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商業統計調査速報1999

平成11年岐阜県商業統計調査結果

1概況

 −従業者数は増加、商店数・年間商品販売額は減少
 県内の商業の状況は、景気の低迷状態が長引く中、商店数は3万3661店で、前回調査に比べ△5.9%の減少、従業者数は20万100人で、2.5%の増加、年間商品販売額は6兆1251億円で、△5.7%の減少となった。
年次別の推移をみると、商店数は3調査連続の減少、年間商品販売額は、昭和27年の調査開始以来初の減少となった平成6年以後、平成9年には僅かに増加したが、今回は減少となった。
今回の調査結果を、業態別、経営組織別、従業者規模別で前回調査と比較すると次のとおりである。

  1. 業態別
    卸売業、小売業ともに、商店数、年間商品販売額は減少したが、小売業の従業者数は、4.9%増加した。
  2. 経営組織別
    法人、個人ともに、商店数、年間商品販売額は減少したが、法人の従業者数は6.8%増加した。なかでも小売業の増加が12.8%と著しい。
  3. 従業者規模別
    県内の小売業の大半を占める従業者数4人以下の商店の減少がめだっている。

2商店数

 −減少傾向にある商店数
 商店数は3万3661店で、前回調査に比べ△5.9%減少した。業態別でみると、卸売業は7979店、小売業は2万5682店で、前回調査に比べ卸売業は△5.4%、小売業は△6.0%ともに減少した。

3従業者数

 −卸売業は減少小売業は増加
 従業者数は、20万100人で、前回調査に比べ2.5%増加した。
業態別でみると、卸売業6万6891人、小売業13万3209人で、卸売業は△2.1%減少し、小売業は4.9%増加した。

4年間商品販売額

 −卸売業小売業ともに減少
 年間商品販売額は、6兆1251億円で、前回調査に比べ△5.7%減少した。
業態別でみると、卸売業3兆7962億円、小売業2兆3290億円で、卸売業は△6.3%、小売業は△4.8%ともに減少した。

5販売効率

 −卸売業小売業ともに減少
 販売効率(従業者1人当たりの年間商品販売額)は、3062万円で、前回調査と比べ△8.0%の減少となった。
業態別でみると、卸売業5682万円、小売業1748万円で、卸売業は△4.2%、小売業は△9.3%ともに減少した。

6圏域別の状況

 −商店数年間商品販売額販売効率は全ての圏域において減少

  1. 商店数
    商店数は、前回調査に比べ、全ての圏域で△4.7%〜△6.7%の間で減少した。
  2. 従業者数
    従業者数は、前回調査に比べ、飛騨圏域を除いて1.6%〜4.4%の間で増加した。
  3. 年間商品販売額
    年間商品販売額は、前回調査に比べ、全ての圏域で△2.7%〜△10.2%の間で減少した。
  4. 販売効率
    販売効率は、前回調査に比べ、全ての圏域において卸売業(△4.3%〜△7.6%)・小売業(△4.7%〜△11.1%)ともに減少した。

産業小分類別商店数、従業者数、年間商品販売額のダウンロードはこちら。[Excelファイル/19KB]