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<13時00分から 清流の国ぎふ女性の活躍推進フォーラムに出席>
今回で6回目となる「清流の国ぎふ女性の活躍推進フォーラム」に出席し、「ぎふ女のすぐれもの」の認定式を行うとともに、「ぎふ女の魅力」をテーマに、トークセッションを行いました。
「ぎふ女のすぐれもの」は、女性が企画・開発に参画した商品や取組の中から優れたものを認定するものです。今回は、長良川温泉女将会さんといぶき福祉会さんが開発したシロップ「紅茶蜜~風の香り・花の詩~」と、家庭保育園くっくさんの「働くママ目線から生まれた子育て支援パッケージ『kukku care』」の2つを認定し、私から認定証をお渡ししました。女性ならではの視点がこもっており、未来につながるストーリーを感じることが出来るものだと思います。
今後も、「ぎふ女」のように活躍する女性の皆さんを応援するとともに、その取組みを多くの方々に知っていただくことで、魅力ある地域づくりを目指していきたいと思います。
<15時00分から 記者会見>
3点について、記者会見をしました。
1点目は「『清流の国ぎふ』文化祭2024を終えて」について。42日間に渡り実施してきた文化祭は、11月24日(日曜日)、無事に閉幕を迎えました。県内全市町村を会場に330の多彩な文化プログラムを開催し、結果、国内外から世代を超えて延べ260万人を超える方々に参加いただきました。大会を無事かつ成功裏に終わることが出来ましたのは、関係各位のご尽力と、県民の皆さんのご理解、ご協力の賜物であり、改めて感謝申し上げます。これまでも「まつりで終わらないまつり」と言い続けていましたが、清流文化には終わりはありません。今後とも、地域の皆さんによる住民運動やアートによる地域活性化など、継続して取り組まれていくことを期待しています。
2点目は「県有施設予約システムのリニューアル」について。現在、県有施設の一部施設ではネット予約を行っていますが、今回リニューアルして、令和7年1月から県内8市町も参加し、新システムを運用することとなりました。
これにより、県施設では現在の22から105施設に大幅増。市町施設も含めると約350施設の予約ができるシステムになります。文化・スポーツ施設などの空き状況確認、予約申し込み、料金のオンライン決済(一部施設)ができるようになりますので、是非、御利用いただければと思います。
3点目は「知的財産マッチング事業(口腔ケア製品)の成果報告」について。県では、中小企業が持つ技術と、大企業が持つ開放特許をマッチングさせて、新しい商品開発につなげていこうという試みを、令和3年から初めています。今回、商品第1号が完成し、12月5日からECサイトで販売を開始することとなりましたので、お披露目しました。端緒は、昨年8月に県主催の「知財ビジネスマッチングin岐阜」で、奥長良川名水(株)さんとウェルネオシュガー(株)さんの出会い。商品化に向けて本県も伴走支援しながら、今回の早期商品化に至りました。今後も、県内中小企業の新商品開発に向けて、取組みを進めていきたいと思います。
<13時30分から 「岐阜県 大阪・関西万博シンポジウム~清流の国から世界へ~」に出席>
2025年4月13日(日曜日)から10月13日(月曜日)までの184日間、大阪・夢洲(ゆめしま)を会場に、大阪・関西万博が開かれます。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン Designing Future Society for Our Lives」。-People‘s Living Lab- 未来社会の実験場 のコンセプトのもと、161カ国・地域が参加し、約2,820万人の来場者が見込まれています。
本日(11月27日)は、国主催のシンポジウムが県庁ミナモホールで開催されましたので、出席しました。万博は、世界が一つの「場」に集う機会。世界の多様な価値観が交流しあい、新たなつながりや創造を進めていく、まさに国を挙げた一大プロジェクトです。本県も6月9日(月曜日)、10日(火曜日)に参加し、今年の「文化イヤー」のレガシーを継承する催しを、多くの県民のみなさんにご参加いただき、実施する予定です。万博という舞台に出演することで、地域の魅力を発信することはもとより、出演する方々にも、その魅力を再認識していただくことが、今後の地域づくり、人づくりにもつながっていくと思います。開幕に向けて大阪・関西万博がさらに盛り上がっていくことを期待するととともに、本県としても、しっかりと準備を進めていきたいと思います。
<12時00分から 白川村内で、日本版ベスト・ツーリズム・ビレッジ連携協議会主催のシンポジウムに出席>
ベスト・ツーリズム・ビレッジ(BTV)は、世界観光機構(UN Tourism)が、持続可能な開発目標に沿って、観光を通じて文化遺産の促進、保全、開発に取り組む地域を認定するプロジェクトです。人口15,000人以下、農業・林業など第一次産業を行っていることなどが要件とされ、国内ではニセコ町や美瑛町、白馬村など8地域、うち県内では白川村が認定されています。
今回、国内認定地域の連携を図り、情報共有や持続可能な観光の深化を目指す日本版BTV連絡協議会が設立され、記念シンポジウムが開催されましたので、私も名誉会長として出席しました。
本県では、昨年(2023年)11月、UN Tourismが推進する「持続可能な観光地づくり国際ネットワーク(INSTO)」への加入が、日本の自治体として初めて認められました。世界の観光の先進地と情報共有を図るとともに、指標に基づくモニタリングと評価を行い、観光関係者による協議会で定期的に議論を重ねているところです。今後も更なるブランド力向上を目指し、観光地の育成や、国際認証の取得を支援し、持続可能な観光地域づくりと誘客の好循環を創出していきたいと思います。今回お集まりの協議会の皆さまには、日本そして世界のサステイナブル・ツーリズムを牽引していただくことを、期待したいと思います。
<16時00分から 総理大臣官邸で、石破茂 内閣総理大臣主催の全国都道府県知事会議に出席し、「農林水産振興による地方創生の推進」に関する提言>
石破総理や関係大臣と全国の知事との意見交換会に出席しました。私自身、全国知事会農林水産物輸出拡大プロジェクトチームと農福連携全国都道府県ネットワークのリーダーを務めておりますので、農林水産振興の観点から、食材・食の対外的な魅力発信、そして農福連携について意見を述べました。
対外的な魅力発信については、先般、フランスで開催された「SIAL Paris2024」に、国、ジェトロ、全国知事会がタッグを組んで行ったプロモーションの成果を報告。引き続き、国・自治体等が連携した枠組みによる海外へのアプローチに対して、支援、強力をお願いしました。
また、農福連携についても、先月の県農業フェスティバルの一環として、全国農福連携マルシェを開催したことを報告。11月29日の「ノウフクの日」創設を契機として、国民運動として一段と強化を図るべく、力添えをお願いしました。
江藤農林水産大臣からもしっかりと取り組みたい旨、ご答弁がありましたが、今後も、国と連携しながら取り組みを進めていきたいと思います。
<19時15分から 都内で、令和6年度東京岐阜県人会懇親会に出席>
東京岐阜県人会は、首都圏在住の岐阜県出身者やゆかりのある方を会員とし、その設立は明治35年(1902年)です。現在、個人会員449名、法人会員26団体を数え、様々な取組みを通じて東京から「ふるさと岐阜」を応援していただき、大変心強く、感謝申し上げます。私からは、本県の最近のトピックスとして、「清流の国ぎふ」文化祭2024の開催結果などを交えて挨拶させていただきました。県人会の皆さんには、引き続き岐阜県の応援団として、更なるご支援、ご協力をお願いします。
<14時00分から 「『清流の国ぎふ』文化祭2024」閉会式に出席>
42日間にわたり開催してきた「清流の国ぎふ」文化祭2024も、フィナーレを迎えました。本大会の開催にお力添え、ご支援いただきました全ての皆様に、心から感謝申し上げます。
10月14日、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、能登半島地震、豪雨災害からの復興を祈念した開会式を皮切りに、県内全42市町村で330の多彩な文化プログラムを開催し、国内外から延べ260万人を超える皆さんが参加され、まさに「文化の大交流」が実現しました。
最後をかざる閉会式では、未来を担う子どもたちが、「ともに・つなぐ・みらいへ」を感じられるようダンスやバトン、合唱、演奏などで表現。グランドフィナーレでは、出演者全員で大会テーマソング「君が明日とよぶものを」を合唱しました。
また、次期開催県の長崎県の皆さんも参加され、郷土芸能「龍踊」を勇壮に演じられるとともに、大会旗を大石賢吾長崎県知事に引き継ぎました。
文化祭は本日をもって閉会しますが、清流文化には終わりはありません。「文化」の持つつながりや広がり、そしてその力に改めて思いを致し、また新たな暦(とき)を共に刻んでいきたいと思います。
<10時00分から 岐阜メモリアルセンターで、「ねんりんピック岐阜2025」開催1年前イベントに出席>
令和7年(2025年)10月18日(土曜日)から21日(火曜日)までの4日間、県内全市町村を会場に「ねんりんピック岐阜2025」を開催します。開催まで1年を切り、皆さんと一緒に盛り上げていくため、1年前イベントを開催しました。
この「ねんりんピック」は全国から集まる選手、監督をはじめ、各会場の観客の皆さんなど、延べ60万人もの方々が参加されるスポーツ、文化、健康と福祉の祭典です。
当初は2020年に開催を予定していましたが、新型コロナの影響で1年延期。2021年開催の準備も進めていましたが、叶わず中止となりました。その後、県内各地からいただいた「中止は残念。是非、開催してほしい」という声を受け、今回の開催にこぎつけた経緯があります。今大会では、初開催種目の「パドルテニス」や四半世紀ぶりとなる「ディスクゴルフ」を実施。加えて、誰でもレクリエーションに触れることが出来る種目として、「ボッチャ」「ボウリング」など25種目も実施し、過去最多となる56種目で開催します。開催まであと1年。大会成功に向けて、しっかりと準備を進めていきたいと思います。
<15時50分から ぎふ清流文化プラザで、「清流の国ぎふ 地芝居・伝統芸能フェスティバル」千穐楽公演を鑑賞。同フェスティバルの「幕切りの儀」に出席>
今年9月からスタートした「清流の国ぎふ 地芝居・伝統芸能フェスティバル」は、千穐楽公演を迎えました。本日(11月23日)は、安岐歌舞伎保存会(中津川市)、恵那文楽保存会(恵那市)、加子母歌舞伎保存会(中津川市)の順番で出演され、日頃の稽古の成果を披露しました。
今回のフェスティバルでは、県内各地で46公演を開催し、延べ12,000人以上の皆さんにご覧いただきました。観客の皆さんからの温かい拍手で、役者の芝居にも一層熱が入ったことだと思います。また、多くの皆さんが、本県の地歌舞伎、文楽、能狂言、獅子芝居という地芝居の魅力、素晴らしさを体感いただきました。今回を契機に、これからも、地域で受け継がれてきた伝統芸能が、より一層発展していくよう、皆さんと一緒になって盛り上げていきたいと思います。
<13時00分から 羽島市内で、第32回岐阜県JA大会に出席>
3年に1回、県内JAグループの皆さんが集まる大会にお招きいただきましたので、ご挨拶申し上げました。開催のお祝いとともに、本県の農業・農村の振興はもとより、高病原性鳥インフルエンザ防疫作業へのご協力や「清流の国ぎふ」文化祭2024、清流の国ぎふ総文2024へのご支援など、多大なお力添えをいただいていることに対しお礼を申し上げました。今後も農業の発展、そして県内各地域の発展に向けて、農業・農村を支える人材の育成、環境に配慮した安心で身近な農産物づくり、地域資源を活かした農村づくりなど、一層の協力・連携をお願いしたいと思います。
<15時00分から 県庁で、岐阜農林高等学校3年の田島徳文さんが、小森豊文 県相撲連盟理事長らとともに、世界ジュニア相撲選手権大会軽量級における優勝を報告>
今年9月、ポーランドのクロトシンで開催された「世界ジュニア相撲選手権大会」において軽量級(80kg未満)で優勝した田島徳文さんが、そのご報告にお越しくださいました。
田島さんは、県立岐阜農林高等学校の3年生。今年5月に行われた「第3回全日本相撲個人体重別選手権大会」で優勝し、日本代表に選ばれました。今回出場した世界大会は、トーナメント方式で行われ、ウクライナやアゼルバイジャンの選手に寄り切りや押し出しで勝利。決勝ではハンガリーの選手に上手投げで競り勝ち、見事優勝を勝ち取りました。田島さんからは、今大会の感想や、今後の抱負をお聞きしました。優勝おめでとうございます。今後の活躍を期待しています。
<11時00分から 県庁で、武岡志郎 明治安田生命保険相互会社東海地域リレーション本部長・執行役員から、がん対策のための寄附目録を受領及び感謝状の贈呈>
同社から「がん対策」のためとして寄附をいただきましたので、お礼と感謝状の贈呈を行いました。
これまでも、2020年度の「新型コロナウイルス感染症対策」に始まり、2021年度からは「地域住民の健康増進」「介護・認知症対策」「子育て支援」に、2023年度からは「がん対策」に寄附をいただいており、今回で6回目となります。寄附には、従業員の皆様による居住地や出身地などゆかりのある地域への募金も含まれていると伺いました。ご厚意に改めて感謝申し上げ、大切に活用させていただきたいと思います。
<8時30分から 県家畜伝染病防疫対策本部第1回本部員会議に出席>
<9時15分から 庄子賢一 農林水産大臣政務官、安岡澄人 同消費・安全局長、加藤勝 東海農政局次長らとオンライン面談>
<9時30分から ぶらさがり記者取材対応>
11月18日、本巣市の採卵鶏農場から死亡した鶏が増加しているとの連絡を受け、直ちに中央家畜保健衛生所職員が立ち入りしておりましたが、11月19日朝、国において高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることが確認されました。今シーズン、全国で発生しておりますが、本件で9例目となり、県内の養鶏場では昨シーズンの今年1月以来の発生です。まずは、発生農場での防疫措置を確実かつ迅速に行い、周辺農場に拡大しないよう万全を期さなければなりません。本部員会議では、現場で殺処分や消毒作業に従事する県職員をはじめ、現場で従事する全ての皆さん方の安全確保、体調管理に十分留意しながら、防疫作業を進めるようお願いしました。また、農林水産省の庄子賢一大臣政務官とオンラインで面談し、徹底した防疫措置を迅速に進めるため、国と県で連携して対応していくことを確認しました。農場の皆さんには、高い衛生意識で日々対応していただいていますが、ウイルスは一瞬の油断もならないと、改めて痛感しました。頻繁な消毒など、感染防止対策に終わりはありません。改めて、気を引き締めて進めていきたいと思います。
○殺処分は11月20日に完了しました。
<11時30分から 内陸型地震の発生を想定した総合防災訓練を指揮>
県では毎年、6月頃には豪雨を想定し、9月頃には地震を想定し、防災訓練を実施しています。今回の防災訓練は、当初9月1日開催予定でありましたが、台風第10号への対応のため、日を改めて実施しました。今回の想定は、「揖斐川-武儀川断層帯」による内陸直下地震(最大震度7)により、岐阜・中濃地域を中心に大規模な被害が発生したことを想定して、訓練を行いました。訓練には、自衛隊、岐阜地方気象台、富山県、石川県、市町村、ライフライン事業者など68機関、約550人に参加いただき、主に大規模地震発生2日目を想定し、支援部隊の運用や孤立地域対策、避難所運営などの対策について確認しました。今回は、令和6年能登半島地震の経験を踏まえ、県と市町村間の連携強化を図るため、岐阜、各務原、山県、瑞穂、揖斐川の各市町も災害対策本部を立ち上げる形で参加し、オンラインで被害状況の共有や支援要請などを行いました。本県では、「能登半島地震に学ぶ」という姿勢で震災対策の見直しを進めており、来年(2025年)1月を目途に最終報告を取りまとめる予定です。本日の訓練結果もしっかりと検証し、反省点を洗い出した上で、災害対応力の強化につなげていきたいと思います。
<11時00分から 岐阜市内で、全建総連岐阜建設労働組合県本部創立60周年記念式典に出席>
全建総連岐阜建設労働組合県本部は、昭和40年(1965年)5月に結成され、今年で創立60周年。大工や左官、板金、塗装、電気工事など、建設業の生産現場に従事する技能者が個人加入する組織で、現在の組織人員は、約7100人。日頃から安全確保と処遇改善を通じた建設業の魅力向上に取り組んでおられます。本日(11月17日)、同組合が60周年の節目を迎え、記念式典が開催されましたので、ご挨拶申し上げました。本県としても、建設業における労働環境の更なる改善や人材育成等の積極的な取組みを支援するとともに、建設現場におけるICTを用いた作業の効率化、省人化など、生産性向上への取組みも進めていきますので、引き続き、本県発展にご尽力いただきますようお願いします。
<14時00分から 岐阜メモリアルセンターで、「清流の国ぎふ千人の第九」コンサートを鑑賞。アンコール曲「ふるさと」を指揮>
岐阜メモリアルセンターの「で愛ドーム」を会場に、ベートーヴェン「交響曲第9番を響かせる「清流の国ぎふ千人の第九」コンサートを鑑賞しました。
このコンサートには、公募により結成した約1000人の合唱団が参加。下は小学生から上は90歳代まで、また、そのキャリアもベテランから未経験者までと、幅広いメンバーで構成されており、この日に向けて、県内(岐阜市、可児市、高山市)の会場で練習を重ねてこられました。本番は、本県出身の4名のソリストとともに、本県を代表する岐阜県交響楽団の演奏で、交響曲第9番を高らかに響かせました。また、私もアンコールで「ふるさと」の指揮を振るい、会場の皆さんが一体となって歌っていただきました。圧巻の迫力とともに、一人ひとりの思いが伝わってくる、そんな素晴らしいコンサートを堪能しました。
<11時30分から 県庁で、県災害対策本部員会議に出席。原子力災害の発生を想定した防災訓練を指揮>
福井県嶺南の地震により関西電力美浜発電所で事故が発生したと想定して、防災訓練を実施しました。約460名の関係者が参加し、原子力災害発生時における県の初動体制と本部体制の運営、国・県・市町村・関係機関の連携などについて確認しました。また、今回の訓練には、県防災会議原子力専門部会の井口部会長や、内閣府の斉藤地域原子力防災推進官らも参加され、ご意見もいただきました。原子力発電所で、ひとたび災害が発生すれば、その影響は広範囲に、かつ長期に及ぶ恐れがあります。起こりうる様々な事象について想像力を働かせ、指示や準備は常に先手、先手で行うことが、県民の安全を守ることにつながります。この訓練を通じて見つかった課題は、しっかりと検証し、今後の改善につなげるとともに、平時から関係機関との連携を密にしながら、万が一の事態に備えていきたいと思います。
<15時00分から J3リーグ「FC岐阜 対 大宮アルディージャ」戦を観戦>
FC岐阜の今季ホームゲーム最終戦を観戦しました。相手チームは、J3優勝を決めている大宮アルディージャ。FC岐阜にとってJ2昇格に向けて絶対に負けられない試合でしたが、前半から先制を許し、後半は反撃したものの、結果は2-2のドロー。チームは14勝8分け15敗で、J3リーグ暫定10位となり、J2への昇格の道も消滅しました。
本戦には、8,000人を超えるファン・サポーターの皆さんが長良川競技場に集い、熱い声援を選手の皆さんに送られていました。選手にとって、間違いなく大きな力になったと思います。この声援に応えるためにも、来季こそはJ2昇格を勝ち取り、岐阜を一層盛り上げていただくことを期待しています。
<9時30分から 長良川国際会議場で、「第35回全国介護老人保健施設大会岐阜」開会式に出席>
全国の老人保健施設の関係者が集う「第35回全国介護老人保健施設大会岐阜」が岐阜市内で開催されましたので、出席しました。
この全国大会は1990年から開催されており、本県での開催は初となります。本日(11月14日)と明日、2日間に渡って、講演会やシンポジウム、福祉・医療機器展が開催されるほか、市民公開講座なども予定されています。
介護保険制度は、高齢者人口がピークを迎える2040年頃を見通すと、介護ニーズの高い85歳以上人口が急増する中、生産年齢人口が急減し、介護人材の確保が益々厳しい状況になると見込まれるなど、持続可能な制度の確立が重要な課題となっています。本県では、介護人材の確保・育成・定着、職員の処遇改善等の取組みを進めており、また、今年8月には「岐阜県介護生産性向上総合相談センター」を設置し、各種相談、支援にワンストップで対応しているところです。今大会を契機に、全国の皆さんが培われた経験等を共有され、現場の様々な課題の解決に向けて、着実に前に進むことを期待しています。
<14時00分から 「『清流の国ぎふ』DX推進フォーラム」に出席>
デジタル時代の思考法や芸術分野におけるテクノロジーと文化創造との協働をテーマに、「清流の国ぎふ」DX推進フォーラムを開催しました。デジタルトランスフォーメーション(DX)が進展した後の世界の展望を、 (一社)日本ディープラーニング協会理事の西山圭太さん、アーティスト・プログラマの真鍋大度さんに、お話しいただきました。
企業の事例を取り上げながら、DXをスタートする視点、組織でDXを起こすためのポイントなど示唆に富む内容で、参加された皆さんも、DXとはこういうことなのか、と気づきを得ていただいたと思います。
ご参加の皆さんには、今回のフォーラムで学んだこと、新たな視点、発見、気づき等を持ち帰っていただき、事業の生産性向上や地域の課題解決に活かしていただくことを期待しています。
<11時20分から 高山市内で、11月16日に開館予定の「ひだ木遊館 木っずテラス」を視察>
<12時00分から 飛騨・世界生活文化センターで開催中の「『匠の国ぎふ』の技を支える道具展」を視察>
<14時00分から 下呂市内の南飛騨健康増進センターで開催中の「清流の国 文化探訪『南飛騨 Art Discovery』」を視察>
本日(11月13日)は、飛騨地域で3施設を視察しました。
一カ所目は高山市西之一色町の「ひだ木遊館 木っずテラス」へ。11月16日にオープン(一般利用は翌17日から)する県内2カ所目の「ぎふ木遊館サテライト施設」です。今回オープンする同館は、高山市の所有施設「飛騨高山・森のエコハウス」を改修して整備され、ぎふ木遊館と同様、木製遊具や木のおもちゃでの遊びを通じた木育体験ができる環境となっています。高山市をはじめ多くの皆さんに長く愛される施設になることを期待しています。
二カ所目は飛騨・世界生活文化センターへ。10月14日から11月24日まで開催中の「匠の国ぎふ」の技を支える道具展を視察しました。
本県の良質な木材、豊富な水は、飛騨の木工、美濃和紙、関の刃物、東濃の陶磁器などの匠の技を生み出し、今日まで受け継がれています。その一方で、制作や保存・修理等に必要となる「道具」を作る職人が全国で急減しており、伝統の継承には道具の保存伝承も重要となっています。このようなことから、文化イヤーの今年、林業や伝統建築、祭屋台など各分野で使用される道具・原材料などを紹介する企画展を開催しています。是非、お越しいただき、県内地場産業の魅力を再発見いただくとともに、道具の重要性を考える機会となればと思います。
三カ所目は下呂市の南飛騨健康増進センターへ。先般、開会式に出席しましたが、今回は「清流の国 文化探訪『南飛騨 Art Discovery』」の作品をじっくりと鑑賞しました。同センターの敷地一帯をフィールドに、アーティストの皆さんが、地域を題材にした作品を展開しています。こちらも開催は11月24日まで。是非とも、足を運んでいただき、南飛騨の豊かな自然と美しい風景に触れながら、身体全体でアートを感じていただけたらと思います。
<「ひだ木遊館 木っずテラス」についてはコチラ>
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/394947.html
<「『匠の国ぎふ』の技を支える道具展」についてはコチラ>
https://gifu-bunkasai2024.pref.gifu.lg.jp/koku-shou-bunsai/event/industry-culture/p11791/<外部リンク>
<「清流の国 文化探訪『南飛騨 Art Discovery』」についてはコチラ>
https://minamihida-art-discovery.pref.gifu.lg.jp/<外部リンク>
<11時00分から 美濃加茂市内で、河合雅子 ぎふ善意通訳ガイドネットワーク会長の案内で「大使領事の一字書展」を鑑賞>
美濃加茂市にある中部国際医療センターで開催中の「大使領事の一字書展」を鑑賞しました。この展示会は、本県と交流があるモロッコやリトアニア、アメリカ、ポーランドなど7カ国の駐日大使又は駐名古屋領事から寄せられた書が展示されています。事務局のぎふ善意通訳ガイドネットワークの河合会長からご説明いただきながら、皆さんの書を鑑賞しましたが、各国大使の平和への思いが伝わってくるとともに、改めて、ここに至る出来事を思い出しながら、じっくりと見せていただきました。
<13時30分から ぎふワールド・ローズガーデンで、国際園芸アカデミー開学20周年記念式典に出席>
可児市にある県立国際園芸アカデミーは、平成16年(2004年)、2年制の園芸系専門課程を有する専修学校として開学しました。今年で20周年を迎えましたので、本日(11月12日)、記念式典を開催しました。
本校の卒業生は、この20年間で約400人。職業園芸人として第一線で活躍できる人材の育成を目指しており、卒業生の皆さんは、生産法人や生花店、園芸店、造園設計、公園管理など、花と緑に関する分野で幅広く活躍されています。また、その技術レベルは、技能五輪全国大会において上位入賞者を数多く輩出するなど、非常に高度なものとなっています。さらに、令和5年度(2023年度)からは、「ぎふワールド・ローズガーデン」にサテライト施設を整備し、敷地内でより実践的に学ぶことが出来る環境づくりに取り組んでいるところです。
今後、令和7年(2025年)4月には、本県で「第42回全国都市緑化ぎふフェア」が、令和9年(2027年)には横浜市で国際園芸博覧会が開催されるなど、花と緑に関する全国的、国際的なイベントが目白押しです。このような機会にも本校の生徒が参加し、経験を積むなどしながら、これからも、より活躍できる人材を輩出する学校となるよう努力していきたいと思います。
<11時00分から 県庁で、西村寿文 全国農業協同組合連合会岐阜県本部長、加藤一美 県園芸特産振興会果樹部会かき専門部長らから、ブランド柿「天下富舞」を受領>
高級ブランド柿「天下富舞」の生産者の皆さんが、10月31日の初競りの結果報告と今年の生産・販売状況の報告に、お越しくださいました。
「天下富舞」は、県が開発した柿の品種「ねおスイート」の中でも、糖度が20度以上と高く、大きく、色・形の良い果実です。その食感はサクサクとしており、甘さは一般的な果物の糖度「いちご8.5」「メロン10.3」「甘柿15.9」と比べても突出しています。特に最高級に位置付けされる「天下人」は、糖度25度以上。初競りでも、最高等級「天下人」が3年連続で、2個100万円の高値で売買されました。
近年は、タイや香港、フランスなど海外各国への輸出に向けた取組みも進めていますが、ブランド柿として、益々注目が高まってきています。これからも県が誇るトップブランドとして邁進していただき、多くの方々においしく召し上がっていただければと思います。
<15時00分から 岐阜市内で、水野明久 (一社)中部経済連合会長ら同連合会役員との意見交換会に出席>
毎年、中部経済連合会(中経連)の主催により、中経連の事業と中部圏各県・市の重点事業について相互理解を深め、当面の諸課題について意見交換を行う場を5県1市(岐阜、長野、静岡、愛知、三重と名古屋)それぞれに設けていただいており、本日は両副知事や関係部局長とともに出席しました。
中経連は、中部地域で活動する約770の企業、団体等で構成され、地域経済・産業の振興、リニアや高規格道路など交通インフラの整備、地域を支える人材育成や観光振興など、広域的課題の解決に向けて積極的に調査や提言を行っておられます。
会議では、中経連から次世代モビリティやカーボンニュートラル、イノベーションなどの活動について説明があり、当方からは産業への未来投資、災害対応力の強化、観光や文化などの取組みを紹介しながら、幅広い意見交換ができました。リニア開業の効果をいかに高めていくかといった話題もありましたが、今後も、より一層連携しながら取組みを進めていきたいと思います。
<14時00分から 岐阜市内で、コビロフ・ルスタム ウズベキスタン・サマルカンド州副知事、ムクシンクジャ・アブドゥラフモノフ 同国駐日特命全権大使、伊藤博之 同国在名古屋名誉領事とともに「ウズベキスタン経済・投資、観光・文化セミナー」に出席>
本県とウズベキスタン・サマルカンド州との交流事業として、同国の経済、投資、観光、文化をテーマとするセミナーを開催しました。
サマルカンド州は、ウズベキスタンの首都タシケントから高速鉄道で西に2時間。「青の都」「シルクロードの要衝」として知られていますが、人口は約368万人、面積は1.6万km2で岐阜県の約1.5倍です。主要農産物は綿花や果実(ぶどうなど)、主要産業は自動車組立、たばこ製造、食品加工、観光などです。
今年7月、私自身、同州を訪問し、駐日ウズベキスタン大使館の全面支援をいただき、両県州の間で今後の交流に向けた基本合意書に調印しました。今回のセミナーには、サマルカンド州のコビロフ・ルスタム副知事をはじめ州政府関係者の皆さんにお越しいただき、経済や観光など、様々な面から、ウズベキスタンとサマルカンド州についてご説明いただきました。この機会をきっかけとして、今後の更なる交流につながることを期待しています。
<10時00分から 県庁で、令和6年秋の叙勲伝達式に出席>
令和6年秋の叙勲は岐阜県全体で71名の方が受章されました。本日(11月6日)は、総務省、厚生労働省、こども家庭庁関係で県による伝達となる21名の皆さまにお集りいただき、勲章を伝達しました。
皆さまには、地方自治、社会福祉、保健衛生、それぞれの分野で研鑽を積まれ、永年にわたってご活躍されました。今日の岐阜県が築かれ、安全安心な暮らしは、皆さまの永年におけるご尽力の賜物であり、これまでのご功績に感謝申し上げます。今回の栄えある受章は、人生の一つの偉大な到達点であると同時に、新たなスタートでもあります。引き続き、皆さまの豊富な経験やお知恵をお貸しいただくとともに、後進へのご指導もご期待申し上げます。今後もご健康には十分に留意され、ますますご活躍いただくよう願っております。誠におめでとうございました。
<14時00分から 岩井豊太郎 県農業会議会長らから、令和7年度県の農政施策及び予算編成に関する意見書を受領>
<14時35分から 櫻井宏 県農業協同組合中央会代表理事会長・県農協農政連盟会長らから、令和7年度県農業施策等に関する要請書を受領>
県の令和7年度予算編成の時期に合わせ、県農業会議とJAグループの皆さんから農業施策に関する意見書、要請書をいただきました。
県農業会議は、市町村の農業委員会や農業団体等で構成されており、農地利用の最適化支援や担い手育成などを担っておられます。今回、農業を支える多様な担い手の育成・確保や県産農畜水産物の輸出拡大、次期「ぎふ農業・農村基本計画」の策定、普及指導体制の強化など19項目について、要望いただきました。
また、JAグループは、県農業協同組合中央会や県厚生農業協同組合連合会、全国共済農業協同組合連合会岐阜県本部などで構成されており、県産農畜産物の生産・販売、資金貸付、保険事業、病院経営などを担っておられます。
今回、合理的な価格形成に向けた施策の強化や環境負荷低減対策への支援、生産資材価格の価格高騰への万全な支援のほか、医療機関への支援など、大きく11項目について、要請いただきました。
しっかりと受け止め、十分に内容を検討させていただきたいと思います。
<15時10分から 西濃運輸空手道部の辻一寛 主将、伊東大希 選手、東佐江子 選手ら同部選手が、若井敦子 同顧問・県議会議員、加藤周治 同部長、本間絵美子 同監督とともに、「第4回全日本実業団空手道選手権大会」の男子組手競技団体戦・個人戦及び女子形競技個人戦における優勝報告>
西濃運輸空手道部の皆さんが、今年9月、兵庫県尼崎市で行われた「第4回全日本実業団空手道選手権大会」の優勝報告にお越しくださいました。
同部は、西濃運輸さんが「ぎふ清流国体」の空手道競技のサポート企業となったことがきっかけで、2007年に設立。2012年の国体後も、全日本空手道選手権大会をはじめ、全国大会等で活躍されています。
今回の成績は、男子組手競技団体戦で連覇。個人戦では男子組手競技で伊東大希選手が、女子形競技で東佐江子選手が優勝されました。主将の辻一寛選手や伊東選手、東選手からは、連覇できたことへの嬉しさや、今冬に控える全日本選手権への意気込みなどを伺いました。優勝、おめでとうございます。さらなる活躍を期待しています。頑張ってください。
<15時00分から 小野木孝二 (一社)日本福祉用具供給協会理事長とともに、同協会との「災害時における福祉用具等物資の供給等協力に関する協定」締結式に出席>
災害発生時において、避難所で必要とされる福祉用具等の物資を確保していくため、県と(一社)日本福祉用具供給協会さんと協定を締結しました。
同協会は、全国で福祉用具のレンタル事業を営む企業の皆さんで構成される団体です。能登半島地震においては、避難先である福祉施設で必要となる介護ベッドを供給する体制を整備され、多くの方々を迅速に避難先に受けれることにつながっています。今回、協定を締結することにより、災害発生後、介護ベッドや車いす、スロープのほか、シーツなどの衛生用品も含め、県の要請に基づき、指定の場所に搬入いただく流れとなります。これまでの経験やノウハウをもとに、円滑に支援いただけることとなり、大変意義深いものと考えています。各地で災害が頻発していますが、今回の協定を契機として、さらに気を引き締めて災害対策に取り組んでいきたいと思います。
<15時20分から 記者会見>
「清流の国ぎふ」文化祭2024の開催状況について、記者会見をしました。
10月14日から11月24日まで、42日間に渡って開催していますが、いよいよ後半戦に差し掛かってきました。前半を振り返りますと、天皇皇后両陛下の御臨席のもと、3,000名を超える方に参加いただき、開会式を盛大に開催。開会式では、全42市町村が制作した「ちーオシスタチュー」が会場の上空に飾られる中、応援大使の案内のもと、様々な芸能・舞踊の実演などのパフォーマンスを通じて、大いに清流文化を発信できたと思います。
また、「清流の国ぎふ 地芝居・伝統芸能フェスティバル」では、10月末までに28公演、延べ64,000人の方にご来場いただきました。今月12日(火曜日)には、歌舞伎俳優の中村獅童さんをお招きして、ぎふ清流座で「中村獅童トーク&歌舞伎舞踊」を予定しているほか、11月末まで各地で開催します。10月19日には下呂市で「南飛騨 Art Discovery」が開幕。初日は大雨でありましたが、700名の方にご来場いただき、自然の中でアートを通じて地域の魅力を感じていただきました。こちらは11月24日までとなっています。
<「清流の国ぎふ」文化祭2024についてはコチラ>
https://gifu-bunkasai2024.pref.gifu.lg.jp/koku-shou-bunsai/<外部リンク>
<南飛騨 Art Discoveryについてはコチラ>
https://minamihida-art-discovery.pref.gifu.lg.jp/<外部リンク>
<18時00分から 岐阜市内で、県中小企業団体中央会役員交流会に出席>
県中小企業団体中央会役員交流会に出席し、ご挨拶申し上げました。
中央会は、昭和30年に設立された中小企業組合の設立、運営の指導を行う団体で、現在、497組合が会員となっています。「連携の力で無限の可能性にチャレンジ!」のスローガンのもと、中小企業の新事業展開やDX導入、自動車産業のEV化対応などの支援に積極的に取り組まれているほか、生産性向上・省力化に向けた国の補助金の事務局も担うなど、企業に寄り添った支援をいただいています。深刻な人手不足、円安、コスト高騰など厳しい経済情勢ではありますが、地域経済の再生・活性化に向けて、今後とも一層のご支援をお願いしたいと思います。
<16時30分から 美濃加茂市内で、ラシャッド・ブフラル 駐日モロッコ王国特命全権大使の「県・モロッコ王国交流記念特別講演会」を聴講。同大使に対し、同国と県との友好関係発展への功績を称え、県特別功労者表彰状を授与>
モロッコ王国と本県とのこれまでの交流を記念し、駐日モロッコ王国のブフラル大使をお迎えして講演会を開催しました。テーマは、モロッコの観光や手工芸。モロッコは、ヨーロッパ、アラブ、アフリカが交じり合った独自の文化を保持しており、また豊かな文化遺産、美しい山、砂漠、ビーチなど様々な観光資源に恵まれ、世界中から観光客が訪れています。
そもそも、本県とモロッコ王国との交流は、2005年、「愛・地球博」の展示品を、「世界イベント村ぎふ」の秋祭りで展示したことがきっかけで始まっています。その後、2007年にはウジュダ・アンガット府と、2018年にはマラケシュ=サフィ州との友好交流の覚書を交わすとともに、美濃加茂市内に在岐阜モロッコ王国名誉領事館が開設されるなど、約20年に渡り、幅広い交流を続けています。
また、ブフラル大使には、2016年の就任以来、自治体間交流や名誉領事館開設をはじめ、ぎふワールド・ローズガーデン内にある「モロッコガーデン」の改修など、モロッコ王国と本県との交流の発展に多大な貢献をいただきました。これまでのご尽力に感謝申し上げますととともに、本県から大使へ特別功労者表彰を授与させていただきました。
<14時00分から 県図書館で、紺野美沙子 同館名誉館長による朗読会「茨木のり子の世界~昭和の名曲とともに~」を鑑賞>
<15時30分から 左官職人の挾土秀平氏の案内で、「挾土秀平展」を鑑賞>
<16時20分から 県庁で、文化芸術共創プログラム「総括フォーラム」リレートークを聴講>
本日11月3日は文化の日。県内各地で文化行事が開催されており、私も3つの行事に参加しました。
1つ目は、紺野美沙子県図書館名誉館長による朗読会へ。
紺野さんには、平成28年(2016年)から名誉館長に就任され、近年では、県図書館以外でのアウトリーチ事業として、各務原市や揖斐川町などでも朗読会を開催しています。今回の朗読会は、代表作「わたしが一番きれいだったとき」「自分の感受性くらい」で有名な詩人・茨木のり子さんの世界。茨木さんが遺した数多くの作品の中から、選りすぐった詩を、彼女が生きた昭和の名曲(「愛の讃歌」、「川の流れのように」など)の演奏と共に、朗読。情感にあふれた朗読と音楽のコラボレーションを堪能しました。
2つ目は、県図書館で開催中の「挾土秀平展」へ。挾土さんは、土、砂、石炭、藁など、自然素材の質感や色を活かしたストーリーのある壁を制作しています。NHK大河ドラマ「真田丸」の題字・タイトルバックのほか、本県でも新県庁舎1階の「岐阜に舞う」や、岐阜関ケ原古戦場記念館エントランスホールの「関ケ原の合戦」を手がけていただいています。この展覧会は、県図書館1階で11月2日(土曜日)から17日(日曜日)まで開催しており、10点以上の挾土さんの作品を展示しています。また、今回、能登半島地震の復興を祈念し、能登の土や、がれき、土壁などを使用して、新たに制作された作品もあります。是非、足を運んでいただき、実際に間近で作品をご覧いただきたいと思います。
3つ目は、文化芸術共創プログラム「総括フォーラム」リレートークへ。
この文化芸術共創プログラムとは、文化芸術の「共創」を生み出す力を活用して社会や個人のさまざまな課題を解決することを目指し、文化や芸術活動を通じて多様な人々がまじりあい、地域の紡ぎ手になるためのプログラムです。令和5年度から6年度にかけて、県内各地で映像や身体表現、音楽など、多彩なワークショップを実施してきました。今回、その成果や記録を、リレートーク方式で発表する総括フォーラムを開催し、聴講しました。改めて、今回の国文祭のキャッチフレーズ「ともに・つなぐ・みらいへ~清流文化の創造~」とありますが、一人ひとりがともに輝く「共生・共創社会」の実現を目指していきたいと思います。
<14時00分から サラマンカホールで、「ぎふ・リスト音楽院マスターコース」創設30年目を記念した「海外交流ガラコンサート」を鑑賞。同コースでの指導に携わったリスト・フェレンツ音楽院のクトニャンスキー・チャバ副学長ら及び岐阜県ハンガリー友好協会 山田實紘会長に感謝状を贈呈>
ぎふ・リスト音楽院マスターコ―スの創設から30年目を迎えたことを記念して、同音楽院の教授と国内外で活躍する同コース修了生による演奏会を鑑賞しました。
このマスターコースは、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3部門があり、毎年各10人の受講者が、リスト音楽院から招へいした教授による公開レッスンを受けるものです。希望者は音楽院への留学選考会の試験を受験することができ、合格者は音楽院のパートタイムコース(1年更新制)に入学。その後、5年間のフルタイムコースへの受験が可能となります。創設から30年を経過しましたが、受講者の皆さんは、国内外のコンクールで優秀な成績をおさめるとともに、ソロリサイタルを開催したり、大学で後進の育成に注力するなど、それぞれの場所で活躍されています。
今回のコンサートでは、修了生の皆さんによるチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」や、3人の教授によるドヴォルザークの「ドゥムキー」が演奏され、素晴らしいコンサートを堪能しました。
また、演奏終了後には、指導に携わられたリスト・フェレンツ音楽院や3名の教授、そして県ハンガリー友好協会の山田会長に対して、多年にわたり本県の音楽文化の発展に多大な貢献をされましたことに感謝状をお渡ししました。