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サイバー犯罪及びネットワーク上のトラブルの防犯対策
記事ID:0000827
2024年5月1日更新
各種対策
ランサムウェア対策
フィッシング対策
サポート詐欺対策
不正アクセス対策
偽ショッピングサイト・詐欺サイト対策
インターネットバンキング不正送金事案
パソコンやスマートフォン等の通信機器のウイルス感染により、インターネットバンキング用のID・パスワードが第三者に流出し、それらのID・パスワードが不正に利用され、他人名義の銀行口座に資金が不正に送金されるといった事案が多発しています。
被害防止のために、次の事項を実施してください。
- インターネットバンキング利用端末へのセキュリティ対策ソフトの導入と最新の状態に更新
- 基本ソフト(OS)、ウェブブラウザ等、インストールされているソフトウェアを常に最新の状態に更新
- 不審な入力画面等が表示された場合はID・パスワードは入力せず、金融機関等に通報
- ワンタイムパスワードは携帯電話のメールアドレスで受信
- 不正送金対策ソフトを使用する
- 身に覚えのない取引メールが届いてないか定期的に確認する
- ID・パスワードには、他のサイトで使用しているものや生年月日や電話番号、名前に関した英数字など他人に類推されやすいものを使用しない(英字と数字を組み合わせることをお勧めします)
- 万一、不正利用の被害に遭った場合に被害を最小限に抑えられるよう、振込限度額をできるだけ低く設定する
暗号資産の取引に注意!
SNSや出会い系サイト、マッチングアプリ等で知り合った者から、投資話を持ちかけられ、インターネットを通じて取引される暗号資産(仮想通貨)を投資した結果、返金してくれないなどといったトラブルが増加しています。
対策のポイントとしては、
- 金融庁・財務局での登録の有無など、これらの省庁のホームページで暗号資産交換業者の情報を確認しましょう。
- マッチングアプリ等で知り合った人からの勧誘を受けても安易に投資しないようにしましょう。
- 暗号資産は、価格が大きく変動することがあり、価格が急落して損をする可能性があります。
- その価値を日本の「円」のように国が保証しているものではありません。
- 未成年の方が保護者の同意を得ずに契約した場合は、未成年者取消権が行使できますが、18歳以上の成人が契約した場合は行使できません。
インターネット上の誹謗中傷対策
オンラインゲーム
オンラインゲームにてアカウントハックと呼ばれる行為が行われる原因は大きく分けて二つあります。一つ目はゲーム運営会社のセキュリティの不備を突かれて、直接不正アクセスされる行為です。
もう一つは、ユーザーが何らかの方法でID・パスワードを第三者に取られてしまうことです。ここでは、後者のユーザーが対処出来る防犯対策を掲載します。
- 定期的にウイルス及びスパイウェアのチェックを掛ける
→パソコンがウイルスに感染していませんか - OSおよびウイルス対策ソフトの状態を常に最新にする
→パソコンにウイルスが入ってこない環境を作りましょう - ゲーム運営会社公式以外のソフトウェア(外部ソフトウェア)をゲーム使用時に利用しない
→こういったソフトにスパイウェアが入れられていて、IDパスワードを盗まれます - 不明なサイトにログインしたり、不審なソフトウェアをインストールしない
→ブラウザの設定で変な操作をされないようにしましょう - ホームページ閲覧とオンラインゲームのプレイを同じパソコンで行わない
→偽の攻略サイト等に悪意のあるソフトウェアが組み込まれていることがあります
オークション詐欺・フリマ詐欺対策
出会い系サイト
出会い系サイトやSNS等のコミュニティサイトを利用した際に
知り合った異性から有料サイトに誘導され、高額な料金を支払ってしまった
多額の金銭や遺産を譲る名目で相談をしてきた相手にお金を騙し取られた
などといった相談が寄せられています。
- お金は支払わない
→覚えのない料金請求や自分の購入したもの・サービス以外では料金を支払わないようにしてください - 内容証明郵便を送付する
→万が一お金を支払ってしまった場合は、内容証明郵便を送付して料金の返還請求を行ってください
また、支払ってすぐであれば組戻し手続き等により金銭を戻す事が出来る場合があります
迷惑メール
- メールアドレスを8文字以上にし、英数記号を混ぜる
- 各種携帯電話会社提供のフィルタリングサービスを利用する
- URL付きメールを拒否する
ウイルス(Emotet)感染を疑ったら
Emotetと呼ばれるウイルスは、情報搾取に加え、他のウイルス感染のために悪用されるウイルスで、不正なメールに添付されるなどして感染拡大の意図するウイルス。
感染を防止するには、
- 不審なメールは組織内へ情報共有する
- たとえ取引企業からのメールであっても、送信元アドレスを確認する
- 迷った時は、取引先へ問い合わせ確認する
- 最新のセキュリティ対策ソフトを導入する
- アップデートを定期的に実行する
- マクロを無効化に設定し、必要時は有効化にする
- エモチェックを実行する