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警察学校生活(警察官)
警察学校生活
警察官として必要な知識・技能・体力・精神力を養います。
警察官として採用されると、まず警察学校へ入校します。ここでは、全寮制の下、警察官として必要な知識・心構えを習得し、基礎体力・精神力を養います。さらに、現場での実習を通して、徐々に警察官としての資質やチームワークを高めていきます。地域住民から信頼される警察官になるための第一歩をここから踏み出します。
採用時教養システム
- 警察官A区分(4年制大学を卒業した方)で採用された警察官は、6か月間初任科教養を学びます。
- 警察官B区分(A区分以外の方(高卒、短大卒など))で採用された警察官は、10か月間初任科教養を学びます。
- 初任科教養終了後は、人事異動により岐阜県下22警察署に配置され、職場実習を実施します。職場実習では、交番勤務のほか、刑事警察の犯罪捜査などを習得します。
- 職場実習後は、再度警察学校に入校し、初任補修科教養を学びます。
- 初任補修科教養修了後は、職場実習を実施した各警察署に戻り、交番勤務を通じて実戦実習を実施します。
- 実戦実習修了後は、一人前の警察官として活動します。
警察学校の1日
警察学校の1日です。月曜日から金曜日まで1日5時限の授業があります。
刑法といった法学や、柔道・剣道などの術科を学びます。
下の例示では、1・2時限目に座学、3・4・5時限目に術科を例示していますが、日によっては、1時限目に術科、2時限目に座学を学ぶといったカリキュラムも組まれます。
今回の写真は、新型コロナウイルス感染症流行前に撮影したものもあります。
6時30分 |
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6時45分 |
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8時30分 |
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9時00分 10時30分 |
警察学校では、職務を遂行する上で基本となる技能、知識を習得します。
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11時50分 |
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12時50分 14時20分 15時50分 |
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17時15分 |
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17時45分 |
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18時30分 |
岐阜県警察官は、普通自動車運転免許(4輪、マニュアル)及び普通自動二輪車免許を取得する必要があります。入校までに取得できなかった場合は、この課外時間を利用して、自動車学校へ通います。課外時間は、仲間との絆を深める貴重な時間となりますので、警察学校に入校する前に、免許を取得することをお勧めします。 |
20時30分 |
夜の自習は非常に大事です。授業の予習・復習をします。 |
21時45分 |
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23時00分 |
消灯です。警察学校の一日が終了しました。 |
その他の行事
各都道府県警察学校によって異なる様々な行事があります。
岐阜県警察学校の行事を紹介します。
入校式 1週間目 |
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金華山早駆け競走 約3週間目 |
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体育祭 2から3か月目 |
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東海3県警察学校 7から8か月目 |
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校内意見発表会 約5か月目 |
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長良川10キロマラソン A区分:約3か月目 |
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健脚訓練 初任科教養期間中2回 |
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水難救助訓練 |
警察官になれば、水難者を救助する場合もありますので、要救助者の安全を確保するための訓練を実施します。 |
防災訓練 9月1日 |
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卒業旅行 卒業の約3週間前 |
初任科生全員で意見を出し合い、旅行先を決めます。 |
謝恩会 卒業の約1週間前 |
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卒業式 A区分:6か月目 |
初任科教養期間終了時に行う行事です。 警察学校入校中は、厳しい面もありますが、苦労を供にした仲間やお世話になった教官と別れ、新たな任地へ旅立ちを迎える卒業式は、涙・涙で感動に包まれます。 |
その他の行事 |
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先輩からのアドバイス
警察学校教官や初任科生などから、警察官を目指すあなたへのメッセージです。
警察学校教官
項目 | 警部教官 | 警部補教官 |
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警察学校で習得するもの |
警察学校では、警察官としての職務執行に必要な基本的知識や技能等を習得するばかりでなく、悪と対峙するために必要な強靭な体力、精神力も養う場です。 |
警察学校では、警察官として職務を遂行する上、基本となる技能、知識の習得を目指します。
を目指します。 |
求める人材 |
警察学校では、高校や大学とは違い、社会正義を貫くプロ集団を作るため、積極的で悪と戦う精神力と熱い気持ちを持った人材を求めています。 |
警察学校は、今までの高校・大学等とは違い、職業訓練校です。 |
メッセージ |
被害者の無念や悔しさを晴らすため、共に戦う多くの方を待っています。 |
警察官という仕事は、「地域の安全安心を自分が守るんだ」という熱意を持って取り組むことにより、必ず「警察官はやりがいと一生を懸ける価値のある仕事なんだ」ということを実感し、胸を張って言えることができます。 |
初任科教養中の警察官
項目 | 男性巡査 | 女性巡査 |
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志望動機 |
現在、妻・子どもがいます。採用される前年の12月に、長男が誕生したことを契機に、ふるさと岐阜県に帰郷することを決心しました。その時に、岐阜県警察官の採用試験があることを知り、中学生の頃、警察官に憧れていたことや、妻や子どもをはじめ、社会的に弱い立場の年配の方、子ども、女性などを守り、県民が安心して暮らせる世の中を作りたいという気持ちから、警察官を志望しました。 |
社会のためになる、人の役に立つ仕事がしたいと思い、警察官を志望しました。 前職は、事務の仕事をしていましたが、「もっと自分にも世の中のために何かできるのではないか」という気持ちが次第に強くなり、転職を決意しました。 |
警察学校で大変だと感じること |
小・中学校ではサッカー、高校・大学・社会人ではホッケーをしていたことから体力には自信がありましたが、スポーツと警察官では使う筋力等が違うため、まだまだ力不足と感じ、私が理想とする警察官像には程遠いため、体力作りが必要と感じています。 |
警察官としての職務を全うするには、あらゆる困難に打ち勝つ強い精神力が必要です。誰にも苦手なものはありますが、苦手だからと言って逃げる訳にはいきません。何事にも全力で頑張り、苦手なものを克服するしかないと思います。 |
自らが目指す警察官像 |
事件や事故現場に向かった際に、この警察官なら安心して任せられると思っていただけるような警察官になりたいと思っています。 |
女性や年配の方に優しい警察官でありたいと思っています。 |
メッセージ |
警察の仕事は特殊ですので、辛いことや厳しいことが多々あると思います。しかし、誰かに頼りにされるということが自分自身のやりがいに繋がると思っています。 |
警察官に必要なのは、何よりもまず、熱い正義感だと思います。 |
初任科教養卒業後間もない警察官
項目 | 男性巡査 | 女性巡査 |
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志望動機 |
幼少期からテレビで観る特撮ヒーローに憧れていました。当時、警察官である父が白バイ隊員であり、その働く姿はまさにテレビで観る特撮ヒーローと感じ「大きくなったら警察官になりたい」と思っていました。 |
小さい頃から「悪いことをする人は許せない」「悪い人を捕まえる警察官ってかっこいいな」と思っており、警察官に憧れていました。 |
警察学校で大変だと感じること |
警察学校で過ごした6か月は、私の人生の中でも特に濃い時間を過ごすことができました。 |
あらゆる規則を守りながら生活するということが大変でした。 |
自らが目指す警察官像 |
どんなに困難な状況であっても、決して妥協することなく、事件や被疑者と真摯に向き合い、最後までやりきる警察官です。 |
地域住民から信頼される警察官になることです。 |
メッセージ |
警察官の仕事は、普通の生活をしていたら経験することのないことばかりです。 |
私が対応した事案で、当事者の方から「ありがとう」と言っていただけた時に、非常にやりがいを感じました。警察官の仕事は、人々の役に立つやりがいのある仕事です。 |
警察学校紹介動画
警察学校の紹介動画を公開しています。
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