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川崎重工業株式会社が、各務原市川崎町地内の事業所の敷地において土壌を調査したところ、土壌汚染対策法の指定基準を超えるカドミウム、鉛が検出されたため、本日(11月9日)、川崎重工業株式会社から岐阜地域環境室に報告がありました。
なお、この調査は、川崎重工業株式会社が土壌汚染対策法に基づき実施したものです。
1 事業所の概要
(1)名称:川崎重工業株式会社岐阜工場
(2)所在地:各務原市川崎町1番地
(3)敷地面積:727,029m2
(4)事業概要:輸送用機械器具製造
2 調査の概要
(1)調査対象:事業所の一部 約1,400m2
(2)調査期間:令和5年8月から10月
(3)調査結果の概要
項目 |
調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 (mg/L) |
土壌溶出量基準 (mg/L) |
基準 超過倍率 |
カドミウム |
20 |
1 |
0.0003 未満 ~0.0052 |
0.003 以下 |
1.7倍 |
鉛 |
20 |
1 |
0.005 未満 ~0.015 |
0.01 以下 |
1.5倍 |
項目 |
調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 (mg/kg) |
土壌含有量基準 (mg/kg) |
最大基準 超過倍率 |
鉛 |
20 |
2 |
5~300 |
150 |
2.0倍 |
※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。
※敷地内の地下水調査では、地下水環境基準を超えるカドミウム、鉛は検出されていません。
3 汚染の原因
事業所では、カドミウム、鉛の使用履歴があり、操業により土壌汚染が生じた可能性も考えられますが、原因は不明です。
4 今後の対応
(1)地下水調査について
土壌溶出量基準の超過地点から地下水の流向を考慮した半径80mの範囲内に井戸がないことを確認しているため、「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づく周辺の地下水調査は実施しません。
(2)土壌汚染対策法に基づく対応について
土壌汚染が判明した土地を土壌汚染対策法に基づく区域に指定するとともに、汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導します。
発表資料 | 報道発表資料 [PDFファイル/205KB] |
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所属 | 岐阜地域環境室環境保全係 |
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電話 | 直通:058-272-1920 |