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知事記者会見録(令和6年7月9日)

※知事、RIE KANETO Memorial Cup 金藤大会名誉会長、一般社団法人岐阜県水泳連盟 加藤会長及び記者の発言内容については、事実誤認や単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、発言の趣旨を損なわない程度に整理して作成しています。

令和6年7月9日(火曜日)14時00分

​司会
 
ただいまから知事定例記者会見を始めさせていただきます。本日の発表項目の1つ目といたしまして、「RIE KANETO Memorial Cup 2024~岐阜から全国へ。そして世界へ!~」の開催について、本日は本大会の大会名誉会長の 金藤 理絵 様、主催者であります一般社団法人岐阜県水泳連盟会長の 加藤 哲久 様 にご出席いただいております。
 進行についてでございますが、はじめに金藤大会名誉会長、加藤県水泳連盟会長から本大会の概要等についてご発言をいただいた後に、知事からの発言、質疑応答、最後に写真撮影という流れで進めさせていただきます。それでは、金藤大会名誉会長、加藤会長から本大会の概要についてご説明をいただきます。よろしくお願いいたします。

金藤大会名誉会長
 
この度はお時間をいただき、誠にありがとうございます。お手元に配布の資料のとおり、令和6年8月12日に、昨年度に引き続き、「RIE KANETO Memorial Cup 2024~岐阜から全国へ。そして世界へ!~」を長良川スイミングプラザで開催いたします。本大会においても、大会名誉会長を務めさせていただきます。昨年度、岐阜県内の選手が高みを目指す大会として岐阜県からも共催という形でご協力いただき、第1回記念大会の開催の実現に至りました。今回も引き続きご協力いただいており、知事にはこの場をお借りして感謝申し上げます。また、第2回大会の充実に向けて多くの企業の方々からもご支援をいただいており、感謝申し上げます。第1回大会終了後から県水泳連盟と何度も協議を繰り返す中で、私自身の大会への願いや思いを受け止めていただき、本大会は、次世代を担う小学生から高校生までを対象とする、ジュニア世代が参加する大会として開催することになりました。本大会は48種の競技種目を対象とし、全国大会などのハイレベルな大会では一般的な予選・決勝方式を採用し、より全国大会出場や上位入賞、自己ベスト更新に繋がるような競技大会方式で実施します。また、私自身のこの大会へのこだわりとして、選手との直接の触れ合いを大切にしていきたい、その中で子ども達が選手としてさらに成長したり、より競技を楽しむことができるきっかけを作っていきたいと思っています。暑さが厳しい中での大会が予想されますが、競技役員をはじめとするスタッフの皆さんには、熱中症対策など安全面についても充分配慮し、大会準備を進めてもらっています。これまでも、小学生などを対象にした水泳教室などで県内の子ども達と触れ合う機会がありました。子ども達の笑顔は、現役の時も現役を引退した後も変わらず私にたくさんの元気を与えてくれます。より多くの選手の皆さんにご参加していただき、高みを目指す大会とともに、大会を存分に楽しんでもらいたいと思っています。以上になります。​

加藤会長
 
一般社団法人岐阜県水泳連盟会長の加藤でございます。この度はお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。岐阜県水泳連盟では、競泳の普及を図るとともに、「ぎふ清流国体」以降低迷していた競泳選手の育成・強化に注力している中、昨年度、初めてこの「RIE KANETO Memorial Cup」を開催させていただきました。先ほどの金藤名誉会長の話ではありませんが、オリンピアンと触れ合う機会を作るということがすごく子ども達にとってプラス、また、モチベーションを上げる大切な、素晴らしい企画だと思っております。昨年の「Memorial Cup」の終了後、アンケートを取らせていただきましたが、選手はもちろん、保護者の皆さんから思った以上に素晴らしかったという結果が出ております。この大変好評だったということで、第2回大会の開催も選手、役員共に大変楽しみにしております。 また、本大会開催に際して、県のご協力、そして大会の趣旨をご理解していただきました協賛企業の皆様にも、この場をお借りしまして感謝を申し上げます。大会開催まで間近でありますが、子ども達にとって記憶に残る素晴らしい大会になるように、準備を進めてまいりたいと思っております。県水泳連盟からは以上でございます。​​

司会
 
ありがとうございました。続きまして、知事、お願いいたします。

知事
 
既にお二方からお話がありましたが、「RIE KANETO Memorial Cup」の開催にあたりまして、金藤理絵さん、そして県水連の加藤会長、また多くのスポンサーの方々に心から御礼申し上げる次第でございます。何と言っても、リオオリンピックで金メダルを見事獲得された金藤さんの不屈の精神と言いますか、金藤さんに出会って、触れ合って、そしてそのスピリットを感じていただくということで、まさに「清流の国ぎふ」の皆さんが泳ぐということについて、ますますその楽しさとか、いろんなことを感じていただけたらと思いますし、それからこのチラシにありますように「岐阜から全国へ。そして世界へ!」、「とびだせ!清流アスリート」ということで、金藤さんの背中を追いかけて頑張ってもらう人がどんどん出てくることを、大いに期待しようということでございます。昨年度第1回をやったわけでありますが、大変好評でございました。今年は先ほどお話がありましたように、少し焦点をジュニア育成というところに定めて、ブラッシュアップをして、さらに金藤さんに触れる機会を増やしていこうということで企画をしているところでありまして、昨年以上に多くの方々に来ていただいて楽しんでいただければと、そしてまた選手の皆さんには大いに羽ばたいていただければと思っております。 8月12日という日は、くしくもリオオリンピック200m平泳ぎの決勝が行われた日本時間と同じ日付でございまして、これまた因縁を感じる次第であります。私どもとしては、夏の岐阜の風物詩と言いますか、その1つとしてこの「RIE KANETO Memorial Cup」を末長く大切にしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。​

記者
 
金藤名誉会長に伺います。昨年は猛暑日の中で大勢の方が集まって、かなり盛り上がった大会だったかと思うのですが、昨年の大会を振り返って得た成果を教えていただきたいです。また、ジュニアの育成について注力していきたいとあるのですが、昨年の大会からレベルアップしたところ、また、変わったところを教えていただければと思います。​

金藤大会名誉会長
 
熱中症対策としては、空調の効いた部屋を準備したり、スポットクーラーなども今回は準備させていただくことで、夏の大会ですが、なるべく選手が集中して臨めるような大会を目指して今回準備しております。そして、参加者の方にアンケートを実施した時に、親御さんからも保護者の方からも意識が変わったという意見だったり、また来年も開催してほしいという意見もたくさんいただきまして、その意見を参考にして、今回第2回のレベルアップした状態で開催させていただきます。昨年度と今年度で変わった点ですが、昨年が予選競技のみだったのが、今回は決勝競技も含み、レースをなるべく全国大会だったり、ベスト更新の機会を増やすような大会の仕組みにしています。第1回から第2回にかけて、競技レベルにおいて、ジュニア選手にとって変化があったかどうかというのは、例えばグラフも含めてなかなかそのような結果が出ているかと言われると難しいところがあるのですが、今回継続して金藤杯を開催していくことで、少しでも子ども達のやる気だったり、背中の後押しができることを目指して開催していきたい、継続していきたいと思っています。​

記者
 
今回は岐阜県のジュニア選手が対象なのでしょうか。​

金藤大会名誉会長
 
今回は岐阜県の選手を対象とした大会になっています。参加者も今回大変増えてくるのではないかと予想しており、例えば県外の選手を招待してしまうと、試合会場のキャパも含めて運営も難しくなったり、競技時間も長くなって、選手にとっても負担がとても大きくなるのではないかなと考えて、今回は県内のジュニアの選手のみの参加としました。​

記者
 
様々な触れ合いというお話がありましたが、プレゼンター以外に、今回金藤さんとして、昨年のことも振り返って、参考にしながら、今回の大会でどういったことをしたい、伝えたいかお伺いしたいです。

金藤大会名誉会長
 
昨年は私のデモンストレーションであったり、記録賞を渡す時に子ども達に手渡しするということが主な子ども達との触れ合いの場だったのですが、どうしても子どもたち一人ひとりと触れ合うということが難しかったので、今回はデモンストレーションなどをやめて、プレゼンターであったり、あと50mの予選種目の送り出しであったり、また、上位入賞者と一緒に写真を撮って記録賞の写真を掲載したりなどの交流を図っていこうと計画中です。​

記者
 
最優秀選手賞として金藤杯をお渡しされると思いますが、これはどういった基準で選ばれる想定をされていますか。​

金藤大会名誉会長
 
それぞれの年齢に対しての資格級というものがありまして、どうしても全年齢を合わせてしまうと高校生が速くなってしまうので、それぞれの年齢で一番全国と比べて速かった選手を最優秀選手として表彰する予定です。​

記者
 
(最優秀選手は)何人か選ばれるということでしょうか。​

金藤大会名誉会長
 
最優秀選手は1人になります。あとは、年齢別に男女1人ずつ優秀選手賞を選ぶ予定です。​

記者
 
その(優秀選手賞)中で更に最優秀賞を選ぶということでしょうか。​

金藤大会名誉会長
 
そのとおりです。​

記者
 
ジュニア選手を今回対象としたということですが、ジュニア選手が、この時期に金メダリストの金藤さんと触れ合う機会は貴重だと思うのですが、子ども達にとってどんな大会になってほしいと思っていますか。​

金藤大会名誉会長
 
やはり子ども達にとって、タイムを更新するということは、水泳を続けていく中で、喜びの1つになると考えています。しかし、速くなればなるほど、そのベストタイム更新という喜びを経験する機会も減っているのではないかと思っています。そんな時に、考え方もまだまだ未熟な小学生、中学生がスランプに陥った時、どうしても辞めたい、水泳から離れるという選択肢が必ず生まれてくると思います。そんな時に、例えば自分で言うのもおこがましいですが、私が子ども達と触れ合うことで、あともう1つ試合を頑張ってみよう、あと1シーズン、あと1週間、少しでも良いのであともうちょっと頑張ってもらおうという意識を持って大会に臨んだり、大会が終わってくれることを願っています。

司会
 
それでは続きまして、写真撮影に移らさせていただきます。
 知事と金藤大会名誉会長、加藤会長にはご起立をただきまして、大会ポスターをご一緒にお持ちいただきたいと思います。

 (写真撮影)

司会
 
以上で、本日の発表項目の1つ目「RIE KANETO Memorial Cup 2024」に係る記者会見を 終わらせていただきます。金藤様、加藤様には、ここでご退席いただきます。どうもありがとうございました。
 それではその他の発表項目に移らせていただきます。知事よろしくお願いします。

知事
 ​ご報告する案件がたくさんありますけど、順次報告させていただきます。まず、今月の19日から28日まで海外出張にまいります。お手元にお配りしていますが、ウズベキスタン、それからドイツ、フランスと3か国を回ってまいります。まずウズベキスタンにつきましては、今年の3月に駐日ウズベキスタン大使に岐阜にお出でいただいて、その後、大使やウズベキスタン政府の方からもいろいろと話がございまして、大変短期間ではありましたが、急速に交流についての議論を進めようではないかということで、訪問させていただくことになりました。伺いますと、日本の都道府県知事としてウズベキスタンを訪問するのは私が最初になるようでございます。確か8月か9月に総理も行かれると聞いておりますが、現地ではサマルカンド州の政府からのお招きで州知事ともお会いして、交流促進に関するレターオブインテントと言いますか、合意書を取り交わす予定でございますし、このサマルカンドはいわばシルクロードの要衝で、東西文明のまさに十字路ということで、岐阜県も日本のまん真ん中で交通の要衝として文化・伝統に恵まれてきた地域でありますので、そういったことも含めて、いろいろ意見交換をしていきたいと思っております。また、岐阜大学学長がご一緒していただくことになっておりますが、サマルカンド国立医科大学と、それから岐阜大学の間で学生・教職員の交流をということで今話が進んでおりまして、それについての合意を交わすことも予定されております。それから、先方からはアブドゥラ・アリーポフ首相をはじめとして、政府の閣僚、その他関係者からもアポイントの話がございまして、今調整中でございますが、できる限りいろんな方とお会いして、交流の糸口を見出していきたいなと思っております。その後、ドイツの方になりますが、こちらは下呂市長それから下呂温泉観光協会の会長をはじめ下呂の方々、それから美濃加茂市長も一緒でありますが、ライン川沿いのいわゆるクアオルト、健康保養地でございますが、ヨーロッパで、また世界的にも有名なバーデンバーデンをはじめとしてバートナウハイム、バートキッシンゲンといったところを訪問させていただき、各種療養施設、アート、文化、まちづくり、それから森林、温泉の活用といったような多元的な豊かな保養地を作り上げておられる、そういったところについていろいろと我々の観光政策の参考にしていきたいと思っているところでございます。それから、美濃加茂市長のほかに可児市の観光協会会長も一緒ですが、今の木曽川中流域で、関係市町が一緒になって、木曽川地域を繋いで広域観光をやっていこうということで「日本ライン・KISOGAWA River to Summit」というものを毎年やっておりますが、元々そこには日本ライン、ライン下りがあって繋がっていたわけでありますが、事故もあった関係で、ライン下りもなくなってしまっていまして、もう1回この木曽川で沿川の市町を繋ごうということであります。本家本元のライン川観光の拠点になっておりますコブレンツ市を訪問させていただきまして、市長をはじめ観光関係者等といろいろとお話をし、木曽川中流域の新たなブランド作りについて参考にしていきたいということでございます。最後にフランスの関係でありますが、IOCの方からオリンピックの開会式にお招きをいただいておりますので、見させていただこうと思っております。この開会式はオリンピック夏季大会史上初めてスタジアムの外で開催されるということでございまして、とりわけセーヌ川でアスリートらがボートに乗って、百数十艘から二百数十艘と言われておりますが、セーヌ川をボートに乗ってパレードするという開会式のようでございます。詳細はまだ十分にオープンになっておりませんが、川の魅力、川を中心に地域の魅力を発信していくという、野外開会式でございまして、清流の国である本県もこうしたことについて、今後の清流を活用した野外イベントについて、大いに参考になるのではないかということで期待をしているところです。お手元にざっとしたスケジュールの資料がございますが、9泊10日ということでございます。
 それから、資料はお配りしておりませんが、9月上旬から中旬にかけて、突然の話ではありますが、韓国政府の方から、各国要人招聘プログラムというのがありまして、日本から私を招聘したいということで、必要な費用は全額韓国持ちで、身体一つで来てくれということで、私自身としては久しぶりの韓国訪問になります。特に関心がありますのは、世宗特別自治市というのが、ソウルの南西にありますが、まさに首都機能がごっそり移転した場所でございまして、韓国における大胆な首都機能移転の試みとか、その他韓国政府の要人についてもいろいろアポイントを向こうの方で用意してくれるということなので、現在の韓国の政策とか、あるいはいろんなことの理解を深めて日韓友好関係構築に少しでも関われればということで、このプログラムが組まれているようでございます。そうして選んでいただいたということで大変光栄なことでございますので、9月上中旬ぐらいに、そんなに長くはなく、4日くらいのつもりで訪問しようかと思っております。そのような性質ですから、一人で行くということになります。
 それから、次の報告は、「『清流の国ぎふ』文化祭2024」の開会式・閉会式について、いよいよ一般観覧者の募集を開始いたします。お手元に資料がお届けしてありますが、この開会式は10月14日に岐阜メモリアルセンターので愛ドームで行われるわけでございますが、「清流の国ぎふ」の魅力をいろんな角度から発信する、そういう式典にすると同時に、能登半島地震の被災地復興を願ってということで、石川県にもご参加いただくと、それから世界に開かれた文化祭ということで、海外からもご参加いただくということで予定をしております。また閉会式は、11月24日に長良川国際会議場のメインホールでとなっていますが、この42日に亘る文化祭の成果を未来に繋いでいくという趣旨の式典になろうかと思います。明日7月10日から募集開始いたしますが、8月30日までの間で、開会式が1,000人程度、閉会式が500人程度を予定しております。ウェブサイトもしくは専用の応募用紙でご応募いただきたいということでございます。それから、今週末の3連休の3日目である7月15日の祝日に柳ケ瀬のグラッスル35Gテラスで、日比野さんが先頭に立ってPRイベントを行う予定になっておりますので、またよろしくお願いしたいと思います。
 それからこの「清流の国ぎふ」の文化祭のいわば連携行事ということでございますが、お手元の資料にあります、「清流の国ぎふ 地芝居・伝統芸能フェスティバル」ということで、従来の「地歌舞伎勢揃い公演」を、更に文楽とか能狂言とか岐阜の伝統芸能を広げまして、県内各地の芝居小屋、舞台で40を超える公演を開催するということでございます。お手元に一連の資料がございますが、これもスタートいたしますので、また募集をしたいと思っております。
 それから「エンジン03in岐阜」でありますが、一昨年「エンジン01」が岐阜でありまして、それから昨年が「エンジン02」ということで高山でやりましたが、今度は「エンジン03」ということで、岐阜、大垣、各務原の3か所で、29人の文化人、知識人の方々がお出でになって、シンポジウム、それからコロナでできませんでしたが「夜楽」と称して、講師達がそれぞれ街中に出て行って、レストランや料理屋でフリーの懇談をするというプログラムもございますし、それから岐阜市、大垣市、各務原市にちなんだ、「信長」をテーマにした講座とか、「俳句」をテーマにした講座とか、「空と宇宙」に関する講座とか、そういったこと広くやっていただくということでございます。明日から、オープニング・シンポジウムの申込みの受付と夜楽、講座のチケット販売を開始しますので、ぜひご参加をよろしくお願いしたいと思っております。
 それから、もう1つが関ケ原でありますが、昨年に続いて大関ケ原祭を開催いたします。9月7日から10月20日までの約1か月半ということでございますが、恒例の関ケ原ナイト、それから様々な関ケ原イベント、それから今回はアメリカのゲティスバーグ、ベルギーのワーテルロー古戦場関係者をお招きして、海外古戦場交流というものも予定しております。それから、関ケ原研究会を設けて、関ケ原の史実について様々な角度から研究していただいておりますが、その発表会もこの時に関ケ原研究大会ということでやらせていただこうと思っております。この3つがいわば「文化イヤー」における行事としてやらせていただきます。
 最後に、「清流長良川の鮎」というテーマで世界農業遺産に登録されているわけでありますが、これに伴って東アジア農業遺産学会というのを毎年やっており、今回8回目を数えるわけですが、韓国、中国、日本の3か国の世界農業遺産認定地域で構成される学会でありまして、様々な世界農業遺産を巡る研究発表を行うということで、およそ250名の方々が集まって、講義をするということでございます。国連食糧農業機関からも基調講演ということでお出でいただけますし、それから岐阜県魚苗センターとか、それからあゆパークといったところも見ていただいて、岐阜の「清流長良川の鮎」という世界農業遺産の発信をしていこうということでございます。
 今月は全国献血大会で秋篠宮妃殿下がお越しになりますし、直後に海外出張が入り、帰ってきてすぐに今度は秋篠宮殿下、妃殿下、そして悠仁親王殿下が「清流の国ぎふ総文」にお見えになりますので、これから8月第1週ぐらいまでは、一気呵成にこれらの行事をこなしながら、岐阜の魅力発信をさらに進めていくと。またそれが終わると、今度は秋の国民文化祭の様々な個々の行事を含めて目配りをしていくと、そういうことになろうかと思っております。私の方からは以上でございます。

記者
 
海外出張について、今回、都道府県知事としては初のウズベキスタン訪問となります。まずこのウズベキスタンの印象をはじめ、訪問の意義をどのようにお考えかということと、また岐阜大学と意向書を取り交わすということで、学生・職員の交流というのが主にあるかと思いますが、こちらに期待することをお聞かせください。​

知事
 
ウズベキスタンは、中央アジアの中では人口が圧倒的に多い大国でございまして、今日本は中央アジア5か国と様々な形で交流を進めていこうということで、また、ウズベキスタン自身もいわば全方位外交ということで、世界のいろんな国々と交流を深めて、存在感を高めていこうと、また、まさにシルクロードの拠点でありまして、それに伴う様々な文化を発信していこうということとか、それからやはり日本をはじめ各国に人を出していろんな交流を進めたいということを非常に強く言ってきております。そういう強いご意向の中で、たまたま岐阜県に対して是非ということで、また元駐ウズベキスタン日本大使の加藤氏からも、彼は今、日本ウズベキスタン協会の会長をやっていますが、是非そういう時期でもあるので、日本の自治体として積極的に関わっていかれてはどうかというサジェスションもいただきまして、うちのスタッフ一同も現地に行っておりますが、やはり観光、それから教育、地場産業、こういったことを大事にしようというところが非常に強くて、東京におられるウズベキスタン大使も岐阜に来られて、まず最初におっしゃったのは関の刃物、ウズベキスタンにも立派な刃物産地がありますが、そういう刃物交流とかいろいろと繋がるところがあるのではないかということをおっしゃっておられまして、私は全く初めてですから、まずは行ってみて、いろんな方とお話をしてと思っています。首相、環境大臣、タシケント州知事、それからサマルカンド州知事、それぞれからアポイントの話もございますし、それからサマルカンドとは今後の協力の合意書を交わそうというご提案もありますし、タシケントの方からも同様の提案が今来つつありますので、非常にそういう意味で、私にとってまだ見ぬ国ですが、そういう積極性と言いますか、熱意をひしひしと感じておりますので、岐阜県にとって新しい交流のきっかけになるかと思っております。岐阜大学の方は、少し前から若干の交流があったようですが、今回は岐阜県として真正面から出掛けていくということになったところで、先方も岐阜大学も、細々とした交流ではなしに、正面からしっかりとした学生、教師、教育カリキュラム、いろんな面で本格的な交流をやろうと、両方からそういう声が起こって、今合意文書の詰めを行っておりますが、現地では調印もできるのではないかなと思っております。岐阜大学の学長がご一緒していただくことになっております。

記者
 
先日、女子ホッケーのさくらジャパンの選手と面談された際にも激励に伺うとの話があって、今回パリオリンピックの視察に関しても、清流を活用した野外イベントの参考になるのではないかという期待もありますが、改めて知事としてパリ五輪の開会式を視察する意義についてどのようにお考えでしょうか。​

知事
 
フランスにとっては百年ぶりのオリンピックで、世界に対する発信ということでは、いろいろと趣向を凝らすというか、まだその全貌が明らかになっておりませんが、漏れ聞こえてくるところでは、いろんなところに趣向を凝らして、未来志向のかなり大胆な、開会式もそうですし、個々の競技場の整備もそうですし、大胆なことを考えておられるというような印象を受けておりまして、この前の東京オリンピックの閉会式の時に、ご記憶かと思いますが、自転車に乗った人がパリの屋根を走り回り、走り回ることでパリという街を紹介し、その後エッフェル塔の周りをジェット機が飛んで三色旗をかたどったわけで、あのようなやり方というのは本当に度肝を抜くような大胆なことをやっているわけであります。そういう国でもありますので、特に私も、セーヌ川でやるというのは何をどうやるんだろうかと、観客はどこにいて、選手達はどう動いて、そもそもそんなに川幅がとてつもなく広いわけではありませんので、三桁の船が並んでどういうことになるのか、かねてから興味があったところ、たまたまIOCの方からご招待ということで、もうすでにIDの入場証もいただいておりますが、お招きいただけるということで、そういう意味では一つのチャンスかなと思っております。​

記者
 
今月の末には「清流の国ぎふ総文」が開催されるということで、先日秋篠宮ご夫妻と悠仁様のご出席も発表されました。「文化イヤー」という一年の中でかなり動くタイミングかなと思いますが、改めて期待することをお願いできますか。​

知事
 
「清流の国ぎふ総文」の方は、私どもいろんな意味でお手伝いをしてますが、高校生が主体となって企画を考え、プログラムを組み、また様々なロジもやり、それから総文祭の取組みとして海外からお招きをするということで、リトアニアと韓国とベトナムを選んで、既にその交流もやっておりますし、そういう高校生の創意工夫と言いますか、そういうものを遺憾なく発揮してもらえるということが、未来の岐阜の文化振興とか、岐阜のあり方に繋がるということで、大いに楽しみにしているところです。

記者
 
昨年、コロナ禍を経て4年ぶりに海外渡航されたと思いますが、アジアではインバウンドの観光誘客、ヨーロッパでは文化交流が大きなテーマになっていたと思います。今回、ウズベキスタンは初めてということで、経済的な要素であるのか文化的な要素が強いのか、今のところどのようなイメージを持っておられるでしょうか。​

知事
 
むしろ手探りだと思います。例えば経済的な意味では地場産業の交流というテーマもあるでしょうし、それから非常に日本語熱も盛んですし、日本で仕事をしたい、岐阜県で働きたいという人、あるいは岐阜県で学びたいという人達がいるわけなので、そういう意味で経済面でも、あるいは教育の面でも、あるいは文化という意味ではそれぞれに独自の 文化・伝統を持った地域ですから、交流し合うということもあると思いますし、行ってみて私どもとしては岐阜の魅力なり、岐阜県としてのいろんな海外戦略についてのお話はしたいと思っておりますが、先方からどういう切り出しがあるか、どういうところに接点を見出していくかは、ある意味では手探りと言いますか、糸口を最初からこう紡いでいくというか、そういう面白さというか醍醐味というか、あの地域はむしろこれから出てくる地域ですから、そういう意味では、たまたまですが日本から最初の知事の訪問になりますよと、是非来てくださいということでございましたので、お受けしようということにした次第です。

記者
 
今月末で閉店する岐阜高島屋(※)と柳ケ瀬商店街についてお聞きします。岐阜高島屋は柳ケ瀬商店街にとって核の役割を果たしてきたわけですが、その核が今月末でなくなり、高島屋が抜けた後の跡地活用についてもまだ決まっていない状況です。このままの状態が続けばさらに商店街が衰退していく懸念もありまして、このまま元気がなくなってほしくないと思う人も少なくないと思います。これからの商店街を担っていくのは柳ケ瀬の商店主であったり、岐阜市が主体となっていくとは思いますが、知事として今後の商店街に対する考え方でありますとか、高島屋の跡地についての展望でありますとか、思いをお聞かせ願います。

知事
 
岐阜の県都岐阜市の賑わいの重要な一翼を担ってこられたわけなので、そういう意味では非常に残念なことだと思っております。皮肉なことにここに来て、高島屋感謝祭その他様々なフェアを組んでおられまして、かなり高島屋自身も盛り上がっているというか、かつて私は、高島屋を岐阜県民として大事にするのであれば「バイ高島屋運動」をやろうと言っていた時期がありますが、今皮肉なことに、私も時々顔を出しますが、非常に賑わっておられるということで、そういう意味ではやや別れを惜しむようなフェーズにあるわけでありますが、それと同時に、まずは大家さんたる岐阜土地興業と、それから店子たる高島屋が、円滑に閉店後の対応を進めていくということで、その円滑な対応の一つに高島屋に入っておられる個々のお店の店員とか、それから高島屋自身の店員とか、そういった閉店後の雇用の問題、こういったことについてもいろいろと丁寧にやっておられると、例えばジェイアール名古屋タカシマヤを含めた高島屋グループで何人働いていただくかとか、地元企業への転職とか、退職される方もおられますし、いろいろと丁寧に調整をしておられると聞いていますので、そういう雇用の問題がまずは順調にいくことと、それからお店自身を今後どのようにスムーズに整理していくかという辺りを、まずきちんと私どもとしても見届けて、必要があればご相談に乗るというか、お手伝いしていくということかと思っております。その上で、あの場所をどのように活用していくかということになりますが、これもあの場所一点というよりは、やはり岐阜市全体、あるいは柳ケ瀬全体を、どのようにまちづくりの観点から見つめ直していくかという中で、あの場所の位置付けというのをいろんな方々のアイディアや意見を取り入れながら、まさに新たなまちづくり、このプロセスを大事にしながら、みんなで高島屋なき後の柳ケ瀬づくり、あるいは岐阜市の賑わいづくりというのを考えていく一つの重要な契機になっていると思いますので、幸いこの間、美川憲一さんもおいでになって大変な賑わいでしたし、私もちょこちょこ見てますと、非常に小規模ではありますが工夫を凝らした新しい店がいろんなところに誕生していますし、それから商店街振興組合自身も幹部が若返りをして、いろんなアイディアを次々と発信しようとしておられますし、そういう新しいまちづくりの動きを大事にして、私どもも大いにお手伝いしていきたいなと。何と言っても県都岐阜市ですから、県都の発展と言いますか活性化というのは、岐阜県にとっては極めて重要な課題だと思っておりますので、そういう意識で取り組んでいきたいなと思っております。​

記者
 
ドイツの訪問ですが、コロナも収まって、県内のインバウンド客も復調というか回復兆しがある中で、今後ドイツで見たものを、下呂であったり、木曽川の中流域の取組みに繋げていくということですが、この地域の観光について、知事が期待することについて伺いたいと思います。

知事
 
今まで飛騨牛をはじめ岐阜の産品を一生懸命売り込むと、それは産品だけでなく、岐阜の食とか、それから観光とか、観光の中に伝統とか文化とかそういうものも含まれるわけですが、そういう食、観光、それからものづくりと、そういう岐阜の魅力をトータルに一生懸命売り込んでいくということで、飛騨牛をはじめとする岐阜の産品の輸出促進と、それから岐阜に対する関心を高めることを通じて、岐阜へのインバウンドという、そこにずっと力を入れてきているわけで、そこからコロナを経て、昨年はどちらかというと文化交流という今年の国民文化祭に合わせて、ヨーロッパとの文化の交流ということをやりながら、他方で台湾とかマレーシアとかシンガポールとかアジアの大所については、一旦ちょっと眠っていた状態をもう1回大きく我々もお互いに目覚めて、更にまたジャンプアップしようということでやってきているわけです。そういう流れの中で、新しい切り口として木曽川中流域を、清流と言うとどうしても長良川に関心がありますし、「清流長良川の鮎」というれっきとした世界農業遺産があるわけですが、これはこれで一つの確立した体系ができているわけですが、木曽川中流域というのもかつて日本ラインで繋がっていて、広域交流があったはずなので、もう1回そこを見直そうじゃないかというので、ここ4,5年、勉強会もやり、イベントもやり、かなり各市町が繋がってきております。そういう中でやはり要は、同じものではないかもしれないですが、何らかの形での日本ラインの復活みたいなことを考えていく必要があるのではないかと、そのことについては沿川の市町の方々も考え方は繋いでいきたいと。サイクリングで繋ぐ、ウォーキングで繋ぐというのもありますし、それから船で繋ぐというのもありますし、いろんな繋ぎ方を考えようではないかという辺りで、ドイツのライン観光というのは非常に隆々としてやっておられますので、いろいろ参考になるのではないかと。また、そこと交流を深めることが大事なのではないかという1つの問題意識と、それから今、森林サービス産業とか森林サービスということを随分岐阜県は言っているわけでありますが、そこに森があるということ自身に価値を見出していくということで、CO2の吸収もありますが、心地良さとか、潤いとか、生活の充実とか、いろんな森林の価値を見出していこうではないかと、そういう意味で見てくると、温泉と、それから健康保養、それから森、そういったものを一つのまちづくりのコアについて、これもライン川沿いにいくつかありますが、クアオルトという、「クア」とは「保養」という意味で、「オルト」は場所という意味ですので、保養地ということで、クアオルトというコンセプトで地域づくり・まちづくりをやっていると、特にバーデンバーデンは世界中から保養客が来ておられるわけですから、そういう切り口を下呂温泉の皆さん方と一緒になって考えようではないかということで、2つの問題意識でドイツには行ってこようということであります。

記者
 
今月13日にオープンする奥飛驒ビジターセンターの件で、完成までに契約変更が3回続いて、当初の契約から1,000万円ほど請負金額も変わりましたが、この件について改めて知事の受け止めを、議会の方では仕様を工期の直前に直すのではなくて早い段階でできたのではないかという意見や、何度も契約変更することに懸念の声もあったのが事実なので、それについて知事の受け止めを伺いたいと思います。

知事
 
休止状態になっていた施設ですし、今まではある種、県としては山岳の博物館的なスペースというか、そういうことだけでやっていたようなのですが、この際思い切って、山岳観光の拠点ということで様々な角度から、この山岳の魅力というか、そういうものを発信できるように、あるいは体験できるようにということで、構想はいろいろ議論してきたわけで、おっしゃるように最終プランを立ててその通りに作ればそれで良いではないかということなのですが、こういうものはどうしても作っていく中でいろんなアイディアも浮かんできますし、もっと良くできるんじゃないかというような議論も出てくるものですから、そういうのを限られた予算の中でどう取り入れていくかということもありますし、それからずっと休止している施設なものですから、しかも冬場の寒いところにありますから、工事を進めていくと外から見えなかった欠陥と言いますか、老朽化している部分もあると、そういうことで見えてきたものについてはやはり修繕が必要だろうということの積み重ねであったのではないかと思います。1回目の変更は施工する中で、その都度その都度調整をしてきて、それを期限間近なところで束ねて一括して契約変更という格好で、工事の途中にいろいろやってきたことの変更を一括でやったという、これはいくらでもある話です。2回目の変更は変更契約の期限を延ばそうということで、これ自身は別にお金を使っている話ではないですが、期限を延ばしてさらにやっていたところ、いくつか気が付いた点があったということで、見直しをしたり、それから修繕をしたりというのが出てきたと聞いております。最終的には令和5年度当初予算の範囲内で全て終わっておりますので、6年度に跨った部分というのは5年度から繰り越した予算の範囲内でやっておりますので、そういう意味ではどんどん予算を積み増していって、無理にというか、贅沢を重ねたということではありませんので、より良くするための工夫であったと、ただできるだけ早い時期にそういった事も全てチェックして、変更が必要ない程に完璧な計画を作れば良いのではないかと言いますが、理想論はあるかもしれませんが、大体理解できる範囲内の出来事ではないかなと思っております。

記者
 
日曜日に東京都知事選がありまして、それからフランスでは下院選挙で大きく予想を覆すような結果が出ました。県政に目を向けますと、8月5日で知事の任期が残り半年というタイミングになります。来年2月5日までの任期になりますが、現時点での知事の気持ち、お考えをお伺いできませんでしょうか。

知事
 
フランスの選挙も都知事選挙も興味を持って見ておりました。今日もいろいろとご披露したように、7月はてんてこ舞いで、おまけにこの間、富山県知事との懇談会があり、それから今週木曜日は中部圏知事会議で金沢に行きます。その間、リニアの件で明日は東濃に行きますし、それぞれ準備がありますので、今のところまだ先のことを考える余裕がなくて、まずはとにかく今のいくつかのイベントであったり、政策課題を一つひとつこなしていくというので精一杯で、そういったことをこなした上でないと、とてもその先のことはまだ考えが及ばないというのが正直なところです。

記者
 
パリ五輪の開会式に行くということで、今回、(フランスの選挙で)左派連合が勝利したということがかなり驚きだったのですが、この選挙結果をどう受け止めていますか。

知事
 
(フランスでは)2回選挙があり、1回の選挙である方向に極端に流れない歯止めになっていますね。だから1回目の選挙結果で過半数を取らないといけないのですが、とはいえ数字は出るわけで、そうすると極端にある方向にいこうとすると、2回目の選挙でコアリション、合従連衡が進んで、それを押し留める力が働くという制度です。ですから、1回目があまりにも右派の勝ち方がはっきりして、しかもその先についてあまりにも国民の見通しがこうなるに違いないという中で、それに対するその逆のバネが非常に強く働いたという事です。そういう意味で、この選挙制度は面白い、ちょっと日本では考えられない制度です。とはいえ、右派連合に対抗するために各選挙区ではいろんな工夫がされたんですが、結果が出て、国政レベルでそもそも首相をどうするかというところが始まって、個々の政策や政府の方針なりをどのように調整していくのか、どのように多数を形成していくのか、テーマごとの多数形成をするのか、それはこれからの話で、ただある一方の大きな振れはこの制度の仕組みが非常に強く働いたということで、そんなことかと思います。過去にもこういうのは結構ありますよね。

記者
 
東京都知事選の事で伺いたのですが、今回、2位に入ったのが石丸さんということで、直接的に大きな政党の支持や推薦を受けているわけではなく、SNSなどを活用した候補者が2位に入ったということで、この点について、知事のお考えや分析をお聞かせください。

知事
 
SNS、ネットを舞台とした選挙活動はまだいろいろと開拓の余地があるというか、いろんな工夫の余地があるというか、いろんな人がいろんな工夫を今しているところにあると思います。それを大変有効に活用されたということと、それからもう1つは、そのネットでどういうキャンペーンを展開しようが、最後は生身の体が投票所に行って、筆を取って名前を書いてもらわなければならないわけですから、ネット上のキャンペーンと実際にお一人おひとりが体を動かして投票所に行って書くという行為と、すんなり繋がるかというあたりが、いろんな意味でかねてから関心があるわけですが、今回はそういう意味ではかなりうまく繋げられたということだったのではないかなという感じがしておりまして、大変興味深く見ております。

記者
 
各務原の方で、60代の男性教員が教え子に対するわいせつ行為で逮捕、起訴されたというニュースがありました。これについて一義的に対応するのは各務原市教委かと思うのですが、その教員が他の市町村でも勤めていたわけで、学校の教育現場における事件に対する受け止めと、その対策についてどうお考えかお聞かせください。

知事
 
今、いろんな形で様々な出来事が起こっています。生徒と教師の関係もそうですし、男女間のことや、あるいはパワハラであったり、いろんなことが起こっています。それぞれの人がそれぞれの判断基準を持っているのかもしれませんが、あまりにもいろんなところで多いんじゃないかなという感じがしております。そういう意味での人間関係のあり方とか、人と人とが向き合って、教育が典型ですが、そういう時の最低限守らないといけないルール、そういったことをいろんな形で丁寧にやっていくということが非常に大事になっているのではないかと思います。県庁でもいろんなことが起こっていますので、そういう基本的なところをきちんとまずは我々も心掛けてやっていかないといけないと思います。

(※)高島屋の「高」ははしご高

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