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オリジナルの雑煮コンテストで見事グランプリに輝いた、城南高等学校調理科3年の冨成柚凪(とみなり ゆな)さんが、8月28日、県庁を訪れ、古田知事に日本一の報告をしました。
このコンテスト「Z-1グランプリ」には全国の小・中学生、高校生から1,107点の応募があり、主催する全国調理師養成施設協会事務局の2次審査で5作品に絞られ、その後3次審査で食のプロによる実食審査が行われ2作品に絞られました。最終決戦は6月1日に大阪で行われた「第19回食育推進全国大会」で、2つの雑煮500セットを一般客に販売し美味しいほうに投票する形式がとられ、冨成さんのレシピが287票を獲得してグランプリに輝きました。
冨成さんが考案した「信長雑煮」は、織田信長が酒と干し柿を好んだことにヒントを得て、出汁に酒かすを入れて、具材には干し柿を添えているのが最大の特徴です。また、焼いて味付けされた鶏肉や豆餅、人参、大根、ホウレンソウなど全て岐阜県産の食材を使っています。
冨成さんは、「酒かすを使うと、好き嫌いが分かれるので、グランプリになれるか不安でした。評価されて嬉しかったです。」とコンテストを振り返りました。信長雑煮を試食した古田知事は、「おいしいですね。何杯でも食べられます。お正月だけでなく普段の食事にもいいですね。」と舌鼓を打ちました。
冨成さんはインタビューで「信長が好きとされた酒をイメージして酒かすを使って汁を作ったところと、上に金箔をのせて、信長の豪華さをイメージしたところを工夫しました」「将来は結婚式場で料理に関わる仕事がしたいです」と話しました。