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東海旅客鉄道株式会社が、リニア中央新幹線岐阜県駅(仮称)新設工事に伴い、高架橋工事予定地の土壌を調査したところ、土壌汚染対策法に規定する土壌溶出量基準を超える「ふっ素」が検出されたため、昨日(12月26日)、同社から恵那県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)土壌調査地点
中津川市千旦林地内
(2)調査結果の概要
【土壌溶出量調査】
項目 |
調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 |
土壌溶出量 基準 |
基準超過 倍率 |
---|---|---|---|---|---|
ふっ素 | 1 | 1 |
0.93mg/L |
0.8mg/L以下 | 1.2倍 |
※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。
2 汚染の原因
自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、現時点では不明です。
なお、周辺地域には、ふっ素を原料に使用する工場・事業場はありません。
3 今後の対応
(1)地下水調査について
「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、中津川市の協力を得て、基準超過が確認された高架橋工事予定地から半径250mの範囲内にある家庭及び事業場を対象に、井戸水の利用状況調査及び水質調査を実施します。
(2)事業者に対する指導について
汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導しました。