒区域」として指定しています。普段から自分の家や良く行くところについて、土砂災害警戒区域にあるかどうかを「ぎふ山の危険箇所マップ」などで確認しましょう。
「ぎふ山の危険箇所マップ」の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
<外部リンク>
また、いざという時にすぐ避難行動をとることができるように、避難場所や避難路を、お住まいの市町村で作成されているハザードマップで確認しましょう。
2 土砂災害警戒情報に注意する
雨が降り出したら、「土砂災害警戒情報」に注意しましょう。雨が止んでもしばらくの間は注意が必要です。
土砂災害警戒情報は、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったときに、市町村長が避難勧告などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう、県と気象台が共同で発表する防災情報です。
砂防課では「土砂災害警戒情報ポータル」を運用し、インターネット上でタイムリーな情報を公開しております。同ポータルでは、土砂災害警戒情報の発表状況や、県内の現在の土砂災害発生の危険度等を確認することができ、ご自身で避難を判断する際の参考にすることができます。
「土砂災害警戒情報ポータル」の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
また、「ぎふ川と道のアラームメール」に登録していただくと、携帯電話などに土砂災害警戒情報、道路通行規制情報、大雨や洪水の情報及び地震情報が自動的にメール配信されます。
出かけた先での情報の入手にも役立ちますので、ぜひご利用ください。
「ぎふ川と道のアラームメール」の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
3 早めに避難する
大雨によりお住まいの地域に土砂災害警戒情報が発表されたら、早めに近くの避難場所など、安全な場所に避難しましょう。
また、大雨が降ってない時でも、土砂災害が発生することもあります。土砂災害の発生前には「山鳴り」や「落石」などの異常を知らせる前兆現象が現れることがありますので、土砂災害警戒情報の発表がなくても、危険を感じたら躊躇することなく自主避難をお願いします。
この他、強い雨や長雨のときなどは、市町村から発表される避難に関する情報にも注意してください。
お年寄りや障がいのある人など避難に時間がかかる人は、移動時間を考えて早めに避難することが大事です。
激しい雨や浸水の中、屋外を移動することはかえって危険ですので、どうしても避難できない場合は、次善の策として、建物の2階以上の、がけや沢からなるべく離れた部屋に避難しましょう。
土砂災害を防ぐ
1 砂防指定地・急傾斜地崩壊危険区域・地すべり防止区域での行為等の制限
土砂の崩壊・流出、地すべり及びがけ崩れによる災害を防止するため、これら災害等の発生のおそれがある土地は、それぞれ砂防指定地、急傾斜地崩壊危険区域および地すべり防止区域に指定されています。これらの土地では土砂災害を誘発する恐れのある一定の行為が禁止又は制限され、制限行為を行うためには知事の許可が必要となります。
・砂防関係の法律<外部リンク>
・砂防指定地内行為許可に関する手続き
・急傾斜地崩壊危険区域内行為許可に関する手続き
・地すべり防止区域内行為許可に関する手続き
指定地、区域等を確認する際は、以下のリンクをご利用ください。
本サービスを利用できない時間は、国土交通省のハザードマップポータルサイト(https://disaportal.gsi.go.jp/<外部リンク>)をご利用ください。
国の法律や政省令、岐阜県の条例や規則に基づき、特定の人に対して直接に義務を課し、又は権利を制限する「不利益処分」の基準を公表します。
・土砂災害防止に関する不利益処分の処分基準[PDFファイル/346KB]
2 砂防関連法不適正事案の公表
砂防指定地内における違法開発行為や廃棄物の不法投棄等の不適正事案への対策として、不適正事案の概要を公表しております。
・砂防法関連不適正事案の公表
3 土砂災害防止法
土砂災害防止法は、土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害のおそれがある区域について、危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新規立地の抑制等の移転方針等のソフト対策を推進するために、平成13年4月に施行された法律です。
この法律に基づく基礎調査を実施し、県は「土砂災害警戒区域」と「土砂災害特別警戒区域」という2種類の区域を指定しています。
種類 | 内容 | 求められる対応 |
---|---|---|
土砂災害警戒区域 通称:イエローゾーン |
土砂災害のおそれがある区域 |
土砂災害に対する警戒避難の心がけ、準備が必要。 (宅地建物取引業者は、宅地又は建物の取引時に警戒区域内である旨の説明が必要) |
土砂災害特別警戒区域 通称:レッドゾーン |
建築物に損壊が生じ、住民等の生命又は身体に著しい危害が生じるおそれがある区域 |
建築物の構造の規制 特定開発行為に対する許可制 (宅地建物取引業者は、特定開発行為において、県の許可後でなければ広告、売買の契約はできない。また、宅地又は建物の取引時に特定開発行為の制限に関する事項の説明が必要) |
詳細については、以下のリンクをご覧ください。
4 岐阜県の土砂災害対策
土砂災害から県民の生命・身体を守るため、「八山系砂防総合整備計画」を策定し、ソフト対策の推進、ハード対策の重点化及び砂防施設の長寿命化を組み合わせた総合的な土砂災害対策を推進しています。
八山系砂防総合整備計画の詳細についてはこちら(八山系砂防総合整備計画のページ)をご覧ください。
土石流の対策 | |
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崖くずれの対策 | |
雪崩の対策 |
・浚渫発生土砂情報(令和2年度) [PDFファイル/116KB]
・浚渫発生土砂情報(令和3年度) [PDFファイル/308KB]
・浚渫発生土砂情報(令和4年度) [PDFファイル/142KB]
・浚渫発生土砂情報(令和5年度) [PDFファイル/289KB]
岐阜県砂防関係施設長寿命化計画
・岐阜県砂防関係施設長寿命化計画(令和6年3月改定) [PDFファイル/4.64MB]
砂防関係施設設計基準
・砂防事業設計要領(平成29年4月)[PDFファイル/21MB]
・がけ崩れ対策設計要領(案)(平成28年6月一部改正)[PDFファイル/3.2MB]
岐阜県さぼう遊学館
土砂災害の特徴や、災害から身を守るために必要な情報や避難のしかたを学んでいただく施設です。
予約不要で自由に見学ができますので、ぜひご利用ください。
(施設を研修利用する場合は事前予約が必要です。)
詳細については、こちら(岐阜県さぼう遊学館のページ)をご覧ください。
所在地 | 岐阜県海津市南濃町奥条 |
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開館時間 | 午前9時から午後5時まで |
休館日 | 毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合はその翌日) |
入館料 | 無料 |
問合せ先 | 岐阜県さぼう遊学館:0584-55-1110 |
登録有形文化財
砂防施設では、国の登録有形文化財に登録されているものがあります。以下のページでそれをご紹介します。
・登録有形文化財
砂防関係リンク