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東海旅客鉄道株式会社が中央新幹線日吉トンネル(南垣外工区)の本線トンネル掘削工事に伴い発生した土壌を調査したところ、土壌汚染対策法に規定する土壌溶出量基準を超える「ヒ素」が検出されたため、本日(5月25日)、同社から東濃県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)調査地点
瑞浪市日吉町地内
(2)調査結果の概要
土壌溶出量調査
項目 | 調査 検体数 |
基準超過 検体数 |
調査結果 | 土壌溶出量基準 | 基準 超過倍率 |
---|---|---|---|---|---|
ヒ素 | 1 | 1 | 0.014 mg/L | 0.01 mg/L 以下 | 1.4倍 |
※非常口トンネルと本線トンネルの交点から名古屋方面へ約1,220mの地点。
※ヒ素以外の有害物質7項目についても調査を実施していますが、基準超過はありません。
2 汚染の原因
自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、現時点では不明です。
なお、周辺地域には、ヒ素を原料に使用する工場・事業場はありません。
3 今後の対応
(1)地下水調査について
今後も工事の延伸に伴い、基準値を超えて「ヒ素」が検出される可能性があるため、県は、瑞浪市の協力を得て、基準超過地点から掘削方向(名古屋方面)に900mの区間において、「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、半径250mの範囲内で井戸水の利用状況調査及び水質検査を実施します。
(2)地域住民への情報提供について
井戸水を利用している場合は、水質検査結果が判明するまでの間、飲用自粛を呼びかけます。
(3)事業者に対する指導について
汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導します。
発表資料 | 報道発表資料 [PDFファイル/196KB] |
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