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糖尿病対策について

 糖尿病は生活習慣病の中で代表的な疾患であり、網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こします。中でも、人工透析の原因疾患は糖尿病がきっかけである糖尿病性腎症が1位となっています。また、脳卒中や心筋梗塞などを促進させる要因となることが知られています。
 糖尿病の初期は自覚症状がないことから、気付いた時には重症化していることが多く、発症予防、早期発見・治療、合併症予防が重要です。

新着情報

岐阜県の糖尿病の現状

 令和2年度の特定健康診査において血糖検査(HbA1c)を受けた方のうち、基準値を超えている方は以下のとおりでした。
 岐阜県の糖尿病予備群は42.0%、糖尿病が疑われる人は7.2%であり、全国と比較してやや少ない割合ではあるものの、4割以上の方に何らかのリスクがある状態です。
 糖尿病患者の増加は全国的にも大きな課題となっていますが、岐阜県においても、糖尿病発症の予防また重症化を予防するために取組を一層強化する必要があります。

特定健康診査における血糖検査の結果
  全国 岐阜県
糖尿病予備群
(HbA1c5.6%以上6.5%未満)
39.9% 42.0%
糖尿病が疑われる人
(HbA1c6.5%以上)
7.3% 7.2%
血糖コントロール不良者
(HbA1c8.0%以上)
1.5% 1.3%

【出典:第8回NDBオープンデータ(令和2年度の特定健診情報)(厚生労働省)】

糖尿病の発症予防、早期発見・治療、合併症予防のために

発症予防のために

  • 血糖や体重のコントロールのため、量・質ともにバランスのとれた食事、また運動にこころがけましょう。

早期発見・早期治療のために

  • 各保険者が実施している特定健康診査を毎年受けましょう(通院中の方も特定健診を受診しましょう)。また、異常値が発見された場合は、保健指導を受けましょう。
  • 血糖値のめやすとして、HbA1cが6.5%以上、または、血糖値(空腹時)126mg/dl以上、血糖値(随時)200mg/dl以上の場合は、糖尿病の可能性が疑われます。医療機関で詳細な検査を受けましょう。

合併症を進行させないために

  • かかりつけ医とよく相談しながら、治療の生活習慣の改善に努め、治療を中断しないようにしましょう。お薬(内服・インスリン注射)による治療や透析が始まっても、食事療法、運動療法、禁煙等の生活習慣改善が重要です。主治医が連携を取っている管理栄養士や保健師がいる場合は、生活習慣の改善等について助言を受けることが可能です。
  • 合併症を発見するため、かかりつけ医と相談し、定期的な検査(例:尿検査等)を受けましょう。糖尿病専門医等への受診を勧められる場合もあります。

岐阜県の取組み

ヘルスプランぎふ21

 岐阜県の健康増進計画である「ヘルスプランぎふ21」において、糖尿病を重点課題の一つとして位置づけ、各関係団体とともに、予防や重症化予防に取り組んでいます。

 第4次ヘルスプランぎふ21(2024年度から2035年度)

岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラム

 県内の医療保険者による糖尿病性腎症重症化予防の取組を推進していくため、県は、岐阜県医師会、岐阜県糖尿病対策推進協議会と糖尿病性腎症重症化予防に係る連携協定を締結するとともに、この協定に基づき「岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定しました。

 岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラムの策定について(岐阜県健康福祉部国民健康保険課)

 

「岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」の流れを動画で確認しよう!

 岐阜県医師会や岐阜県糖尿病対策推進協議会、岐阜県などが中心となり推進している「岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を動画で紹介しています。(行政・医療従事者向け)

岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラム動画
イントロダクション

(1)から未治療者・中断者への保健指導・受診勧奨編から

(2)-1から治療中の保健指導(保険者から開始)から編

(2)-2から治療中の保健指導(かかつけ医から開始)から編

導入<外部リンク> 予防1<外部リンク> 予防2<外部リンク> 予防3<外部リンク>

岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラムの概要について説明しています。

糖尿病治療が必要にもかかわらず未治療または治療中断している方に対して保健指導・受診勧奨をする流れを紹介しています。 糖尿病の治療中であるものの、重症化リスクが高い方に対して市町村の保健師等が保健指導をする流れを紹介しています。 糖尿病の治療中であるものの、重症化リスクが高い方に対してかかりつけ医の依頼により市町村の保健師等が保健指導をする流れを紹介しています。
4分32秒 7分55秒 7分40秒 8分38秒

 

 岐阜県医師会ホームページ<外部リンク>(岐阜県糖尿病対策推進協議会ページ)

 

糖尿病連携手帳を活用しましょう!

 糖尿病及びその合併症は、長期にわたる継続的な治療が必要です。糖尿病連携手帳をお持ちの方は、病院、診療所、薬局、保健センター等の窓口でご提示ください。

 糖尿病連携手帳は、糖尿病患者様が自身の自己管理のために活用するだけでなく、かかりつけ医、専門医、眼科医、歯科医師、看護師、薬剤師、栄養士、保健師、ケアマネジャー等の職種間が連携する大変重要なツールです。

糖尿病連携手帳 

 

 糖尿病連携手帳の活用を促進するために、県及び岐阜県糖尿病対策推進協議会では医療機関等の窓口に掲示いただくステッカーの配布を開始しました。現在、ご理解・ご協力の得られた医療機関において掲示しています。

 新たに入手を希望される医療機関は、岐阜県健康福祉部保健医療課(058-272-1111 内線3317)までご連絡ください。

関連機関

岐阜県糖尿病対策推進協議会

 糖尿病対策のより一層の推進を図るため、医師会、各種団体、行政機関による協議会を設置し、糖尿病対策についての協議を行っています。

  岐阜県糖尿病対策推進協議会:岐阜県医師会<外部リンク>

 

*岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラムのさらなる推進により糖尿病性腎症による透析導入を一人でも減らすべく、糖尿病性腎症重症化予防WGではニュースレターを発行しています。地域での糖尿病性腎症予防の取組みを紹介しています。

<外部リンク>

岐阜県糖尿病協会

糖尿病の治療及び予防に関する正しい知識の普及を図り、会員及び地域住民の健康増進を図ることを目的として活動しています。

 岐阜県糖尿病協会(日本糖尿病協会岐阜県支部)<外部リンク>

◆岐阜県保険者協議会

岐阜県内の医療保険者が連携・協力し、保健事業等の円滑で効果的な実施、被保険者の健康の保持増進が図られることを目的に設置されています。
特定健診・保健指導についての情報が掲載されています(なお、詳しい内容については、ご加入の医療保険者にお問い合わせください)。

 岐阜県保険者協議会<外部リンク>

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