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芥見町屋遺跡の調査がはじまりました
令和6年度芥見町屋遺跡発掘調査(国事業)概要報告
今年度も近世の郡上街道跡がみつかりました
令和3年度から実施している国道156号岐阜東BP(バイパス)建設に伴う芥見町屋遺跡(あくたみまちやいせき)の発掘調査が、今年度もはじまりました。今年度の調査は5月から12月まで行う予定です。調査開始してすぐに、これまでの調査でも見つかっていた、近世の郡上街道跡を確認しました。
郡上街道跡検出状況(南から)
郡上街道と考えられる遺構は、今年度の発掘区西端で見つかりました。並行して南北方向に延びる2条の溝に挟まれた区画内から、砂礫を敷いた路盤や路面の補修に伴う方形の土坑(補修坑)を検出しました。補修坑(写真中央)は1辺2メートル前後あるものが並んでいます。これまで見つかったものと比較して規模が大きく、深さが浅い特徴があります。また、今回確認した道路跡の幅は約3.4メートルで、これまでの調査と一致することもわかりました。