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岐阜県美術館で山本芳翠・ルドン展が開催

記事ID:0391921 2024年10月4日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

 明治時代に活躍した岐阜県出身の画家 山本芳翠と、フランスの画家 オディロン・ルドンの作品を紹介する展覧会が、9月27日から岐阜県美術館で始まりました。
 開場式で古田知事は、「展覧会を通じて、岐阜県美術館の魅力を感じ取っていただきたい」とあいさつしました。
 この展覧会は、同じ画家に学び、同じ時代を生きた芳翠とルドンの個展を同時に開催するもので、2つの展覧会をあわせておよそ500点の作品や資料を展示しています。
 このうち、山本芳翠の作品 「浦島」は、おとぎ話 浦島太郎の一場面を西洋風に描いた作品です。亀に乗った浦島が玉手箱を抱えて海の上をパレードしているように描かれています。
 こちらの作品は「琉球中城之東門」(りゅうきゅうなかぐすくのひがしもん)で、現在の首里城美福門(びふくもん)前を描いたとされています。第二次世界大戦後、この絵をもとに首里城の再建が検討されるほど、描画の正確さが評価されています。
 また、ルドン初期の“黒の時代”を代表する版画作品「起源」は、9点の版画が収められています。この画集は25部しか発行されておらず、9点すべてを揃えて紹介するのは初めてです。
 「窓」は、ルドンの作品に共通して描かれた、光と影をテーマとした作品です。薄暗い室内に光を通したステンドグラスが輝いている様子が描かれています。こちらも今回が初めての展示となります。
 岐阜県美術館館長の日比野克彦さんが両作家ゆかりの地フランスをナビゲートする「アートまるケット」もあわせて開催しています。
 「PARALLEL MODE:山本芳翠、オディロン・ルドン展」は、12月8日まで岐阜市の岐阜県美術館で開催しています。

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