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不妊治療者支援事業(不妊・不育症相談センター)のご案内
岐阜県不妊・不育症相談センター
岐阜県の不妊・不育症相談センターについてご紹介します。相談料は無料です。
(1)【平日相談】岐阜県健康科学センター(岐阜保健所内)
相談日時
- 月曜日または金曜日(祝祭日・年末年始を除く)
午前10時から12時、午後1時から午後4時
相談方法
- 電話相談:058-389-8258
- 面接相談:予約制(電話・メールで予約してください)
※当日予約可ですが、事前の予約が必要です。(電話予約:058-389-8258)
注)電話予約の受付は、月曜日または金曜日となります。 - メール相談:c11223a@pref.gifu.lg.jp
※携帯電話からメールをする場合は、センターからのメールが受信できるようドメイン
指定またはメールアドレスの登録をしてください。パソコンからのメールを受信拒否
されていると、センターからの返信ができません。
注)メールの受付についても、月曜日または金曜日となります。
相談担当者
- 不妊専門相談員
- 産婦人科医(不妊専門相談員を通して、メールで相談に応じます)
(2)【土日相談】電話相談のみ
相談日時
-
土曜日または日曜日(年末年始除く) ※祝祭日も相談に応じます 午前10時から12時、午後1時から午後4時
相談方法
- 電話相談のみ:080-3638-4103
お気軽にご相談ください
不妊症、不育症に関することで疑問に思ったら、お気軽にご相談ください。不妊専門相談員が対応いたします。
特定不妊治療費助成の手続きに関するご相談もお受けします。
ただし、既に申請書類を提出され、申請の疑義に関するお問い合わせは、専用コールセンター(050-1750-5472)(平日9時から17時まで)
でのみ対応させていただきますので、予めご了承ください。
不妊に関する情報
不妊に関する情報を掲載しました。詳しく知りたいと思ったら、ぜひご相談ください。
Q:基礎体温を測っていますが、体温がバラバラです。
基礎体温は、体調などで変動します。低温相と高温相がわかれば排卵の可能性はあります。
高温相は、10日から14日あるとよいでしょう。低温相は、短かかったり、長かったりすることがあっても月経が周期的であればよいでしょう。
Q:子どもがほしいのですが、どこの病院にかかればよいでしょうか?
最初に検査のつもりでかかるならば、近医の産婦人科でもいいでしょう。体外受精など高度の治療まで考えている方は、不妊専門の施設が良いかと思います。
Q:一人目の子は自然にできたのですが、二人目の子がなかなか授かりません。
あなただけでは、ありません。一人目の子どもが自然にできてもその後不妊になることもあります。
二人目の子どもを希望してから1年以上授からなければ、産婦人科を受診するとよいでしょう。
Q:不妊の検査には、どんなものがありますか?
ホルモン検査
血液で脳下垂体や卵巣から分泌される卵胞刺激ホルモンや黄体ホルモン等を調べます。
子宮卵管造影検査
子宮口から造影剤を入れてエックス線撮影で子宮の形態・卵管の通過性を調べます。
超音波検査
卵巣のう腫や子宮筋腫等の有無や卵胞の発育を調べます。
フーナーテスト
性交後に頚管粘液を採取して頚管粘液中で動いている精子数を調べます。
精液検査
精液中の精子の数や運動率等を顕微鏡で調べます。
Q:どんな治療があるのでしょうか?
原因別の治療の流れ
一般的には、下記の流れになります。
検査結果やそのときの状態で医師が判断されます。必ずこの順序になるとは、決まっていません。
その説明を聞いてご夫婦の考えで治療をどうするか決めていくことになります。
下記の流れがすべてでは、ありません。
1.排卵あり、精子問題なし
タイミング指導(6クール位)→人工授精(6クール位)→体外受精
2.排卵あり、精子異常(男性不妊)
泌尿器科受診になります。
3.排卵障害、精子問題なし
排卵誘発剤タイミング指導→人工授精→体外受精
(ホルモン剤)
4.排卵あり、卵管のトラブル、精子問題なし
- 卵管のトラブルの治療→卵管通過→1と同様
- 卵管閉塞→体外受精
5.抗精子抗体がある
体外受精の実施
6.機能性不妊(原因不明)
タイミング指導→人工授精→体外受精
治療内容
1.タイミング指導
基礎体温以外に超音波で卵巣の中の卵胞を観察したり、尿中のホルモンの値から排卵日を予測して性交のタイミングを指導する方法。
2.人工授精
精液または精子を人工的に子宮内に注入する方法。
配偶者間人工授精(AIH)と非配偶者間人工授精(AID)があります。
人工授精で子供を授かる人は、約25%です。
3.体外受精・胚移植(IVF・ET)
卵子と精子を体外に取り出して培養器内で混合し受精させた受精卵を子宮内に移殖する方法。
4.顕微授精(ICSI)
顕微鏡下で卵子の中に精子を送り込み受精させる方法。
体外受精や顕微受精をおこなって子供を授かるのは、約25%の確率と言われています。
5.不妊治療に使われる薬
排卵誘発剤は、タイミングから顕微受精まですべての段階で使われます。
排卵誘発剤を使用した場合の多胎妊娠率は、5〜20%(通常の妊娠の場合は1〜2%)です。
また、着床しやすくするために黄体ホルモン製剤があります。
なお、薬には、副作用のでることがあります。薬を止めれば副作用は、なくなります。
また、児に悪い影響ありません。
Q:なかなか子どもが授からないので、病院を変えたいと思いますがどうでしょうか?
転院を考えられるのなら、それも良いかと思います。
その際は、今までの検査・治療の経過等は、転院先で説明されたほうが良いでしょう。
この医師なら「信頼できそう。」「安心できる。」と思える医師に出会えるといいですね。
また、転院を決められる前にセカンドオピニオンとして他の施設に相談してみるという方法もあります。
Q:不妊の検査・治療の費用はどれくらいかかりますか?
不妊治療の検査や費用は令和4年4月1日から保険適用となります。
岐阜県では、令和5年4月1日から、保険を適用した特定不妊治療に対する助成を行っています。
詳しくはこちら(特定不妊治療助成事業)をクリック
不育に関する情報
Q:不育症に関する助成はありますか?
不育症検査や治療に関する助成事業を行っています。
申請はこちら(不育症検査等費用助成事業)をクリック