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多治見市大針町地内における土壌汚染について

 東海旅客鉄道株式会社が中央新幹線第一中京圏トンネル(大森工区)の本線トンネル掘削工事に伴い発生した土壌を調査したところ、土壌汚染対策法に規定する土壌溶出量基準を超える「六価クロム」が検出されたため、本日(5月23日)、同社から東濃県事務所に報告がありました。

1 報告内容
(1)調査地点
 多治見市大針町地内

(2)調査結果の概要
  土壌溶出量調査

 
項目 調査
検体数
基準超過
検体数
調査結果 土壌溶出量基準 基準超過倍率
六価クロム 1 1 0.052 mg/L 0.05 mg/L 以下 1.04倍

※非常口トンネルと本線トンネルの交点から名古屋方面へ約70mの地点。
※六価クロム以外の有害物質7項目についても調査を実施していますが、基準超過はありません。

2 汚染の原因
  自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、現時点では不明です。
  なお、周辺地域には、六価クロムを原料に使用する工場・事業場はありません。

3 今後の対応
(1)地下水調査について
 今後も工事の延伸に伴い、基準値を超えて「六価クロム」が検出される可能性があるため、県は、多治見市の協力を得て、基準超過地点から掘削方向(名古屋方面)に、中央新幹線第一中京圏トンネル(大森工区)の工事終了地点までの区間(約30m)において、「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、半径500mの範囲内で井戸水の利用状況調査及び水質検査を実施します。なお、可児市に係る調査範囲には、井戸水を利用している箇所がないことを確認しています。

(2)地域住民への情報提供について
 井戸水を利用している場合は、水質検査結果が判明するまでの間、飲用自粛を呼びかけます。

(3)事業者に対する指導について
 汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導します。

 
発表資料 報道発表資料 [PDFファイル/202KB]

 

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