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新型コロナウイルス感染症非常事態宣言<外部リンク>
今回の新型コロナウイルスは、
1感染拡大のスピードが極めて早い
2感染しても自覚がないケースがある
3治療薬もワクチンもない
4幼少の子どもから高齢者まで広く感染する
などの特徴のある、人類が初めて体験するウイルスである。
本県においては、3月半ばから急増し、3月22日から昨日まで19日連続で、1名の死者を含め、87名の感染者が確認されている。これは、緊急事態宣言の対象地域である7都府県に迫る高い発症数である。
1週間毎の増加数をみても、最近の1週間では46名で、その前の週の19名と比べ、約2.5倍に急増している。
さらに、可児市内のクラスター(集団感染)は終息することができたものの、岐阜市内において、ナイトクラブ関係のクラスターが発生し、昨日にも料理店における新たなクラスターが判明している。
そして、感染経路不明の感染者は、全体の約2割へと拡大しており、さらなるクラスターの発生が懸念されるところである。これらの状況について、県専門家会議は、「県内全域で、待ったなしの危険水域に達している」と警告している。
以上を踏まえ、本県が「非常事態」にあるとの認識に立って、現在展開している「ストップ新型コロナ2週間作戦」を抜本的に見直し、以下の「非常事態」総合対策(別添)を実施することとする。
1「ストップ新型コロナ2週間作戦」の強化・延長(5月6日まで)
2まん延期に耐えうる医療提供体制の充実・強化(検査の徹底、病床の増加、マスク等医療資材の確保)
3景気経済・生活雇用対策の新設・拡充
すべての県民の皆様とともに、「オール岐阜」でこの「非常事態」総合対策を実施することが不可欠である。ご理解、ご協力をお願いする。
令和2年4月10日
岐阜県新型コロナウイルス感染症対策本部
◆新型コロナウイルス感染症非常事態宣言[PDFファイル/299KB]
◆「非常事態」総合対策[PDFファイル/782KB]