中日本高速道路株式会社が、東海環状自動車道久々利第二トンネル建設工事に伴い、事前に土壌調査を実施したところ、土壌環境基準を超えるヒ素が検出されたため、本日(4月25日)、同社から可茂県事務所に報告がありました。
1 報告内容
(1)所在地:可児市久々利地内(久々利第二トンネル)
(2)調査方法:トンネル全線(306m)を水平ボーリングにより試料採取
(3)調査結果の概要
土壌溶出量調査
調査項目:ヒ素
検体数:75
基準超過検体数:3
調査結果:0.001未満から0.042(mg/L)
土壌環境基準:0.01(mg/L)以下
※基準超過地点は、久々利第二トンネル南坑口から238mから264mの地点。
※その他の物質についても調査を実施していますが、基準超過はありません。
2 汚染の原因
自然由来による汚染の可能性が高いと考えられますが、現時点では不明です。
なお、周辺地域に工場・事業場はありません。
3 周辺地域の井戸の有無について
「岐阜県地下水の適正管理及び汚染対策に関する要綱」に基づき、周辺地下水の調査を行うため、基準超過地点から半径250mの範囲内の井戸の有無を確認したところ、井戸が無いことを確認しました。
4 事業者に対する指導について
汚染土壌の適正な管理等を行うよう指導します。
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