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「岐阜県新型コロナウイルス感染症対策(詳細版)」は、こちらのファイル [PDFファイル/625KB]をご覧ください。
本県では、「まん延防止等重点措置」区域の指定解除後も、第4波の終息と夏に向けたリバウンド阻止のため、途切れることなく、新型コロナウイルス対策に取り組んでまいりました。
現在、10万人あたり新規感染者数(7日間移動合計)、病床使用率ともにステージ2以下の水準を約1か月維持できていますが、徐々に増加しています。また、高齢者へのワクチン接種が進む一方で、40~50歳代の感染割合が増加しています。
こうした中、いよいよ、人流が活発化する本格的な「夏」が到来します。昨年度の第2波でも、夏休みとともに感染者が急増しました。
加えて、感染力が非常に強いデルタ株への置き換わりが世界規模で進みつつあります。我が国でも、特に首都圏においてデルタ株が増加し、第5波の到来との指摘もあります。また、依然、東京オリンピック・パラリンピックを契機とした更なる人流拡大も懸念されます。
こうした感染再拡大のリスクが高まるこの夏をいかに乗り切るのか。これは我々一人ひとりの行動にかかっています。
県民、事業者の皆様には、引き続き、変異株にも有効なマスク着用、手指衛生、密の回避、体調管理といった基本的な感染防止対策や、感染拡大地域との往来自粛を心掛けるなど、ご自身のみならず、ご家族、ご友人の命を守るための行動を徹底いただくようお願い申し上げます。
県としても、以下のとおり基本的な感染防止対策の徹底・継続、デルタ株を念頭においた検査・分析体制の強化、「自宅療養者ゼロ」堅持のための病床・宿泊療養施設の拡充、さらには高齢者への接種を7月末までに終えるとともに、全ての希望する方への接種を11月までに完了できるよう、着実なワクチン接種を推進し、ステージ2以下を維持してまいります。
本対策の期間は、夏休みシーズンである8月31日までとし、さらに感染や医療提供体制の状況変化によっては、機動的に必要な措置を講じてまいります。
<夏のリスク回避>
〇帰省については、これに伴う感染拡大を阻止するため、慎重に判断(特に感染拡大地域からの帰省は自粛)
〇親戚同士の集まりや同窓会など普段会わない人との会合・飲食の自粛
〇感染拡大地域への旅行・レジャーは自粛、バーベキューは同居家族で
〇花火や夏祭りなどは、人と人との十分な間隔を設けて開催
〇事業者は夏季休暇の取得可能期間を幅広く設定し、従業員の休暇を分散
〇学校運営における夏季期間中の感染防止対策
・児童生徒や保護者に対し、家族全員での感染防止対策徹底を予め周知
・練習試合等は日帰りを基本とするなど、部活動の感染防止対策を徹底
<オリンピック(7/23~8/8)・パラリンピック対策(8/24~9/5)>
〇自宅や飲食店等での飲酒・飲食を伴う大人数のテレビ観戦の自粛
〇バブル方式による事前合宿の感染防止対策徹底
・選手団、関係者全員がマニュアルを遵守し、感染防止対策を徹底
・選手団と接触する関係者へのワクチン接種
<基本対策>
○マスク着用、手指衛生、密回避、体調管理の徹底・継続
○慎重な外出・移動
・出張をはじめ、首都圏など感染拡大地域との往来の自粛
○飲食時の感染リスクの徹底回避
・少人数、短時間、深酒・大声なし、会話時はマスク着用
・飲食は、「新型コロナ対策実施店舗向けステッカー」掲出の感染防止対策が徹底された店舗を利用
<飲食店支援>
〇飲食店等における感染防止対策の徹底
・マスク推奨、換気、アクリル板等間隔の確保、手指消毒を徹底
・アクリル板補助金の補助対象期間を昨年度購入分まで拡大
・新型コロナ対策実施店舗向けステッカーを認証制度として明確化。感染防止対策が不十分な場合、取消しも視野に実地調査を推進
・クラスター発生店は現地調査を行い、感染防止対策と営業再開を支援
〇県保健環境研究所で陽性となった全ての検体をスクリーニング
・新たに導入した次世代シークエンサー(7/16稼働)を活用
〇予防的検査の拡大
・高齢者・障がい者入所施設での検査を継続実施
・通所・訪問系事業所やケアマネ事業所でも検査を実施(7/15~)
・特別支援学校も対象に追加(8月中旬以降)
〇「自宅療養者ゼロ」堅持のための病床・宿泊療養施設の更なる確保
〇ワクチンの需給ギャップ解消(国への要請)
・9月以降の供給予定の早急な提示
・都道府県調整枠の拡大
・大規模接種会場分のワクチン使途の柔軟化
〇ワクチン接種体制の整備
(1)市町村による集団・個別接種の着実な実施(外国人県民への接種含む)
・7月末までに、希望する高齢者への接種は完了見込み
・11月までの一般接種完了に向けて、市町村と接種計画を調整
(2)市町村接種を補完する県の大規模接種会場における接種
・岐阜圏域(岐阜産業会館)では歯科医師による接種を開始(8/7)
・西濃圏域(ソフトピアジャパン):7/17稼働開始
・中濃圏域(岐阜医療科学大学):7/17稼働開始。また、最大1,800人の外国人県民を対象とした接種も開始(7/24)
・東濃圏域(セラミックパークMINO):8/7稼働開始
・飛騨圏域(飛騨・世界生活文化センター):7/31稼働開始
(3)企業、団体等の職域接種への支援
〇市町村における接種券の早期発行及び企業等のVRSへの迅速な登録
グラフ資料「県の10万人あたり新規感染者数(7日間移動合計)の推移と県の対策」、「県の病床使用率の推移と対策」は、こちらのファイル [PDFファイル/448KB]をご覧ください。