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岐阜県鉱工業指数年報2008
平成20年岐阜県鉱工業指数(平成17年基準)
- 岐阜県鉱工業指数の概要[PDFファイル/387KB]
- 岐阜県鉱工業指数作成の概要
- 表−1業種別生産・出荷・在庫指数の前年比[Excelファイル/26KB]
- 表−2主要業種の四半期別生産・出荷・在庫指数(季節調整済)と前期比[Excelファイル/34KB]
- 統計表生産・出荷・在庫・財別指数(原指数・季節調整済)[Excelファイル/225KB]
1概況
...生産指数前年比4.3%の低下...
出荷指数前年比2.7%の低下
在庫指数前年比7.7%の上昇
平成20年の生産指数は、輸送機械工業、化学工業等が上昇したものの、一般機械工業、電子部品・デバイス工業等が低下したため、前年比4.3%の低下となった。また、出荷指数は、電子部品・デバイス工業、窯業・土石製品工業等が低下したため2.7%の低下となり、在庫指数は、その他工業、窯業・土石製品工業等が上昇したため7.7%の上昇となった。
(図-1)
生産 | 出荷 | 在庫 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
指数 | 前年比(%) | 指数 | 前年比(%) | 指数 | 前年比(%) | |
平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 |
95.2 96.8 100.0 107.5 110.8 106.0 |
− 1.7% 3.3% 7.5% 3.1% △4.3% |
93.9 97.7 100.0 107.7 110.0 107.0 |
− 4.0% 2.4% 7.7% 2.1% △2.7% |
116.0 99.8 103.8 108.7 111.3 119.9 |
− △14.0% 4.0% 4.7% 2.4% 7.7% |
注:年指数の値は、生産及び出荷指数は月指数の平均値、在庫指数は年末値による。
2主要業種別生産指数の前年比
主要業種別に生産指数を前年と比べると、上昇したのは、輸送機械工業(前年比10.8%)、化学工業(同2.8%)、金属製品工業(同1.0%)の3業種となった。
一方、低下したのは、電子部品・デバイス工業(同△16.0%)、窯業・土石製品工業(同△14.9%)、繊維工業(同△10.7%)、一般機械工業(同△9.0%)、電気機械工業(同△6.6%)、プラスチック製品工業(同△3.7%)、パルプ・紙・紙加工品工業(同△0.9%)の7業種となった。
(図-2、表-1[Excelファイル/26KB])
3全国、中部との生産指数の比較
...全国は3.4%、中部は5.4%の低下...
岐阜県 | 全国 | 中部 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
生産指数 | 前年比(%) | 生産指数 | 前年比(%) | 生産指数 | 前年比(%) | |
平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 |
95.2 96.8 100.0 107.5 110.8 106.0 |
− 1.7% 3.3% 7.5% 3.1% △4.3% |
94.1 98.7 100.0 104.5 107.4 103.8 |
− 4.9% 1.3% 4.5% 2.8% △3.4% |
90.3 95.8 100.0 107.7 111.0 105.0 |
− 6.1% 4.4% 7.7% 3.1% △5.4% |
※「中部」とは、中部経済産業局管内5県(愛知、三重、石川、富山、岐阜)
※資料:経済産業省、中部経済産業局
4鉱工業指数四半期推移
平成20年の生産指数を四半期ごとにみると、第1四半期は前期比2.7%の低下、第2四半期は0.7%の低下、第3四半期は1.6%の低下、第4四半期は9.8%の低下となり、低下傾向が続いた。
また、出荷指数も低下傾向が続き、第4四半期は前期比11.0%の低下となった。
一方、在庫指数は上昇傾向が続き、第4四半期は前期比4.3%の上昇となった。
(図-3、表-2[Excelファイル/34KB])
5主要業種別指数の動向
(1)金属製品工業
- 生産指数は、アルミサッシ、スチール又はステンレスシャッター等が減少したものの、超硬チップ、ボルト・ナット等が増加したため、前年比1.0%の上昇となった。
- 出荷指数は、アルミサッシ、スチール又はステンレスシャッター等が減少したため、前年比0.9%の低下となった。
- 在庫指数は、アルミサッシ、アルミドア等が減少したため、前年比3.2%の低下となった。
(図-4、表-1[Excelファイル/26KB])
(2)機械工業
- 生産指数は、輸送機械工業等が上昇したものの、一般機械工業、電子部品・デバイス工業等が低下したため、前年比4.8%の低下となった。
- 出荷指数は、電子部品・デバイス工業、一般機械工業等が低下したため、前年比1.4%の低下となった。
- 在庫指数は、前年比2.4%の上昇となった。
(図-5、表-1[Excelファイル/26KB])
(2)<ア>一般機械工業
- 生産指数は、超硬工具(超硬チップを除く)、金型等が増加したものの、給排水栓類(器洗浄弁・ボールタップを含む)、研削盤等が減少したため、前年比9.0%の低下となった。
- 出荷指数は、研削盤、給排水栓類(器洗浄弁・ボールタップを含む)等が減少したため、前年比3.4%の低下となった。
(図-6、表-1[Excelファイル/26KB])
(2)<イ>電気機械工業
- 生産指数は、非標準三相誘導電動機(70W以上)、蛍光灯器具等が増加したものの、単相誘導電動機、換気扇等が減少したため、前年比6.6%の低下となった。
- 出荷指数は、単相誘導電動機、換気扇等が減少したため、前年比8.9%の低下となった。
(図-7、表-1[Excelファイル/26KB])
(2)<ウ>電子部品・デバイス工業
- 生産指数は、電子回路基板、半導体集積回路等が減少したため、前年比16.0%の低下となった。
- 出荷指数は、電子回路基板、半導体集積回路等が減少したため、前年比15.6%の低下となった。
(図-8、表-1[Excelファイル/26KB])
(2)<エ>輸送機械工業
- 生産指数は、ステアリング装置、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)等が減少したものの、乗用車ボデー、シャシー及び車体部品等が増加したため、前年比10.8%の上昇となった。
- 出荷指数は、乗用車ボデー、シャシー及び車体部品等が増加したため、前年比6.3%の上昇となった。
(図-9、表-1[Excelファイル/26KB])
(3)窯業・土石製品工業
- 生産指数は、ガラス短繊維製品、特殊炭素製品等が増加したものの、触媒担体・セラミックフィルタ、タイル(陶磁器製タイル)等が減少したため、前年比14.9%の低下となった。
- 出荷指数は、触媒担体・セラミックフィルタ、タイル(陶磁器製タイル)等が減少したため、前年比14.0%の低下となった。
- 在庫指数は、タイル(陶磁器製タイル)、ガラス長繊維製品等が増加したため、前年比5.0%の上昇となった。
(図-10、表-1[Excelファイル/26KB])
(4)化学工業
- 生産指数は、触媒(自動車排気ガス浄化用)、無水酢酸等が減少したものの、医薬品、活性炭等が増加したため、前年比2.8%の上昇となった。
- 出荷指数は、医薬品、活性炭等が増加したため、前年比0.8%の上昇となった。
- 在庫指数は、活性炭、メラミン樹脂等が増加したため、前年比8.0%の上昇となった。
(図-11、表-1[Excelファイル/26KB])
(5)プラスチック製品工業
- 生産指数は、プラスチック製フィルム、発泡プラスチック製品等が増加したものの、プラスチック製機械器具部品、ホース(プラスチック製)等が減少したため、前年比3.7%の低下となった。
- 出荷指数は、プラスチック製機械器具部品、ホース(プラスチック製)等が減少したため、前年比0.5%の低下となった。
- 在庫指数は、プラスチック製フィルム、ホース(プラスチック製)等が減少したため、前年比1.8%の低下となった。
(図-12、表-1[Excelファイル/26KB])
(6)パルプ・紙・紙加工品工業
- 生産指数は、情報用紙、包装用紙が増加したものの、段ボール、特殊印刷用紙等が減少したため、前年比0.9%の低下となった。
- 出荷指数は、特殊印刷用紙、段ボール等が減少したため、前年比4.1%の低下となった。
- 在庫指数は、衛生用紙、包装用紙等が増加したため、前年比5.4%の上昇となった。
(図-13、表-1[Excelファイル/26KB])
(7)繊維工業
- 生産指数は、織物製外衣、ニット生地染色整理等が減少したため、前年比10.7%の低下となった。
- 出荷指数は、織物製外衣、不織布等が減少したため、前年比17.6%の低下となった。
- 在庫指数は、羽毛・羽根ふとん、不織布等が増加したため、前年比11.8%の上昇となった。
(図-14、表-1[Excelファイル/26KB])