本文
県では、今年度より田植え直後の水稲苗を食害し、稲作に甚大な影響を及ぼす国指定有害動物であるジャンボタニシ※を一斉駆除するため、県内の被害が多発する6地域を対象に「ジャンボタニシクリーン作戦」を順次実施しています。
この度、大野町、いび川農業協同組合、生産者等と県が協力し、下記のとおり作戦を実施しますので、お知らせします。
1 日時 | 令和5年6月20日(火曜日) 午前9時00分から午前10時30分 ・天候により、延期となる可能性があります。 ・駐車場の都合上、お越しになる方は、6月19日(月曜日)迄に担当者へ連絡ください。 |
---|---|
2 実施場所 | 揖斐郡大野町牛洞地域(報道発表資料参照) |
3 実施規模 | 約50ヘクタールの水田 |
4 実施内容 | 「ジャンボタニシ被害対策マニュアル(岐阜県・岐阜大学応用生物科学部、令和5年3月発行)」に基づき、田植え直後に以下の実施可能な対策を行う。 (1) ドローンによる農薬の散布 (2) 水路における成貝駆除 (3) 水路における卵塊除去 (4) トラップ設置による捕殺 |
※「ジャンボタニシ(正式名称:スクミリンゴガイ)」について
・「スクミリンゴガイ」は、1980年代前半に食用のため台湾などのアジア各国から導入されました。しかし、商業市場は発達せず、養殖業者の廃業等によって放置され、農業用水路や水田で野生化しました。その後、本種は、生育初期の水稲を加害し、稲作へ甚大な影響を及ぼすようになりました。
・岐阜県においては、岐阜、西濃、揖斐、中濃、可茂、東濃地域で確認されています(2022年調査時点、病害虫防除所調べ)。