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遭難しないために Ⅱ
登山中に注意すること ~秋山編~
登山中止(引き返す)の適切な判断
登山口でもう一度ルートを確認するとともに登山道の状況等について情報収集しましょう。当日の天候及び2,3日後の天候も確認し、自分の体調と装備品の確認をしてから出発しましょう
不安があれば登山の中止や延期を検討しましょう。山は逃げません。天気が良く体調も万全な時に登山をして素晴らしい思い出を作ってください。
無理をして遭難すると、場合によっては本人や家族を含めて人生が変わってしまうことも考えられます。
「せっかく来たから」「せっかく山小屋の予約が取れたから」は要注意です。
「天気が悪い」「体調がすぐれない」時は、「温泉」と「グルメ」を楽しんで無事帰ることも検討してください。
「行けるところまで、行ってみよう!」は危険! 行けなくなった時には遭難している!
戻れるうちに戻ることが大事!疲労が蓄積し思考能力が低下し戻る判断ができなくなり突き進んでしまいます。「どうしようかな」と考えられるうちに賢明な判断をしましょう。
対策として事前に引き返すポイントを決めておくことをお勧めします。
繰り返しになりますが「戻れるうちに戻る」ようにしましょう。
こまめに休憩して水分・カロリー補給
適度なペースでの登山に心がけて、こまめに休憩して水分補給とカロリー補給をしましょう。
いかに疲労を押さえるかが重要!バテる前にこまめに「水分」と「カロリー」を補給しましょう。
疲労度が高くなると、集中力や判断力が低下します。その結果、転倒や滑落また道迷いなどの遭難につながるおそれがあります。水分補給はスポーツドリンクがおすすめです。またカロリー補給は、「羊羹」や「ナッツ」など高カロリーで携帯しやすくまた、食べやすいものをおすすめします。
熱中症等に注意 ~中・低山~
残暑が厳しい日もあり、標高の低い山ではまだ熱中症に注意が必要です。こまめに水分補給と休憩をとり、体の調子を見ながら登山しましょう!
また登山前にもしっかりと水分補給してから登山を開始しましょう。
睡眠不足や体調が悪い時の登山は控えましょう。
※ 低山は山に登ってもさほど気温は下がりません。
標高100m上がるごとに気温は0.6度下がるといわれています。
【例】 金華山 標高329m
岐阜公園の気温が30度だと金華山の山頂は約28度
道迷いに注意
登山をする際は、低山・里山であっても、必ず、地図を持参し登山アプリも活用して道迷いに注意しましょう。
コースタイムが短い山では午後から登山をされる方がいますが、初めて登る山は午前中から登山しましょう。午後からの登山は道迷いなどトラブルの際、日中に対処できる時間が限られます。また日没が近づくと山中は急に暗くなり、さらに道が分かりにくくなるほか、気が焦ります。午前中から「ゆとり」をもって登山しましょう。
また、こまめに休憩をとり、現在地を確認しながら登山をしましょう。こまめに確認していれば、迷ってもすぐに戻ることが出来ます。
下山時は注意
山岳遭難は下山時に多く発生しています。下山時は道に迷いやすいほか、疲労から転倒や滑落といった遭難につながりやすい傾向にあります。下山時も休憩をとりながら、体調と現在地を確認しながら慎重に下山しましょう。
登山口まであと少しというところで遭難してしまう人もいます。
一気に下山したい気持ちを押さえて、こまめに休憩をとり慎重な足運びで、最後まで気を引き締めて登山してください。
北アルプス・3000m級の山岳地帯の留意点
3000m級の北アルプスは森林限界を超えて爽快な景色が広がります。しかし、ひとたび天候が崩れると、風雨・風雪にさらされ身を隠す場所もありません。
岩稜帯の登山道はバラエティーに富んでいる一方、総合的な知識や技術が必要な場所もあります。
登山経験のない人がいきなり3000m級の北アルプスを登山することは控えましょう!天候やコンディション等運が良ければ登頂し下山できても、トラブルが重なると命を落とす場合もあります。
登山は非常に高いリスクがあることを把握し、トラブルを少なくする準備と、万が一トラブルが起きても対処できるように知識と経験を積んでいかなければいけません。他人の成功体験を鵜呑みにすることなく、安全に配慮して、ぼちぼち登山を楽しみましょう。
急な増水に注意 ~北アルプス~
大雨が降ると数分のうちに一気に増水することがあります。増水時は無理に渡渉をしないようにお願いします。
【特に注意が必要な場所】
○ 槍ヶ岳方面 … 滝谷・南沢
○ 双六岳方面 … 秩父沢
【降雨時・降雨後は情報収集】
○ 登山時 → 新穂高登山指導センター
○ 下山時 → 槍ヶ岳方面からの下山時は槍平小屋
双六岳方面からの下山時は鏡平山荘
★ 増水時は小屋等で待機しましょう!

