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第5号(令和5年8月号)
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岐阜県の家庭教育支援メールマガジン 第5号(令和5年8月17日)
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夏の日差しを浴びながら、向日葵が元気に咲く今日この頃、
家庭教育支援関係者の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
岐阜県の家庭教育支援の充実に向けて、各市町村の取組を紹介するメールマガジン。
本号では、「子育て日本一のまち」をスローガンに掲げ、子どもたちが健やかに育ち、
安心して子育てができ、保護者が子育てに喜びや幸せを感じることができるまちづくりを
めざして取り組んでいる大垣市を紹介します。
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○大垣市の家庭教育支援
大垣市では、「家庭教育支援事業」として下記に示した4つの支援を行っています。
特に、「3 窓口や支援サロンでの相談対応」「4 地域人材の養成」については、
「家庭教育支援チーム」としての取組なので、資料も添付し詳しく紹介します。
1 学習機会の提供
2 家庭教育情報の提供
3 窓口や支援サロンでの相談対応
4 地域人材の養成
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大垣市では、『自己肯定感を高める子育て』を実現させるために、保護者の家庭教育支援に力を入れて取り組んでいます。
〇大垣市の家庭教育支援
1 学習機会の提供
学校・企業・地域で家庭教育に関する講座を開設し、講師派遣や指導援助を行います。
(親が参加する機会を活用した子育て講座・企業内家庭教育学級・家庭教育講演会・家庭教育推進団体企画事業の委託等)
◇子育て講座 [PDFファイル/236KB] 家庭教育講演会 [PDFファイル/1.27MB]
2 家庭教育情報の提供
家庭教育に関する学習機会や相談窓口などの情報を広く保護者に提供します。
(新入学児童生徒をもつ保護者の手引き、家庭教育啓発チラシ、家庭教育関連情報の提供)
◇新入学児をもつ保護者のためのてびき [PDFファイル/259KB]
◇思春期の子どもをもつ保護者のためのてびき [PDFファイル/248KB]
3 窓口や支援サロンでの相談対応
様々な家庭環境に応じた相談及び支援、専門機関への紹介を行っています。
「身近に相談相手がいない。」「学校にまで相談するほどではないが、子育てについてちょっと心配な点がある。」
「今の自分の子育てについて聞いてほしい。」等、日々、様々なことを思い、悩む保護者の力に少しでもなれるよう、
気軽に話せる体制を構築する「家庭教育支援チーム」をつくり、
「家庭教育支援サロン」や「家庭教育相談室(電話)」を進めています。
(1)家庭教育支援サロンでの活動
就学児家庭支援サロン「いっぽ」(保護者の悩みを聞くサロン活動)において、
委嘱を受けた家庭教育支援スタッフ(4 地域人材の養成で説明)が相談対応します。
・通常サロン 年7回(6月から2月) 月に1回 9時30分から11時30分
・土曜サロン 年7回(7月から3月) 月に1回 9時30分から11時30分
(平日仕事の保護者が参加できるように、R4年度10月より開催)
親子で参加可。子どもは別室で、学習も可。
・夏休みサロン 6回
親子で参加。子どもは夏休みの宿題を別室で行い、保護者は通常通り、サロンに参加。
スタッフから子どものよさを伝えられ、保護者も我が子のよさを再認識できる。
また子ども自身の自己肯定感にもつながっている。
夏休み中、子どもとともに参加できることが好評を得ています。
土曜サロンや夏休みサロンには、高校生・大学生の学習支援ボランティアも来て、子どもたちの学習を見てくれます。
サロンでのスタッフの役割分担等は、開始前に簡単に打ち合わせをして、
サロンの保護者対応、子ども対応に分かれ、終了後には意見交換しています。
参加・相談した保護者からは、
「不安が軽減し、前向きに子育てができるようになった。」「聞いてもらって、すっきりした。」
家庭教育支援スタッフからは、
「やりがいをもって活動できている。」との声があります。
◇就学児家庭教育支援サロン「いっぽ」に遊びに来ませんか [PDFファイル/131KB]
(2)家庭教育の啓発
<電話相談窓口の設置>
月曜日から金曜日 9時00分から16時00分
相談内容:家庭での教育やしつけに関する悩み相談
「子どもが学校に行き渋る。どうすればいいのか。」「不登校のわが子の進路が心配。」
「子どもが家で暴言を吐く。」など、様々な悩み相談があります。保護者の相談に耳を傾け、事例に応じて、
時には専門医・専門機関への受診・相談を勧めています。
◇家庭教育ほっと相談室(1) [PDFファイル/188KB]
◇家庭教育ほっと相談室(2) [PDFファイル/131KB]
4 地域人材の養成
「家庭教育支援チーム」の構築に向けて、家庭教育支援スタッフの養成に力をいれていることも大垣市の特徴です。
(1)家庭教育支援スタッフの養成
平成29年度に子育てに悩む保護者の支援をするスタッフを発掘するため、
「家庭教育支援スタッフ養成講座」を発足。講座を開設するにあたり、家庭教育担当者が民生児童委員会で現状を語ったり、
家庭教育学級研修会でPTA役員に呼びかけたりしてスタート。
この講座では、子育ての現状や問題点、悩んでいる保護者へのかかわり方や相談対応、アドバイスのスキル等、
専門職からの話を聞き支援スタッフとしての心構えを学ぶ。
前期講座 ◇前期の案内 [PDFファイル/143KB]
今後は、子どもの発達や障がい、親子関係等についての事例等、様々な保護者に対応できるよう講座をバージョンアップさせる。
後期講座 ◇後期の案内 [PDFファイル/135KB]
※前期後期両講座の受講者には、修了証を渡します。
2年目以降のスタッフ対象に「フォローアップ研修」全4回が行われ、さらに子育て、家庭教育について幅広く学ぶ。
(2)家庭教育支援スタッフの活躍
上記の養成研修で学んだことを生かし、子育てに悩む保護者の支援につなげるために、
2年目以降は、家庭教育支援スタッフとして委嘱状を渡します。
次年度の家庭教育支援サロンのスタッフになります。(1年ごとに更新)
(スタッフ委嘱数:H30 14名 R1 18名 R2 21名 R3 19名 R4 23名 R5 23名)
民生児童委員・教員OB・PTA役員OB・現PTA役員等、年齢20代から70代 幅広い年齢層の方が活躍。
今後は、家庭教育支援サロンのみならず学校で行われる家庭教育学級や就学時健診等、
保護者が集まる機会を利活用しながら「家庭教育支援チーム」の支援活動の拡大を目指していく予定です。
「家庭教育支援チーム」のさらなる活躍が、途切れのない、
保護者に寄り添った家庭教育支援の実現につながると期待される大垣市です。
皆様の地域でも家庭教育支援チームを検討してみませんか。
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Email:c11260@pref.gifu.lg.jp
Tel:058-272-8752(直通)
発行者:岐阜県環境生活部環境生活政策課 生涯学習係 発 行:随時
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