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「夏に向けたリバウンド阻止対策【参考資料】」は、こちらのファイル [PDFファイル/815KB]をご覧ください。
本県では、6月20日までの「まん延防止等重点措置」区域の指定解除後も、「『第4波』の終息を目指して」と題した総合対策を決定し、警戒を緩めることなく対策を進めてまいりました。
現在は、10万人あたり新規感染者数(7日間移動合計)、病床使用率ともにステージ2以下の水準となっており、懸念されていた重症者数も減少し、医療現場の負担感は改善されつつあります。
一方で、感染力の強い「デルタ株」が疑われるクラスターの発生、東京オリンピック・パラリンピックの開催、人流が活発化する本格的な「夏」の到来など、むしろ感染再拡大のリスクが目前にある状況です。現に昨年の第2波では夏休み・お盆休みの人流の活発化が、その引き金となりました。
今後、夏にかけて次の感染の波が来るかどうか、それは私たちの行動次第です。県民、事業者の皆様には、気を緩めることなく、引き続き、マスク、手指衛生、密回避、体調管理など、自らの命を守るための行動を徹底いただくようお願い申し上げます。
県としても、基本的な感染防止対策の徹底、デルタ株を念頭においた検査・分析体制の強化や「自宅療養者ゼロ」堅持のための病床・宿泊療養施設の拡充、オリ・パラに係る事前合宿などの対策及び着実なワクチン接種を進めてまいります。
なお、飲食店等に対する営業時間短縮の要請は7月4日をもって解除することといたします。
本対策の期間は本格的な「夏」の到来を迎える7月21日までとし、さらに感染や医療提供体制の状況変化によっては、機動的に必要な措置を講じてまいります。
○マスク着用、手指衛生、密回避、体調管理の徹底・継続
○慎重な外出・移動
・東京都をはじめとする感染拡大地域との往来の自粛
・県民による県内周遊の支援
○飲食時の感染リスクの徹底回避
・少人数、短時間、深酒・大声なし、会話時はマスク着用
・バーベキューは同居家族で
○出水期(災害時)の感染防止対策(感染防止に必要な物資の備蓄)
○県保健環境研究所で陽性となった全ての検体をスクリーニング
○高度分析機器による県独自の変異株分析を7月中旬から開始
○通所・訪問系の福祉事業所や特別支援学校への予防的検査拡大
○「自宅療養者ゼロ」堅持のための病床・宿泊療養施設の更なる確保
○バブル方式による事前合宿の感染防止対策徹底
・専門家意見を踏まえたマニュアル作成及び相手国との合意締結
・宿泊施設やトレーニング施設とも県独自に合意締結
・選手との接触が想定される関係者へのワクチン接種
○自宅や飲食店等における大人数での競技観戦の自粛
○ワクチン数量の配分及びスケジュールの明確化を国に要請
○ワクチン接種体制の整備
・市町村による集団・個別接種の着実な実施(外国人県民への接種含む)
・市町村を補完する県の大規模接種会場における接種
・企業、団体等の職域接種への支援
○住所地外での接種機会増加を見据えた接種券の早期発行
グラフ資料「県の10万人あたり新規感染者数(7日間移動合計)の推移と県の対策」、「県の病床使用率の推移と対策」は、こちらのファイル [PDFファイル/446KB]をご覧ください。