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7LSD

LSDとは何ですか。

 LSD(リゼルギン酸ジエチルアミド/別名リゼルギド)は、合成麻薬の一種で、「麻薬及び向精神薬取締法」の規制の対象とされ、形状としては、錠剤、カプセル剤、ゼラチン、水溶液を紙にしみ込ませたものなど多様です。リゼルギン酸はライ麦に寄生する麦角菌に含まれるアルカロイドで、LDSはこのリゼルギン酸から部分合成されます。

LSDを使用するとどのようになるのですか。

 LSDは、乱用薬物の中でも最も強力な作用を持つ幻覚発現剤です。
LSDを経口摂取すると、約30分から1時間後に作用が現れ、4時間から10時間程度、幻視、幻聴、時間や空間の感覚の欠如など、強烈な幻覚作用が現れます。特に、幻視作用が強く、ほんのわずかな量だけで、物の形がゆがんで見えたり、極端に大きく見えたり、小さく見えたり、色とりどりに見えたりする(色彩幻覚)状態が続き、「音にさわれる」、「色が聞こえる」などの異常な感覚を覚えるといわれています。また、乱用を続けると、長期にわたって精神分裂などの精神障害をきたすこともあります。