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ナミマイマイ_20341
ナミマイマイ | EuhadrasandaicommunisPilsbry | 準絶滅危惧 |
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マイマイ目オナジマイマイ科 |
選定理由 | 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 | |
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形態の特徴 | 殻の直径約36mmの陸産巻貝。殻の色は鮮やかな黄褐色で茶褐色の筋があることが多い。軟体の背面に黒くて太い縦筋がある。似た種類に下記のオカノマイマイやギュリキマイマイ(イセノナミマイマイ型)があり混同されやすい。 | |
生息環境 | 丘陵帯の自然性の高い常緑広葉樹林などに生息し、社寺林などにも見られる。 | |
生態 | 林床に落葉が厚く堆積(たいせき)した場所に多く、夏季には樹上で見られることが多い。 | |
分布状況 | 日本固有種。主として三重県から兵庫県にかけての近畿地方に分布。県内では美濃地方の大垣市、上石津町、富加町で確認記録があり、分布域は濃尾平野の低地に限定するものと考えられる。 | |
減少要因 | 主として丘陵帯低地の自然性の高い樹林に生息する種であるが、生息場所となる環境は現状では社寺林などに限られている。 | |
保全対策 | 生息環境となる常緑広葉樹林など自然性の高い樹林は可能な限り現状を維持するよう配慮が望まれる。 | |
特記事項 |