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東海3県をはじめ全国において多数の感染者の発生が続いています。第3波を乗り越え、年末年始を迎えるため、引き続き最大限の警戒感をもって、感染防止対策の徹底をお願いします。
【3県の感染状況】
各県で第2波を超え、過去最多の感染者数を更新するなど予断を許さない状況。
「医療・福祉施設」、「大人数での会合・飲食」、「学校」、「外国人コミュニティ」、「事業所」、「繁華街の接待を伴う飲食店」などで感染拡大、クラスターも発生。
〇県境を越える移動には細心の注意を
年末年始には人の移動が集中します。年末年始前後に休暇を取得するなど、移動時期の分散化を。
感染拡大が著しく、GoToトラベル事業が先行して一時停止されている地域へは、1月11日までの間、不要不急の移動を避けて。集中的に感染を抑制する観点から全国でGoToトラベル事業が一時停止されることを踏まえ、その他の地域へは、12月28日から1月11日までの間、県境を越える移動はできる限り控えて。
やむをえず県境を越えて移動する際には、居住地や移動先の自治体の要請、方針を確認し、感染防止対策の徹底を。
移動先においては感染リスクが高まる「5つの場面」(※)に注意を。
※政府分科会より示された「飲酒を伴う懇親会等」「大人数や長時間におよぶ飲食」「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」の場面。
3県においても、必要な情報を随時提供していきますので、各自でも情報収集をお願いします。
○帰省の際は感染防止対策の徹底を
帰省の時期をずらせないか、まず検討を。
居住地における要請内容などを確認し、帰省の2週間前から大人数での会食などの感染リスクの高い行動を避け、体調管理の徹底を。
高齢者や基礎疾患のある方が帰省先にいる場合は、家庭内でもマスクを。
体調がすぐれない場合は、帰省を避けて。
上記について、県外のご家族に呼びかけを。
〇忘年会・新年会など飲食の場に注意
年末年始においては、懇親会や会食の機会が増加します。大人数、長時間、飲酒を伴う会食、懇親会などは親族間の集まりも含め、十分に警戒を。
飲食店で相次いでクラスターが発生していることを踏まえ、営業時間の短縮を行っているエリアに移動する際には、地域の方針をしっかり確認し、より一層警戒を。
懇親会などの際は「少しでも体調が悪い場合は参加しない」、「少人数・短時間で」、「飲酒は適度な量で」、「座る位置は真横や真正面は避け、斜め向かいに」などの対策を
○季節の行事における感染防止対策の徹底
クリスマス、大晦日、初日の出、初詣など多数の人が集まる行事が増える時期です。参加する場合は、人との距離の確保、マスクの着用、大声で会話をしない、飲酒は控えるなど感染防止対策を徹底し、感染防止対策がとれない場合は、参加の自粛を。
○今一度、基本的な感染防止対策の徹底
感染拡大の防止には、一人ひとりが確実に感染防止対策を行うことが重要です。マスク着用、手洗い・手指消毒、人との距離の確保など基本的な感染防止対策の徹底を。
○年末年始の休暇の分散取得
年末年始は休暇が集中することにより、人の移動が多くなります。可能な限り、休暇の分散化を。休暇の分散化には有給休暇の取得促進も有効な手段の一つです。
○改めて感染防止対策を徹底
業種別の感染拡大防止ガイドラインを遵守し、3県知事から地域の特性に応じて個別に依頼している対策もふまえ、実効性のある感染防止対策の徹底を。
勤務時間のみではなく、勤務外の懇親会などでも感染リスクが高くなります。従業員の皆様へ注意喚起を。
感染者自身のほか、感染者が発生した団体に属する人等に対する差別・偏見、さらにSNSやうわさ話などデマによるいわれのない差別・偏見は絶対に行わない社会にしましょう。
2020年12月15日
愛知県知事 大村 秀章
岐阜県知事 古田 肇
三重県知事 鈴木 英敬