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アートの力で地域の魅力を発信しようと、「清流の国 文化探訪 南飛騨 Art Discovery」が10月19日、開幕しました。
開会式で古田知事は、「飛騨と美濃の接点であるこの地の魅力を、アートの力で掘り起こす芸術祭です。一人でも多くの方に楽しんでいただきたいと思います」と期待を寄せました。
また、総合ディレクターの北川フラムさんは、「下呂は日本列島の真ん中にあり、針を通したように垂直に清流を通じて空と川や海が繋がっていることが作品を通してわかる芸術祭になった」と話しました。
会場の下呂市萩原町にある南飛騨健康増進センター一帯には、17組のアーティストの作品が展示されています。
このうち、弓指寛治(ゆみさし かんじ)さんの作品「民話,バイザウェイ」は、地元・萩原に伝わる民話などを題材にした絵画100点あまりで、会場内のいたるところに作品が点在しています。
このほか、岐阜県内を縦貫する国道41号線沿線の風景を写真で紹介した作品や、日本画の技法で描いた巨大な巌立峡(がんだてきょう)に映像を投影した作品などが、施設の中や屋外で展示されています。
また、会期中の土曜日曜祝日には、岐阜県の工芸品など匠や食をテーマにした体験ワークショップや商品の販売を行う「マルシェ」などを行います。
「清流の国 文化探訪 南飛騨 Art Discovery」は、11月24日まで、下呂市萩原町の南飛騨健康増進センター一帯で開催しています。