5湯屋遺跡の土偶
土偶の出土状況
湯屋遺跡は、縄文時代中期後半から晩期を主体とする時期の縄文土器が出土した遺跡です。土偶の破片は7点出土しました。形態から縄文時代後期のものと思われます。
出土した土偶
三角頭の土偶
特徴的な土偶は、頭部が三角形になっていることから山形土偶とよばれるものです。頭部は欠損していますが、左眉と思われる隆帯が一部残っています。鼻の部分とつながり、T字型の隆帯があったと推定されます。耳には2筋の沈線が弧状に引かれ、左耳の部分には穿孔の痕跡が見られます。
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