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インターネット展示室1「飛騨の土偶」_6西田遺跡の土偶
6西田遺跡の土偶
土偶の出土状況
西田遺跡は、縄文時代早期から晩期にかけての縄文時代の集落跡で、特に早期と後晩期の遺物が多く出土しています。土偶の破片は100点出土しました。この遺跡の土偶は、山形土偶をはじめとする後晩期のものが多く出土している特徴があります。
出土した土偶
三角頭の土偶
この土偶は頭が三角形をした山形土偶で、ほぼ完全な形に接合しました。立体的な眉や鼻、刺突で目や口を表現しています。竪穴建物の壁際溝の中から立った状態で出土しました。
大きな口を開けた土偶
頭部が少し欠け、腕や下半部も欠損していますが、ポカンと口をあけたような表情です。耳の位置には穴を開けて耳飾りを表現しています。
いかり肩の土偶
頭部や右腕、左足を欠損していますが、いかり肩が特徴的です。