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岐阜県鉱工業指数月報200603
岐阜県鉱工業指数(平成18年3月分)
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生産指数前月比1.5%の上昇
1.概況
平成18年3月の県内鉱工業の動向を季節調整済指数でみると、一般機械工業、化学工業等が低下したものの、電気機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業等が上昇したため、前月に比べ生産指数は1.5%増と上昇に転じた。また、出荷指数は1.1%減、在庫指数は8.3%減と、ともに前月に引き続き低下した。
なお、原指数で前年同月比をみると、生産指数は7.7%増となり、12カ月連続で前年を上回った。
2.主要業種の動向
主要業種別に季節調整済指数を前月と比べると、金属製品工業の生産は、石油温風暖房機、超硬チップ等が減少したものの、ボルト・ナット、スチール又はステンレスシャッター等が増加したため、3.0%増と前月に引き続き上昇した。また、出荷も3.3%増と前月に引き続き上昇し、在庫は1.5%減と前月に引き続き低下した。
機械工業の生産は、給排水栓類、印刷機械等が減少したものの、換気扇、懸架制動装置部品(ショックアブソーバ)等が増加したため、1.9%増と上昇に転じた。また、出荷は2.2%減、在庫は17.3%減と、ともに前月に引き続き低下した。
窯業・土石製品工業の生産は、耐火煉瓦、セメント等が増加したものの、ファインセラミックス、護岸用コンクリートブロック等が減少したため、0.4%減と前月に引き続き低下した。また、出荷は2.3%増と上昇に転じ、在庫は0.8%増と前月に引き続き上昇した。
プラスチック製品工業の生産は、プラスチック製フィルム、プラスチック製継手等が減少したものの、プラスチック製機械器具部品、プラスチック製容器等が増加したため、0.2%増と上昇に転じた。また、出荷も5.6%増と上昇に転じ、在庫は7.4%減と5カ月連続で低下した。
繊維工業の生産は、毛糸、ニット製外衣等が減少したものの、不織布、ニット製靴下等が増加したため、2.3%増と4カ月ぶりに上昇した。また、出荷は3.7%増と上昇に転じ、在庫は0.5%減と前月に引き続き低下した。