瑞浪市釜戸町地内における地下水汚染について

　国土交通省中部地方整備局多治見砂防国道事務所（以下「砂防国道事務所」という。）が、一般国道19号瑞浪恵那道路工事に伴い観測井戸において地下水を調査したところ、地下水環境基準を超えるヒ素が検出されたため、本日（9月9日）、砂防国道事務所から東濃県事務所に報告がありました。

1　報告内容
（1）観測井戸の概要
　所在地：瑞浪市釜戸町地内
　調査理由：一般国道19号瑞浪恵那道路工事による周辺環境への影響を把握するため、砂防国道事務所が地下水観測用の井戸を掘削し、工事着手前の水質状態を確認する調査を実施した。

（2）調査結果の概要
　地下水調査

※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。

2　汚染の原因
　　自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、現時点では不明です。
　　なお、周辺地域には、ヒ素を原料に使用する工場・事業場はありません。

3　今後の対応
（1）地下水調査について
　「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、瑞浪市の協力を得て、基準超過地点から半径500mの範囲内にある家庭及び事業場を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質検査を直ちに実施します。

（2）地域住民への情報提供について
　周辺地域は上水道が普及していますが、井戸水を利用している場合は、水質検査結果が判明するまでの間、飲用自粛を呼びかけます。
　
　※同日付けで、瑞浪市土岐町地内で発生した土壌の調査により土壌環境基準を超える鉛が検出された旨の報告があり、別途発表しています。