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いらない!こんな信号機(必要性が低下した信号機撤去の取組み)
岐阜県警察では、交通環境の変化等により、必要性の低下した信号機について、他の対策で安全が確保できる場合は「信号機の撤去」を検討しています。(こちらのチラシ「いらない!こんな信号機」[PDFファイル/537KB]を参照して下さい)皆さんが普段生活する中で、「なんでこんな所に、信号機があるんだろう」と疑問を持たれたり「車が来ないのに、誰も渡る人がいないの、赤信号で待たないといけない」といらだちを覚えた経験をされたことはありませんか。
適切に設置された信号機は、交通の安全と円滑を実現するため効果的です。
しかし、必要以上に信号機が乱立すると、不要に停止する回数が増え、道路の混雑原因になりかねません。
また、交通量の少ない場所に設置された信号機は、信号無視を誘発し、交通環境に悪影響を与えます。
岐阜県警察では、このような
- 車や人が通らないのにぽつんと立っている信号機
- 交通量が少なく、自動車の信号無視が認められる信号機
- 車が来ないので、横断歩行者が押ボタンを押さないで赤信号で渡ってしまうような歩行者用信号機は、必要性が低いと考えており、信号機の撤去、そして撤去後は、信号機に代わる安全対策の実施を進めています。
このような問題の発生を防ぐために、必要性が低減した信号機は撤去するだけでなく、撤去後は、安全が確保できる対策を行っています。
具体的には、高い反射機能がある「止まれ」の標識やLEDライトの付いた標識、または大型の標識を設置し、一時停止や横断歩道など、交通規制が行われていることをよく目立つようにして、交通事故防止を図ります。
また、「横断歩道」や「止まれ」といった道路標示のほかに、国や県、市町村といった道路管理者と協議を行い
- 車のライトなどでよく反射するペイントを使用した標示
- 交差点がよく目立つカラー舗装
- 速度を落とす段差舗装
- 警戒標識の設置
なども検討します。
その他にも、信号機に代わる対策として、無駄な信号待ち時間の削減や速度抑制等に有効な環状交差点、いわゆる「ラウンドアバウト方式の交差点」(こちらのチラシ「環状交差点の設置事例」[PDFファイル/241KB]を参照して下さい)の他、車道中央に交通島を設置することで、横断距離の短縮や安全確認が容易となる「二段階横断歩道」(こちらのチラシ「二段階横断歩道の設置事例」[PDFファイル/266KB]を参照して下さい)の導入を推進し、安全で円滑な交通環境の整備を行っています。
お気づきの信号機がありましたら、交通規制課までご連絡をお願いします。
皆様のご理解をよろしくお願いいたします。