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留置施設視察委員会

記事ID:0003402 2025年2月20日更新

岐阜県留置施設視察委員会


岐阜県留置施設視察委員会について


趣旨

 「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」に基づき、留置施設運営の透明性を確保するため、部外の第三者からなる機関として岐阜県警察本部に設置されるものです。


任務

 県下留置施設を視察し、その運営に関し、留置業務管理者(警察署長)に意見を述べます。


委員会の組織

  • 委員は、6人で構成されます。
  • 委員は、公安委員会が任命する非常勤の特別職の地方公務員になります。
  • 委員の任期は、1年です。

権限

  • 委員会は、留置施設の視察をすることができます。
  • 委員会は、必要があるときは被留置者との面会の実施について留置業務管理者に協力を求めることができます。
  • 委員会は、被留置者から意見を書面で受け取ることができます。

留置施設視察委員会の活動

 令和6年度中、岐阜県留置施設視察委員会は、県内10警察署留置施設の視察及び被留置者8人との面接を実施しました。


留置施設視察委員会からの意見と講じた措置

 岐阜県留置施設視察委員会からの意見を受け、留置業務管理者が以下の措置を講じました。

 

〇 令和4年度の意見に対する措置
 意見   措置

 被留置者の動静監視及び適正処遇に徹するため、留置担当官の人的労力の軽減に努めてください。

 留置担当官の業務負担を軽減するため、組織体制の強化を図るとともに、必要な施設の改修工事を行いました。

 被留置者の人権を尊重した処遇に配慮するため、留置担当官に対する人権教育の充実に努めてください。

 各種教養の機会を活用し、留置担当官に対して「人権の尊重に配意した処遇の提供」に関する教養を実施しました。

 

〇 令和5年度の意見に対する措置
意見      措置  
 留置担当官の負担を軽減するため、業務の合理化・省力化に取り組んでください。

 教養方法の見直し等業務の合理化・省力化に向けた取り組みを行いました。今後も継続して必要な調査及び研究を行ってまいります。
 被留置者の適正処遇に資するため、女性用肌着の整備を計画的に進めてください。  女性用留置施設に計画的に女性用肌着を整備しました。また、留置担当官に対する必要な教養を行いました。

 

〇 令和6年度の意見に対する措置
意見   措置
 看守休憩室の畳が古く傷みが著しいため畳の交換をするなど、勤務環境の改善を図ってください。  県下全ての常設留置施設の看守休憩室の畳を確認し、速やかに交換しました。
 外国人被留置者の心の安定及び信仰宗教に配慮するため、外国語の官本(聖書)の備付けに努めてください。

 外国人留置者の心の安定及び信仰宗教に配慮するため、外国語の官本(聖書)の備付けを計画的に進めることを検討します。
 外国人被留置者に対する意思疎通の向上と積極的な翻訳機の活用に努めてください。  日本語が不自由な外国人被留置者に対しては、今まで以上に積極的な声かけや翻訳機の活用を行い、理解促進に努めます。
 被留置者の要望に可能な範囲で応え、自弁購入が可能な物品の拡充を図ってください。  見直しの必要性を吟味した上で、自弁購入が可能な物品の拡充を図りました。

 「留置施設視察委員会の意見と講じた措置」の概要を速やかに公表してください。 

 また、過去の意見と措置を明らかにするため、過去の資料も公表してください。

 「留置施設視察委員会の意見と講じた措置」について、年度末に公表することとしました。

 また、過去の意見と措置を明らかにするため、3年分の資料を公表することとしました。