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インターネット展示室2「食の考古学」_Aケース:縄文時代・弥生時代の食に関わる遺物
Aケース:縄文時代・弥生時代の食に関わる遺物
縄文時代の食器
縄文時代では煮炊きに使用した深鉢(ふかばち)がたくさん出土しますが、浅鉢(あさばち)や注口土器(ちゅうこうどき)などもあります。浅鉢は食べ物を盛る食器として使われたもので、そこから手に取って食べたと考えられます。また、現在の土瓶のような注口土器は液体を注ぐときに使われたと考えられています。
パネル
縄文時代の食事の様子(PDF:271KB)
浅鉢と注口土器(PDF:144KB)
遺物の紹介
塚遺跡(揖斐川町)出土の深鉢
小の原遺跡(揖斐川町)出土の浅鉢
塚遺跡出土の鉢
塚奥山遺跡(揖斐川町)出土の注口土器
弥生時代の食器
弥生時代になると、貯蔵用の壺(つぼ)や調理用の甕(かめ)、食器としての高坏など土器の種類は増えました。高坏は、皿のように浅い器に脚台をつけた盛りつけ用の食器です。
大垣市内の遺跡からは高坏が多く出土しています。その中には、西濃地域に多くみられる装飾文様の豊かなものもあります。
パネル
高坏(PDF:503KB)
食器は共用?それとも個人?(PDF:193KB)
遺物の紹介
荒尾南遺跡(大垣市)出土の甕(S字状口縁台付き甕)
荒尾南遺跡出土の壺
荒尾南遺跡出土の高坏
荒尾南遺跡出土の高坏の内面(真上から)
荒尾南遺跡出土の高坏(側面)