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新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更されて、初めての年末年始を迎えます。この時期は、過去3年とも感染が拡大しており、現在も、新規感染者数は全国的に増加傾向にあります。
冬は空気が乾燥し、部屋を閉め切ることも多く、感染症が拡がりやすい季節です。特に、年末年始は、初詣を始め忘年会・新年会、カウントダウンイベント、成人式などの行事や、帰省・旅行などにより人流の増加が見込まれさらなる感染拡大が懸念されます。
5類移行後も感染力の強さなど、新型コロナウイルスの特性が変わったわけではなく、特に高齢者や基礎疾患のある方が感染すれば、重症化のリスクも高まります。
また、季節性インフルエンザも、4年ぶりに流行しており、愛知・岐阜・三重の東海3県では、11月から「インフルエンザ警報」を出しています。
こうした中、今後も、医療提供や相談など必要な体制を確保し、安心な日常生活を維持しながら、社会経済活動を行うことができるよう、東海3県が連携し、一体となって取り組んでまいります。県民の皆様には、次の事項について、ご理解とご協力をお願いします。
・場面に応じて、定期的な換気、こまめな手洗いや手指消毒、効果的な場面でのマスク着用等の基本的な感染防止対策をお願いします。
・体調不良の際は無理をせず、特に、帰省時等に高齢者や基礎疾患のある方と会う場合には、体調の変化に留意するとともに、状況に応じたマスク着用の励行など、重症化リスクの高い方を感染させないための配慮をお願いします。
・新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種の検討をお願いします。
・年末年始の医療のひっ迫を防ぐため、解熱鎮痛薬、抗原定性検査キットなどを事前に準備するとともに、救急外来や救急車は真に必要な場合にのみ利用をお願いします。
2023年12月27日
愛知県知事 大村 秀章
岐阜県知事 古田 肇
三重県知事 一見 勝之