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次世代地域リーダー塾を開催しました!

 県では、新たな視点や感性で地域と関わり、地域の課題へ先導的にアプローチできる次世代リーダーを育成する講座を3回連続講座で開催しました。県内各地域から、自治会など地域団体やNPOで活動されている方々(各回およそ40名)にご参加いただきました。第1回では、先進的に活動する3団体の代表がパネリストとして事例を発表し、「新たな地域活動を創出する地域リーダーとは」というテーマで、参加者も交えてディスカッションを行いました。第2・3回ではグループワークの演習方式で、「一体感」・「参加度」・「活力」の3つの観点からコミュニティを診断し、地域の課題を病気に見立て、改善のための処方箋を、短期療法と長期療法に分けて考えて、グループごとに発表し合いました。

【第1回】開催概要[PDFファイル/285KB]
日程:平成26年10月25日(日曜日)13時30分から16時30分
場所:羽島市文化センター
内容:「先進事例を知る・活かす」(パネルディスカッション方式)
コーディネーター
鈴木誠氏(愛知大学地域政策学部教授・コミュニティ政策学会理事)
パネリスト
大島光利氏(NPO法人奥矢作森林塾理事長)
佐藤良子氏(東京都立川市大山自治会会長)
松島祥久氏(多治見自警団団長・(株)藤本組代表取締役)
(1)活動紹介
 パネリスト3名による活動紹介
 ※活動事例の資料は以下のとおり
 ・NPO法人奥矢作森林塾資料[PDFファイル/3.6MB]
 ・東京都立川市大山自治会資料1[PDFファイル/1.3MB]資料2[PDFファイル/1.1MB]
 ・多治見自警団資料1[PDFファイル/5.9MB]資料2[PDFファイル/155KB]
(2)ディスカッション
 「新たな地域活動を創出する地域リーダーとは」
 ~女性や若者の活用、NPOとの協働、企業との連携~
 <リーダー論>
 地域の課題へ先導的にアプローチできる次世代地域リーダーを育てるためには等
 <組織論>
 地域の協力者を巻き込む組織づくりをするためには等
 ※ディスカッションの内容は、上記、開催概要[PDFファイル/285KB]を参照
第1回の講座を通して、受講生の皆さんからは
・地域リーダー像を明確にしたことで、リーダーへの理解を深められた。
・自治会の人材登用の仕方、企業との連携や役員の役割分担など、参考になった。
・次世代にバトンタッチする組織づくり、職業を持っている人の活用などのノウハウを教えてもらった。
・資金面の工夫や公的支援と持続可能なコミュニティビジネスとしての可能性を知りたい。
・世代間における地域に対する考え方の相違と調整をどうすればよいか知りたい。
・地域の方をどのように巻き込んでいったら良いか考え直す機会となった。
 などの感想・意見をいただきました。

【第2回】開催概要[PDFファイル/190KB]
研修記録[PDFファイル/140KB](愛知学泉大学作成)
日程:平成26年11月15日(土曜日)13時30分から16時30分
場所:羽島市文化センター
内容:講義・演習「地域活動のスキルを学ぶ(実践的な知識・技術の習得)」
 ~住民参加型コミュニティ診断プログラムを用いて、地域課題の把握・分析方法などを学ぶ~
講師伊藤雅春氏(愛知学泉大学現代マネジメント学部教授・コミュニティ政策学会理事)
講義・演習『まちづくり実践から学ぶ地域活動の極意』
・地域活動に取り組む際、リーダーに求められる心構えのヒントについて事例を通しての講義・演習
 ※講義資料はこちら[PDFファイル/13MB]
極意1耕すようにコミュニティを育てる
 事例:自治会による九品仏アートフェスタの開催
極意2人は話し合うことを求めている
 事例:豊山町の総合計画を考える町民討議会議
極意3まちとコミュニケーションする力
 事例:継続しやすく効果の「見える」防犯パトロール
極意4地域活動組織で事業に取り組む
 事例:7つの町内会でコミュニティバスの導入
極意5コミュニティを診断してみよう
 グループワーク
(1)コミュニティ診断アンケートを書く
 ・「一体感」・「参加度」・「活力」の3つの観点からなる9項目のアンケートで自らのコミュニティに対する自己診断を行い、住民それぞれのコミュニティとの関係を考える。
 ※アンケートの様式はこちら[PDFファイル/100KB]
 ・アンケートの結果は、診断表を使って図示化する。※診断表の様式はこちら[PDFファイル/31KB]
(2)コミュニティ診断プログラムを考える
 ・第3回目の研修に向けて、参加者各自の地域で実際に何人かの人を集め、簡単なコミュニティ診断アンケートを実施してくるという宿題が出された。
 ・コミュニティ診断をするために、アンケートを実施してミニワークショップを行うためのプログラム(具体的な手順)を考える。
 ※診断プログラムの様式はこちら[PDFファイル/36KB]
 ・主観的なコミュニティ評価(アンケート)の結果を、同じコミュニティに所属している何人かで突き合わせ、相互に納得できるアンケート結果に修正するプロセスを通して、地域が抱えている課題を発見する。
 ・主観的だったアンケート結果を共同主観的な内容に変容させ、参加者とコミュニティとの関係を改善するきっかけを生み出すためのプログラムを考える。
 ・対象とする地域は、町内会の範囲から小学校区の間で参加して頂ける方の顔ぶれによって適切な範囲を設定する。
 ・実際に実施することを考えて、30分から60分程度のプログラムを提案する。目標は、全員が納得のゆく、コミュニティ診断結果を得るまでが目標。もし、時間的に可能であれば、診断結果に対する処方箋を提案するところまで考えてもらってもよい。
(3)グループで考えたコミュニティ診断プログラムを発表
 ・それぞれのグループで考えたワークショッププログラムを発表する。
 ・全体で、宿題で使用するプログラムについて検討し、各自持ち帰る。
 ※各グループが考えたワークショッププログラムは、上記、研修記録[PDFファイル/140KB]を参照

【第3回】開催概要[PDFファイル/222KB]
研修記録[PDFファイル/1.8MB](愛知学泉大学作成)
日程:平成26年12月6日(土曜日)13時30分から16時30分
場所:ふれあい福寿会館
内容:演習「地域の組織活性化を進める(ファシリテーションスキルの基礎・育成)」
講師伊藤雅春氏(愛知学泉大学現代マネジメント学部教授・コミュニティ政策学会理事)
コミュニティ診断の分析結果をもとに、地域における効果的な住民合意形成方法などを学ぶ
(1)コミュニティ診断プログラムの実施報告
 ・前回、宿題として出された「コミュニティ診断ワークショップ」の実施状況と結果について、各自報告する。
(2)コミュニティ診断アンケート結果の分析
 ・「一体感」・「参加度」・「活力」の3つの観点ごとに、評価の高い項目に着目して、高い理由を推理し、学ぶべきポイントを書き出す。分析表の様式はこちら[PDFファイル/16KB]
(3)コミュニティ改善のための処方箋を考える
 ・まず、各自で「コミュニティ改善のための処方箋」を記入する。
 ・グループの中で、改善課題が比較的明確な事例を1つ選んで、改善策にさらに検討を加え、処方箋をブラッシュアップして完成させる。処方箋の様式はこちら[PDFファイル/30KB]
(4)グループの検討した「コミュニティ改善のための処方箋」を発表
 ・各グループの処方箋をもとに全体で話し合う。
 ※各グループが考えた処方箋は、上記、研修記録[PDFファイル/1.8MB]を参照
第2・3回の講座を通して、受講生の皆さんからは、
 ・地域コミュニティの現状と課題を診断する手法を学ぶことができ、今後の地域活動に活用していきたい
 ・課題を洗い出すコミュニティ診断アンケートとグラフ化、課題に対する対策を立てる処方箋作成へというプロセスを参考にしたい
 ・地域でアンケートを取るにあたって注意すべきポイントなどノウハウを詳しく知りたかった
 ・今回学んだことを活かして、地域住民の地域課題に対する理解を深めていきたい
 ・頭では分かっていることを、あらためて皆で話し合い、共有することで、自身のモチベーションを上げることができた
 などの感想・意見をいただきました。

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