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薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」
薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」
薬物乱用は、人間の生命はもとより、社会や国の安全・安定を脅かすなど、人類が抱える最も深刻な社会問題の一つです。
覚醒剤事犯の検挙者数は減少してきましたが、一方で、大麻リキッドやMDMA(合成麻薬)の押収量は増加しており、乱用実態は非常に憂慮すべき状況です。とりわけ、大麻事犯の検挙者数は増加傾向にあり、「大麻乱用期」と言える状況です。SNS等では大麻に関する誤った情報の流布や大麻の密売を持ちかけるような投稿が多くなっており、特に、30歳未満の若年層における大麻事犯の検挙者数は全体の約7割を占め、大麻乱用の拡大が懸念されています。
また、若者の間では市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)も深刻な問題となっています。
薬物についての知識と薬物乱用の危険性を正しく理解し、大切な自分を守りましょう。
- 危険ドラッグ等
危険ドラッグ等にご注意ください!
「岐阜県危険ドラッグ通報窓口」 - 乱用される薬物Q&A
1薬物乱用とは
2覚醒剤
3大麻
4コカイン
5ヘロイン・あへん
6MDMA・MDA
7LSD
8向精神薬
9シンナー等の有機溶剤
10危険ドラッグ
薬物乱用防止出前講座
薬物乱用については、特に、未成年者の大麻事犯検挙者が増加していることから、児童生徒に対する薬物乱用防止教育を徹底していく必要があります。このため、県・市町村教育委員会並びに各小・中・高校等と連携して、児童生徒及びそれらの保護者を対象とした薬物乱用防止出前講座を開催し、薬物乱用による弊害を正しく認識することや自分の大切さに気付き、薬物乱用の誘いを断れる強い心を養うことを目的に据えて啓発を行っています。
- 薬物乱用防止出前講座関係資料
「ダメ。ゼッタイ」普及運動
薬物乱用の状況を踏まえ、国の「薬物乱用対策推進会議」の下で策定された「第六次薬物乱用防止五か年戦略(令和5年8月)」に基づき、国、都道府県、関係団体等が一丸となって総合的な薬物乱用対策に取り組んでいます。
「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は、かかる背景の下、国内における薬物乱用防止活動において、官民一体となり、国民一人一人の薬物乱用問題に関する認識を高めるとともに、国連総会決議に基づく「6月26日国際麻薬乱用撲滅デー※」を周知することにより、内外における薬物乱用防止に資することを目的としています。
※「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」とは
昭和62年(1987年)に開催された「国際麻薬会議」の終了日の6月26日を「国際麻薬乱用撲滅デー」とし、各国がこの宣言の趣旨を普及する日とされた。また、平成10年(1998年)の国連麻薬特別総会においては、「薬物乱用防止のための指導指針に関する宣言」(国連薬物乱用根絶宣言)が決議された。
○実施機関:厚生労働省、都道府県、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターなど
○実施期間:6月20日から7月19日まで
○実施内容
6・26ヤング街頭キャンペーン
薬物乱用防止指導員やボランティア団体の方々と小学生、中学生、高校生が一緒になって“薬物乱用は「ダメ。ゼッタイ。」”を合言葉に毎年、県内各地で街頭キャンペーンを行っています。
令和5年度6・26ヤング街頭キャンペーン [PDFファイル/302KB]
地域団体キャンペーン
岐阜県薬物乱用対策推進本部を構成する各団体、県内各高等学校、大学等にポスターの掲示や募金箱の設置等をお願いし、薬物乱用防止の啓発にご協力いただいています。
麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動
麻薬・覚醒剤・大麻等の薬物乱用による危害を広く国民に周知し、国民一人一人の認識を高めることにより、薬物乱用の根絶を図ることを目的に、特に青少年を中心に薬物乱用の危険性・有害性を正しく認識させるべく、本運動が全国で展開されています。
○実施主体:厚生労働省、都道府県、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターなど
○実施期間:10月1日から11月30日まで
○実施内容
街頭啓発活動
麻薬、覚醒剤、大麻、危険ドラッグ等の危険性を訴える啓発資材やリーフレット等を配布しながら、毎年、県内各地で薬物乱用防止を呼びかけています。
あやしいヤクブツ連絡ネット
厚生労働省では、平成25年2月8日から、個人輸入・指定薬物等適正化対策事業による「あやしいヤクブツ連絡ネット」を開設し、個人輸入、指定薬物等を含む違法ドラッグに関連する事例や健康被害に関する情報の収集、提供や相談を行っています。
HPhttp://あやしいヤクブツ連絡ネット<外部リンク>
情報提供・相談コールセンター電話番号:03-5542-1865