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ヨーロッパで展示され話題を集めた美濃焼と、美濃和紙を使った「花みこし」を紹介する催しを県庁で行っています。
県庁1階のGALLERY GIFUには、昨年秋にハンガリーのヘレンド磁器博物館で開いた「美濃焼展」の展示品の中から、およそ60点を紹介しています。人間国宝による陶芸作品から家庭用の食器までさまざまな様式が並び、美濃焼が幅広い用途に用いられていることがわかります。
会場内で、ひときわ目を引くのが、高さ3メートル、直径5メートルの大きな花のオブジェの展示です。これは、毎年4月に美濃まつりで市街地に繰り出す「花みこし」の屋根に飾られている花をイメージして、イギリス・ロンドンの国立ヴィクトリア&アルバート博物館で展示したものを再現しました。
美濃市仁輪加連盟の豊澤正信会長は、「花みこしは、和紙を四隅だけピンク色に染めて、こよりを通して細い竹に巻いた花を飾ります。大人みこしは300本ほど飾り、(まつりの)当日は壮観な姿をしています。」と説明し、「15基ぐらいのおみこしがうだつの町並みを練り歩く様は本当に壮観です。子どもみこしも一緒に出てくるので、非常に雰囲気のいいお祭りです。」と話しました。
今年の美濃まつりは、4月13日に開催します。
また、会場には今年10月に岐阜県で開催する「清流の国ぎふ」文化祭2024に向けて、前回開催の石川県から昨年11月に引き継いだ国民文化祭の大会旗をあわせて展示しています。
企画展「美濃焼と花みこし展」は、岐阜県庁1階のGALLERY GIFUで3月22日まで開催しています。入場は無料です。