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2020年1月に国内で1例目の新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、東海3県においても8回にわたり、感染の拡大と収束を繰り返してきました。
この間、東海3県では、26回にわたって3県知事会議を行い、足並みを揃えて、感染状況に応じた様々な感染防止対策に取り組んでまいりました。これまでご理解とご協力いただいた県民・事業者、医療関係者の皆様には、心から感謝を申し上げます。
来月8日からは新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症に変更されます。これにより、これまで国の基本的対処方針に基づき行ってきた様々な要請は一旦終了し、日常における基本的な感染防止対策については、各自の判断に委ねられることが基本となります。
しかしながら、感染力の強さや、高齢者や基礎疾患のある方の重症化リスクの高さなど、新型コロナウイルスの特性が変わるわけではありませんので、5類感染症への変更後も、医療提供体制に万全を期すとともに、皆様に適切な行動をとっていただけるよう、感染状況等を踏まえた適時適切な情報提供と呼びかけを引き続き、行ってまいります。
また、新型コロナワクチンにつきましても、5月8日から、高齢者や重症化リスクの高い方などを対象とした新たな追加接種が始まりますので、対象者の方は接種をご検討ください。
まもなく4年ぶりに制約のない大型連休を迎えます。ここのところ感染状況は落ち着きを見せていますが、直近では新規感染者数が下げ止まっており、今後、増加に転じる可能性もあります。帰省や旅行、行楽地へのお出かけやイベントへの参加の際は、一人ひとりが自覚を持ちメリハリのある感染防止対策をとっていただきますようお願いします。
また、事業者の皆様には、効果的な換気や手洗いなどの衛生管理に心配りいただくなど、基本的な感染防止対策をお願いします。
今後も、愛知・岐阜・三重東海3県は連携し、安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していくことができるよう、一体となって取り組んでまいりますので、皆様のご協力をお願いします。
2023年4月28日
愛知県知事 大村 秀章
岐阜県知事 古田 肇
三重県知事 一見 勝之