岐阜県鉱工業指数月報200806

岐阜県鉱工業指数（平成20年6月分）

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生産指数前月比3.3％の減少

1．概況

　平成20年6月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、化学工業、食料品・たばこ工業等が上昇したものの、輸送機械工業、一般機械工業等が低下したため、前月に比べ生産指数は3.3％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷指数も1.7％減と3カ月ぶりに低下し、在庫指数は0.3％増と3カ月連続で上昇した。
　なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は5.0％減となり、前月に引き続き前年を下回った。

2．主要業種の動向

　主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、スチール又はステンレスシャッター、橋りょう等が増加したものの、アルミサッシ、替刃等が減少したため、1.9％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷も3.3％減と3カ月ぶりに低下し、在庫は1.9％減と前月に引き続き低下した。
　機械工業の生産は、印刷機械、紡績機械等が増加したものの、懸架制動装置部品（ショックアブソーバ）、旋盤等が減少したため、4.6％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷も3.5％減と低下に転じ、在庫も3.8％減と低下に転じた。
　窯業・土石製品工業の生産は、陶磁器製タイル、生石灰等が増加したものの、ファインセラミックス、セメント等が減少したため、8.2％減と3カ月連続で低下した。また、出荷も1.0％減と前月に引き続き低下し、在庫は1.0％増と4カ月連続で上昇した。
　プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルム、プラスチック製継手等が増加し、発泡プラスチック製品、プラスチック製機械器具部品等が減少したため、横ばいとなった。また、出荷は6.2％減と低下に転じ、在庫も0.8％減と前月に引き続き低下した。
　繊維工業の生産は、織物製外衣、ニット生地染色整理等が増加したものの、ニット製靴下、合成繊維織物染色整理等が減少したため、2.6％減と3カ月ぶりに低下した。また、出荷は2.1％増と4カ月ぶりに上昇し、在庫は2.1％増と前月に引き続き上昇した。