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R2可児市立蘇南中学校
令和2年2月28日
可児市立蘇南中学校の1、2年生の数学科の時間において、「これであなたもグラフの達人」、「データからふるさと岐阜県を知る」をテーマに、授業を行いました。
当日使用した教材
<1年生>提示資料[PDFファイル/4.7MB]ワークシート[PDFファイル/712KB]
<2年生>提示資料[PDFファイル/4.0MB]ワークシート[PDFファイル/210KB]
1年生:
初めに、ウォーキングアップとして、家計調査をもとにした月ごとの支出金額のデータから食品をあてるクイズを行い、数字だけでは分かりづらいことも、グラフにすることで分かりやすくなることを学び、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフの3つのグラフの特徴に触れ、グラフを読み取るときのコツや、注意すべき点について学びました。
次に、可児市の出生数と死亡数の推移を折れ線グラフに、年齢3区分別の人口割合を帯グラフに表し、グラフから読み取れることについて意見交換しました。また可児市の将来の人口を推計したグラフを紹介し、統計から、今後の可児市について考えました。
最後に、統計的探究プロセス「PPDACサイクル」を紹介し、問題を定義する際のポイントや、質問内容を考える際の注意点などを学びました。
2年生:
初めに、岐阜県の森林率は81.2%と高く全国2位であることや、人口は全国17位と多い方であること、製造業が盛んであり強みであることなど、統計データから岐阜県の特徴を学びました。
次に、「岐阜県内の自家用乗用車の数は他の都道府県と比べて多い方か少ない方か」をテーマに、各都道府県の自家用乗用車数の平均や順位を調べたり、度数分布表に整理しヒストグラムを分析しました。岐阜県は、平均よりは少ないが中央値よりは多い、また、ヒストグラムでは最頻値よりも上位の階級にあることから、他の都道府県と比べて多い方であると確認しました。このように、データを分析するには、代表値やデータのちらばりを見て判断することが大事だと学びました。
最後に、1人当たりの台数でランキングをとった場合を考え、人口に左右されるようなデータを比べる時は「1人当たり」も考えることが重要であることを学びました。