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ポーランド国立民族合唱舞踊団「シロンスク」のメンバーが、3月13日、岐阜市の県立加納高等学校を訪れ、生徒にダンスを指導しました。県とポーランドのシロンスク県は、2023年に「協力と友好関係の発展に関する覚書」を結んでいて、昨年度に引き続き、舞踊団との交流が実現したものです。
この日は2人のダンサーが、音楽科の生徒29名にポーランドの伝統的な舞踊曲「ポロネーズ」のステップや手の動きなど基本的な動作を指導しました。ダンサーは「常に周りを見ながら列をきれいに揃える意識が大切です。」とアドバイスしていました。初めは緊張していた生徒たちでしたが、約2時間のレッスンの最後には、複雑な動きのダンスを完成させました。
この日は、加納高校卒業生の江崎知事が視察に訪れ、生徒のダンスに笑顔で拍手を送りました。江崎知事は、「ほかの国のことを理解することは大切です。音楽やダンスは万人に共通ですので、ぜひ世界の仲間を増やしてください」と後輩となる生徒たちを激励しました。
指導を受けた生徒は、「(ダンスで)足先まで意識するのは、私たちがやっている音楽で指先まで意識することに繋がっていると思いました」とか「あいさつなどを教えていただいて、ポーランドの文化なども知ることができてとてもいい機会でした」「動きはシンプルですが、きれいに、たくさんの振りを間違えないように踊るのが難しかったです」などと話していました。