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現在、全国的に、また東海3県においても感染者が急増しています。
「年末に向け、第3波の本格的な到来」に最大限の警戒感をもって、感染防止対策の徹底をお願いします。
【3県の感染状況】
感染者が急増する中、「繁華街の接待を伴う飲食店」「親族など大人数での会合・飲食」「事業所」や「医療・福祉施設」などで感染拡大、クラスターも発生。また、県域をまたぐ感染事例も発生。
【全国の感染状況】
首都圏等のほか北海道、沖縄県などで依然として多数の感染者が発生。
クラスターの数が増え、多様化してきている。
家庭内感染が増加しています。家庭内でも安心はできません。
家庭内にウイルスを持ち込まないよう、基本的な感染防止対策の継続、徹底を。
(「マスク着用」「手洗い」「3密回避」。特に寒い時期でも「換気の徹底」。)
飲食を介した感染が増加しています。
会食の機会が多い年末年始を控え、感染リスクの高い地域や施設を避け「大人数や長時間におよぶ飲食」「飲酒を伴う懇親会等」は十分警戒し、特に家族以外の人との「マスクなしでの会話」を回避するなど、感染リスクを下げながら会食を楽しむ工夫の徹底を。これまでのクラスター分析で得られた知見から、政府新型コロナウイルス感染症対策分科会より提言された「感染リスクが高まる『5つの場面※』」も参考に。
※「飲酒を伴う懇親会等」「大人数や長時間におよぶ飲食」「マスクなしでの会話」「狭い空間での共同生活」「居場所の切り替わり」
体調不良でも行動したため、感染が拡大した例が続発しています。
発熱、咳、味覚障害、だるさなどの体調不良を感じたら、外出、出勤、通学などすべての行動をストップして、医療機関に相談、受診を。
季節の行事における感染防止対策の徹底
クリスマス、大晦日、初日の出など、多数の人が集まる「季節の行事」に参加する場合は、人と人の距離の確保・マスクの着用・手指衛生・大声での会話の自粛など、「基本的な感染防止対策」を徹底。
公道など、主催者がいない場所で、不特定多数の人が密集し、大声等の発生を伴う行事、パーティー等への参加は控える。
職場・事業所内の感染も増加しています。
いったん発生すると事業活動に大きなダメージを及ぼします。
業種別の感染拡大防止ガイドラインの遵守のほか、例えば、対策責任者を定め、日頃の対策を厳しくチェックするなど、3県知事から地域の特性に応じて個別に依頼している対策もふまえ、実効性のある感染防止対策の徹底を。
また、勤務時間内だけでなく「仕事後の会食や喫煙など休憩等のマスクを外しがちな場面」で感染が拡大しています。十分注意するよう従業員に徹底を。
特に、重症化しやすい高齢者などが利用する福祉施設などにおいては、細心の注意を払い、今一度、対策の確認、徹底を。
外国人学生を受け入れている教育機関、外国の方を雇用している事業者の皆様におかれては、言語や文化の違いにも配慮し、外国人の方への感染防止対策の普及を。
感染者自身のほか、感染者が発生した団体に属する人等に対する差別・偏見、さらにSNSやうわさ話などデマによるいわれのない差別・偏見は絶対に行わない社会にしましょう。
2020年11月12日
愛知県知事 大村 秀章
岐阜県知事 古田 肇
三重県知事 鈴木 英敬