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家庭で出来る生活排水対策

参考

家庭で出来る生活排水対策

 生活排水として私たちの家庭から流される汚れは、各家庭がちょっとした心がけや工夫をすることにより、ずいぶん減らすことが出来ます。

台所

流し台には、目の細かいストレーナーや三角コーナーを設置したり、水切り袋を使用するなどして、調理くずや食べ残しを流さないようにしましょう。
お米は、精米技術が向上したため、とぎ洗いをしなくても混ぜ洗いで十分です。白い色が出なくなるまでといでいると、栄養分(でんぷん)が流れ出てしまいます。とぎ汁は、洗浄効果があり、食器のつけ置き洗い等に利用できます。植木の水やりに利用するのも良いでしょう。養分を含んでいるので、良い肥料になります。
飲み物は飲めるだけグラスに注ぎましょう。食事は食べきれる分だけつくりましょう。
使い古した食用油は、決して流さないでください。そのまま流すと河川を汚す大きな原因となるばかりか、配水管を詰まらせ、悪臭の原因にもなります。余った食用油は、料理の工夫で使い切るようにしましょう。残った場合には、新聞紙やぼろ布にしみこませてゴミとして出すか、廃食用油の回収業者などに出しましょう。市町村によっては、廃食用油の回収を行っているところもあります。
食器を洗う前に、油汚れなどは拭き取りましょう。スクレーパーでかき集めたり、新聞紙などで拭き取ったりしましょう。アクリルたわしなどを使用して、洗剤の使用量を減らしましょう。

洗濯・風呂

石けん、洗剤は適量を使いましょう。
目分量は使いすぎのもとです。使いすぎには気をつけてください。
シャンプー・リンスは適量を守りましょう。
風呂の残り湯は、洗濯、掃除、打ち水などに使いましょう。残り湯は、小さな浴槽でも200〜250Lあります。冬期でもその翌朝は、25〜30℃の温度を保っていますので、洗浄力が高く効果的です。

その他

公共下水道等への接続または、合併処理浄化槽の設置をお願いします。
浄化槽は正しく使い、保守点検、清掃を励行し、法定検査を受けましょう。
排水路、河川の清掃など地域ぐるみで取り組みましょう。河川や水路にゴミを捨てないようにしましょう。