本文
更新日:平成24年6月26日
岐阜県水道事業では、瑞浪市釜戸町の釜戸減圧槽に小水力発電設備を設置し、標高差を利用して水道管内の水圧で水車を回して発電しています。この小水力発電から環境省などが進めるオフセット・クレジット(J-VER)を創出し、「環境に配慮する水道」として環境負荷の軽減に積極的に取り組んでいます。
県営水道の水道管の有効落差約15mによって生じた水圧を有効利用するため、水車を水道管内に設置し、電力会社からの電力を代替しています。
「小水力発電」の水資源量が全国1位である岐阜県においてプロジェクトを実施することによって、清流から生まれる環境価値を創造する活動を推進するとともに、水道事業体に限らず自治体などによる小水力発電の導入が期待されます。
また、清流の恵みから創出されたクレジットであるため、企業イメージの向上に役立ちます。
信頼性の高いオフセット・クレジット(J-VER)とは、環境省による「カーボン・オフセットに用いられるVER(VerifiedEmissionReduction)の認証基準に関する検討会」の議論におけるオフセット・クレジット(J-VER)制度に基づいて発行される国内における自主的な温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトから生じた排出削減・吸収量を指します。
オフセット・クレジット(J-VER)はカーボン・オフセット等に活用が可能で、市場における流通が可能となり、金銭的な価値を持ちます。そのため、オフセット・クレジット(J-VER)プロジェクトの実施者はこのクレジットを売却することにより、収益を上げることが可能です。そのため、これまで費用的な問題で温室効果ガスの削減を実施できなかった事業者等にとっては、温室効果ガス削減プロジェクトの費用の全部や一部を、オフセット・クレジット(J-VER)の売却資金によって賄うことが可能となります。
プロジェクト登録日 | 認証日 | 発行日 | クレジット量 |
---|---|---|---|
平成23年5月31日 | 平成24年5月9日 | 平成24年6月26日 | 176t-CO2 |