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岐阜県インターネット・プロバイダ等防犯連絡協議会
岐阜県インターネット・プロバイダ等防犯連絡協議会とは
岐阜県インターネット・プロバイダ等防犯連絡協議会は、会員相互が緊密に連絡して、各種情報の交換や生活安全意識の普及高揚などに努めることにより、インターネット等コンピュータ・ネットワークを利用した犯罪の被害及びその拡大防止と違法・有害情報の排除を図り、もって、ネットワーク社会における安全な県民生活の確保と業界の健全な発展に寄与することを目的として平成12年7月1日設立されました。
令和2年4月現在県内のインターネット・プロバイダ等の14事業者にて構成されています。
岐阜県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課は、当協議会の事務局として、協議会と連携してサイバー犯罪の被害防止活動を行っています。
活動内容
- 会員相互及び警察との連携強化と情報交換
- ネットワーク利用犯罪防止対策の推進
- ネットワーク資料犯罪防止のための啓発活動と防犯意識の普及高揚活動
- ネットワーク・セキュリティ・システムの整備
- サイバーパトロールモニター活動
インターネット利用時の注意事項
一般のインターネット利用者における基本的注意事項
インターネットに接続すると、ホームページを閲覧したり、メールを送受信することができます。しかし、それと同時に他のコンピュータから自分のコンピュータにアクセスされることも可能な状態にあります。
悪意のある者から自分のコンピュータに接続され、コンピュータに保存されているデータを勝手に盗み見る、書き換える、消去するといった操作をされたり、インターネットでの通信内容(メールでの送受信のやりとりなど)も盗み見られる危険性があります。
また、インターネット上に流れてしまった情報を完全に回収することは大変難しいことから、住所、氏名等の個人情報のほか、口座番号やクレジットカード番号等の金融情報など重要な情報の取扱いには十分注意する必要があります。
インターネットを使用する際の注意事項
- 暗号化されていないホームページにIDやパスワード、クレジットカードなどの重要な個人情報を送信しない
- 電子メールにはIDやパスワード、クレジットカードなどの重要な個人情報を記載しない
- パスワードを他人に教えない
- パスワードを入力しているところを他人に見られない
- パスワードを紙に記載したり、その他の媒体(ハードディスクやUSB等)に保存しない
- 他人が推測しやすいパスワードを設定しない
- むやみにプログラムなどをダウンロードしない
- 電子メールの添付ファイルは不用意に開かない
- 誰でもが閲覧できるホームページや掲示板等に個人情報を掲載したりしない
インターネットを利用する時にしなければいけないこと
ウイルス対策
【1.むやみにプログラムなどをダウンロードしない】
インターネットからファイルをダウンロードする際はそのサイトが信頼できるものか確認します。
疑わしいと思われる場合にはダウンロードを行わないのが一番ですが、ファイルを外部記録媒体にダウンロードし、ウイルス対策ソフトでチェックするという方法もあります。
【2.電子メールの添付ファイルは不用意に開かない】
送り主が不明、または疑わしい電子メールに添付されているファイルは開かないようにします。
また、親しい友人や知人から送られたように思える電子メールでも、その内容に覚えがなく疑わしい場合は、添付ファイルを開かないようにしましょう。
自己複製し、電子メールを媒介に繁殖するウイルスも存在しますので、本当にそのメールが友人や知人から送られたものであるか電話等で確認をとったほうがよいでしょう。
【3.ウイルス対策ソフトを使用する】
ウイルス対策ソフトでは、コンピュータウイルスを検出し駆除することができます。
しかし、ウイルス対策ソフトをインストールすれば万全というわけではありません。日々新たなウイルスが発見されています。ウイルス対策ソフトは常に最新の状態にしておくことではじめて有効に機能しますので、必ず定期的にアップデートを実行してください。
【4.大切なデータはバックアップしておく】
ウイルス対策ソフト等でウイルスが駆除できたとしても、ウイルスによって破壊されたファイルが修復できるとは限りません。バックアップをとっておけば、もしものときにそれを利用することができますので、できればコンピュータ上以外の場所(ハードディスク、USB等)に保存しましょう。
不正アクセス対策
不正アクセスを防ぐために、ファイアウォールの導入をお勧めします。
ファイヤーウォールとはコンピュータへの不正なアクセスを防ぐ防火壁のようなもので、パーソナルファイヤーウォールと呼ばれるソフトには外部からの不正なアクセスを防止する機能があり、パソコンにインストールして設定します。
また、悪意のあるデータや信頼できないデータを通過させないように、ブロードバンドルータのフィルタリング機能を利用するという方法もあります。
ただし、ファイヤーウォールを導入しさえすれば絶対的に安全というわけではありません。
特定のWebページからそれと気づかずに、悪意あるプログラムをダウンロードしてしまったり、正しい通信方法で送られてきたメールに関しては、たとえそれがウイルスであった場合でも被害を防ぐことができないためです。
したがって、ウイルス対策ソフトとファイヤーウォールを併用すること、また、OSやブラウザの頻繁なアップデートを行うことで、セキュリティのレベルを維持することが必要です。