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インターネット展示室3「見せます古墳の出土品」_Cゾーン
Cゾーン:古墳時代後期前半【美濃地域における横穴式石室の導入】
概要
6世紀前半になると、中期ほどの巨大な古墳は築かれなくなります。また美濃地域では、埋葬施設として新たに横穴式石室の採用が始まります。横穴式石室には畿内や北部九州の影響を受けたもののほか、美濃地域独自の形態をもつものも見られます。副葬品には、在地産の須恵器や鉄製武器のほか、耳環や玉類などの装身具も見られるようになります。新しい埋葬施設の採用は、新しい政治的秩序の表れとも考えられます。
紹介する古墳(パネル)
梅替古墳(うめがえこふん)(PDF:248KB)
西ヶ洞4号古墳から7号古墳(にしがほら4ごうこふんから7ごうこふん)(PDF:246KB)
遺物の紹介その1
梅替古墳の石室内から紡錘車(ぼうすいしゃ)が2点出土しました。紡錘車は、本来、糸を紡ぐための道具ですが、古墳から出土するものは、祭器として副葬されたものと考えられます。
梅替古墳出土の紡錘車(上面)
梅替古墳出土の紡錘車(側面)