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県では、「清流長良川の鮎」が平成27年12月に世界農業遺産に認定されてから、関係自治体や各種団体と連携し、普及啓発や保全・活用・継承活動、国際貢献の取組みを積極的に進め、その価値を広く発信してきました。
このたび、日本、中国、韓国の世界農業遺産認定地域と交流し、研究成果や取組成果の共有を図ることを目的に、岐阜県では初となる第8回東アジア農業遺産学会を下記のとおり開催します。
令和6年8月8日(木曜日) 午前9時から午後5時(学会)
午後6時45分から午後9時(鵜飼観覧)
令和6年8月9日(金曜日) 午前8時30分から午後5時(現地視察)
学会:岐阜県庁 1階ミナモホール、20階会議室等
(岐阜市薮田南2-1-1)
鵜飼観覧:岐阜市鵜飼観覧船事務所(岐阜市湊町1-2)
現地視察:長良川流域4市(岐阜市、関市、美濃市、郡上市)
次世代へ繋ぐ農業遺産 -伝統的な農林漁業と文化-
東アジア農業遺産学会、岐阜県、世界農業遺産「清流長良川の鮎」推進協議会
農林水産省
250名程度(中国:40名 韓国:40名 日本170名)
*世界農業遺産認定地域の実践者、研究者、行政関係者等であり、一般参加者の募集は行いません。
(1)学会
〇基調講演 遠藤 芳英 FAO世界農業遺産事務局長
ホセ=マリア・ガルシア=アルバレス=コケ FAO世界農業遺産科学助言グループ委員
武内 和彦 ERAHS名誉議長
(公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)理事長)
(東京大学未来ビジョン研究センター特任教授)
ジャオ・ウェンジュン ERAHS中国事務局長
(中国科学院地理科学資源研究所准教授)
ユン・ウォングン ERAHS共同議長(協成大学校名誉教授)
〇分科会 3つに分かれ、9テーマについて各国の研究者や行政関係者が発表
分科会1 ・高校生・大学生等によるユースセッション
・農林水産業の後継者の確保・育成・定着
・伝統的な漁業の保全
分科会2 ・農業遺産を活用した農山漁村の活性化
・農業遺産ツーリズム
・農業遺産を活用した景観保護
分科会3 ・農業遺産による農産物のブランド化
・農業遺産における伝統文化の保全
・農業遺産における生態系の保全
〇基調発表 佐藤 誠 農林水産省農村振興局農村環境対策室長
シュー・ミン 中国農業農村部国際交流サービスセンター次長
イ・ジスック 韓国農林畜産食品部農村計画課総括課長補佐
〇総 括 八木 信行世界農業遺産等専門家会議委員長
〇その他 ・オープニングアトラクションとして、郡上おどりの紹介
・参加者への鮎づくしのおもてなしオリジナル弁当の配布
・研究者及び認定地域ポスターセッション(県庁1階ホワイエ)(※)
・「清流長良川の恵みの逸品」の試食販売(県庁20階清流ロビー)(※)
(※)学会当日、一般の方も見学、参加できます。
(2)鵜飼観覧
1,300年以上の歴史を誇る「鵜飼」(ぎふ長良川の鵜飼)を視察
(3)現地視察
〇視察先 4コースに分け、長良川流域4市の施設を見学・体験
岐阜市 ・長良川うかいミュージアム、鵜飼の里歩き
・岐阜市鵜飼観覧船造船所
関 市 ・刃物屋三秀関刃物ミュージアム
美濃市 ・岐阜県魚苗センター
・美濃和紙の里会館
郡上市 ・清流長良川あゆパーク
・水舟、郡上本染め等視察
・ヤナ漁視察