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岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラムの改定について
県内の保険者による糖尿病性腎症重症化予防の取組を推進していくために、県は、岐阜県医師会、岐阜県糖尿病対策推進協議会と糖尿病性腎症重症化予防に係る連携協定を締結するとともに、この協定に基づき平成29年12月1日「岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定しました。
この度、令和6年3月に国の「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」が改定されたことに伴い、令和6年12月1日「岐阜県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を改定しました。
なお、慢性腎臓病(CKD)対策との連携をより一層高めるため、プログラム名称についても変更しました。
1 プログラムの目的
糖尿病が重症化するリスクの高い医療機関未受診者及び治療中断者について、関係機関からの適切な受診勧奨、保健指導を行うことにより継続的に治療に結びつけるとともに、糖尿病性腎症等で通院する患者のうち、重症化するリスクの高い者に対して保険者が医療機関と連携して保健指導等を行い、良好な血糖コントロールの維持、合併症の発症・進展を予防することを目的としています。また、慢性腎臓病(CKD)についても健診結果から腎機能が低下している者を抽出し、早期受診や病診連携を強化することで、腎不全や人工透析への移行を予防することによって、県民の健康増進と医療費の適正化を図ることを目的としています。
2 取組内容
保険者と医療機関が連携して、下記の取組を推進します。
(1)糖尿病が重症化するリスクの高い医療機関未受診者及び治療中断者に対する受診勧奨、保健指導
糖尿病であるか糖尿病が疑われる状態である医療機関未受診者及び糖尿病の治療が必要であるが、治療を中断している者に対して、医療機関を受診するよう通知等を行うとともに、状況に合わせた保健指導を行う。
(2)糖尿病性腎症等で通院中の者のうち重症化のリスクの高い者に対する保健指導
糖尿病で治療中の者のうち、糖尿病性腎症を発症している者、またはそのリスクの高い者に対して、保険者と医療機関が連携して保健指導を行い、重症化を予防する。
(3)糖尿病ではないが腎機能の低下がみられる者への受診勧奨、保健指導
糖尿病ではないが、腎機能の低下又は尿異常がみられる者に対して、医療機関を受診するよう通知等を行うとともに、状況に合わせた保健指導を行う。