1 本県の緊急事態宣言解除後、3月5日には県の「緊急対策」 [PDFファイル/1.27MB]を決定しました。その後、新規感染者数、病床使用率とも減少傾向が継続しています。
・ 新規感染者数(人口10万人あたり 7日間移動合計)
最大29.95人(1月10日)→ 2.27人(3月5日)→ 1.81人(3月22日)
・ 病床、宿泊療養施設使用率
(1)病床:最大65.8%(1月21日) → 16.4%(3月5日)→ 8.2%(3月22日)
(2)宿泊療養:最大41.8%(1月11日)→ 1.2%(3月5日)→ 0.0%(3月22日)
・ 国基準ステージ2以下を維持(新規感染者数1月30日以降、病床使用率3月1日以降)
2 しかし、県独自指標では2項目が超過し、完全に下がり切っておらず、第3波は終息していません。
本県独自設定の基準指標の状況(3月22日現在)
項目 |
基準数値 |
現況 |
基準比較 |
備考 |
新規感染者数 |
7人以上
(7日間移動合計)
|
35人 |
基準を上回る |
昨年10月13日から |
検査陽性率 |
7%以上
(7日間移動平均)
|
1.4% |
基準を下回る |
1月5日から |
感染経路不明者数 |
5人以上
(7日間移動合計)
|
15人 |
基準を上回る |
昨年10月30日から |
入院患者数 |
60人以上 |
57人 |
基準を下回る |
3月18日から |
重篤者数 |
3人以上 |
0人 |
基準を下回る |
昨年4月22日から |
3 加えて、緊急事態宣言は3月21日をもって全て解除されたものの、
- 「変異株」の県内確認は増加(6グループ19人:3月22日時点)
- 県内死亡率は上昇傾向(死亡率2.5%、うち70歳以上は14.4%)
- 昨年の教訓として、感染リスクの高い春の行事があり、全国的な人の移動が多く、職場や学校の区切りとなる今後1か月は厳重注意の季節
- ワクチン接種は3月から医療従事者向け優先接種を開始。今後4月中旬から高齢者向け優先接種を開始予定であるものの、ワクチンの供給は限定的。その後の一般向けは日程未定。
- 首都圏(1都3県)について下げ止まりのなかでの緊急事態宣言の解除。東日本で感染拡大傾向〔特に宮城県、北関東(群馬・栃木・茨城)〕
- 無症状・軽症が多い若者にあっても後遺症に苦しむケース有り
など、脅威は存在し、決して警戒を緩めてよい状況ではありません。
4 こうした状況から、引き続き油断なく、「第3波の終息」を目指してさらに感染を抑え込み、「再拡大を阻止」する必要があります。
1 以下を重点として「緊急対策」を進めてまいります。
(1) 「変異株」スクリーニング検査の強化・徹底
- 直近で新規感染者のうち、国の方針(早期に40%程度まで引き上げ)を上回る約7割超に対し実施。
- 今後さらに強化、徹底。
(2) 予防的検査は新年度から拡大
- 岐阜市の高齢者施設の従事者を対象に実施中。今後、地域・対象施設を拡大し、ワクチンがいきわたるまでの間、集中して実施。
- 可児市の外国人パブ等に対する検査についても、今後地域を拡大。
(3) ワクチン接種の着実な推進
- 医療従事者に続き、今後高齢者の優先接種を順次開始。※ 医療従事者向け優先接種は、8,021人(12.3%)に対し、1回目を接種済(3月22日時点)
(4) 「年度末、年度始めの飲食を伴う行事の注意喚起」
- 感染リスクの高い歓送迎会、花見の宴会、飲食を伴う謝恩会及びこれに類するものについては徹底回避。※ 特に、「花見に伴う宴会自粛」については市町村と連携し、花見の名所において「宴会禁止」看板、張り紙、放送などの呼びかけの徹底を要請済。
- クラスター発生店舗に対して、ガイドライン遵守を働きかけ、再開前、再開後の現地調査を感染症の専門家と共に実施。
2 県内の感染状況等が悪化し、国の基準「ステージ3」相当となった場合などには、速やかに対策を見直します。
3 今後、本対策の期間終了時には、全国的な人の流れが多くなる5月の大型連休に備えた対策を決定してまいります。
5 県民の皆さまには、現在まで感染状況が落ち着いてきたことについて、深く感謝申し上げると共に、引き続き感染防止対策についてご理解、ご協力をお願いします。
新型コロナウイルス緊急対策【中間レビュー】 [PDFファイル/564KB]
新型コロナウイルス緊急対策 [PDFファイル/1.27MB]
<外部リンク>
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